中嶋朋子がいざなう 音楽劇紀行|第三夜
ロマン派オペラⅠ~イタリア・オペラ

バロック・オペラからミュージカルへ ~音楽劇の歴史を追う(全6回)

2017年6月14日(水)

19:00開演(18:30開場)

全席指定7,000円(税込)

第三夜のメインテーマは「ロマン派オペラⅠ」。第一夜にも出演し、その伸びのある美しい歌唱と豊かな表現力、圧倒的な存在感を誇るソプラノ森谷真理、リリックな美声で引っ張りだこの人気テノール鈴木准、輝く歌声と豊かな音楽性でオペラ界を牽引するバリトン与那城敬という最強の布陣で、華やかなイタリア・オペラの世界に皆様を誘います。そして第二夜に出演、そのクリスタルヴォイスが大きな反響を呼んだサラ・オレインも再び登場。
朗読や演技で各時代をつないでいく中嶋朋子とともに、バロック時代から現代までの音楽劇の旅をお楽しみください。

[総合プロデューサー]

田尾下哲

[台本]

長屋晃一

[出演]

中嶋朋子(案内人)
加藤昌則(音楽監督 / ピアノ)

森谷真理(ソプラノ)
鈴木准(テノール)
与那城敬(バリトン)
サラ・オレイン(アーティスト)

※出演予定だった小此木まりさんは都合により出演できなくなり、代わりにサラ・オレインさんの出演が決定いたしました。

[プログラム]

【バロック・オペラ】

ヘンデル:歌劇「タメルラーノ」より
力強く嬉々として死に臨みたい [鈴木]

【古典派オペラ】

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より
何たることだ!直ちに行って [森谷、鈴木、与那城]
あなたはもう訴訟に勝っただと! [与那城]

【ロマン派オペラⅠ~イタリア・オペラ】

ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より
人知れぬ涙 [鈴木]

ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」より
麗しい光が [森谷]

ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より
そうだ、復讐だ、恐ろしい復讐だ [森谷、与那城]

プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より
ミミ!...ここならあなたに会えると思って [森谷、与那城]

レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」より
ネッダ! ...シルヴィオ! こんな昼間に [森谷、与那城]

【ロマン派オペラⅡ】

ビゼー:歌劇「真珠採り」より
聖なる神殿の奥深く [鈴木、与那城]

【オペレッタ】

レハール:喜歌劇「微笑みの国」より
君はわが心のすべて [鈴木]

【ミュージカル】

ロイド=ウェバー:ミュージカル「オペラ座の怪人」より
スィンク・オブ・ミー [サラ]

バーンスタイン:ミュージカル「ウェスト・サイド物語」より
ひとつの心 [サラ、与那城]

[プロフィール]

田尾下哲(総合プロデューサー) Tetsu Taoshita, general producer

1972年兵庫生まれ、横浜育ち。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。ドイツ人演出家ミヒャエル・ハンペに西洋演劇、演出を学ぶ。2000年から演出家として活動。03年から09年まで新国立劇場に所属し、オペラ・チーフ演出スタッフを務めた。これまでにアンレアス・ホモキ、フィリップ・アルロー、キース・ウォーナー、ジョナサン・ミラー、野田秀樹等の助手を務める。09年、チューリヒ歌劇場「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」で、共同演出・振付を担当しヨーロッパ・デビュー。近年の演出代表作は、オペラでは二期会「チャールダーシュの女王」、「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」、びわ湖ホール「リゴレット」、あいちトリエンナーレ「蝶々夫人」、一柳慧新作「ハーメルンの笛吹き男」(作・演出)、日生劇場「カプレーティ家とモンテッキ家」、新国立劇場「スペース・トゥーランドット」(作・演出)、「フラディアヴォロ」(台本・演出)など、ミュージカルではホリプロ「天才執事ジーヴス」、「ボニー&クライド」、東宝「ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド」、フジTV「プロミセス・プロミセス」、リリック「ザ・クラブ」、日生劇場「三銃士」など、芝居では朗読劇「ガラスの動物園」、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」、「プライヴェート・リハーサル」(作・演出)など多数。15年8月に宮川彬良新作オペラ「ブラック・ジャック」、9月に平幹二朗主演「王女メディア」、12月に神奈川県民ホール40周年記念公演「金閣寺」、16年11月に日生劇場「後宮からの逃走」を演出。今後は自作(長屋晃一修辞・ドラマトゥルク)「プライヴェート・リハーサル」、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」の英語版のプロジェクトも進行中。


(C)北山宏一

加藤昌則(音楽監督 / ピアノ) Masanori Kato, music director / piano

作曲家・ピアニスト。神奈川県出身。東京芸術大学作曲科を首席で卒業し、同大学大学院修了。在学中より自作自演による活動を始め、コンクール等にも自演により入選、入賞の経験を持つ。作曲家としても、東京芸術大学打楽器アンサンブルコンサートの学生公募作品の代表として選ばれ初演された他、アジアミュージックフォーラム韓国公演に日本代表として参加など、実績を積む。活動は、その後海外にも向けられ、ロンドンのセント・ジェームス教会(イギリス赤十字社主催)や、イタリアなどでも自作品によるコンサートを開き好評を得る。これまでにNHK-FM「FMリサイタル」、「名曲リサイタル」などに出演、自作品を演奏し、放送終了後、リスナーからの問い合わせが多数寄せられるなど、反響を呼んだ。2001年4月、デビューCD「SOLOS」(アートユニオン/ART-3067)を発売。02年10月には、同CDの収録曲の楽譜集も出版。03年1月、女声合唱組曲「5つのソネット」の楽譜を出版し、同年3月、ムジークフェライン・ブラームスザールにてウィーンデビューを果たした。05年6月、日本を代表するクラシカル・サクソフォン奏者、須川展也からの委嘱により、「スロヴァキアン・ラプソディ~サクソフォンとオーケストラのための~」を作曲、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演(サントリーホール)で初演され、好評を博した。同作品は、須川展也のアルバムにも収録され(金聖響指揮、東京交響楽団)、また09年3月ブラティスラヴァにても演奏され満場の喝采を浴びた。06年自身初のオペラ作品「ヤマタノオロチ」を発表、日経紙上などで絶賛される。神奈川フィルの定期演奏会で新作「刻の里標石」(ときのマイルストーン)を初演し、高い評価を受けた。(同作品は、08年3月、東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念公演にて再演された)07年秋、「個典」を開催。09年4月、宮本益光作詞による合唱組曲「あしたのうた」が音楽之友社より出版された。12年≪福島復興・復活オペラプロジェクト≫作品「白虎」。(13年第11回佐川吉男音楽賞受賞。)13年管弦楽曲「Legends in the Sky」、14年連作歌曲「二本の木」(王子ホール委嘱作品)など話題作を発表。15年NHK全国学校音楽コンクール小学校の部の作曲(作詞:日野原重明)を務める。作品はオペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評がある。村治佳織、山形由美、宮本益光、奥村愛など多くのソリストに楽曲提供をしており、共演ピアニストとしても評価が高い。いわゆる「現代音楽」とは全く異なる視点で書かれた、美しく斬新な抒情性に満ちた作品は、多くの愛好者を持っている。独自の視点、切り口で企画する公演や講座などのプロデュース力にも注目を集めている。


(C)北山宏一

中嶋朋子(案内人) Tomoko Nakajima, navigator

東京都生まれ。国民的テレビドラマと呼ばれた「北の国から」で22年の長きにわたり螢役を務める。以後、映画、舞台へも活躍の場を広げ、実力派として高い評価を得る他に、朗読、執筆、講演でも独特の感性を発揮。根強いファンを持つ。エコロジストとしてのやわらかなライフスタイルも注目を集め、そのしなやかな自然観が共感をよんでいる。2009年、舞台「ヘンリー六世」(作/ウィリアム・シェイクスピア演出/鵜山仁)のマーガレット役で、第44回紀伊国屋演劇賞個人賞、第17回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。現在、TBSラジオ「文学の扉」(毎週日曜21時~)でパーソナリティーを務める。15年9月19日~10月4日、舞台「語る室」(作/演出前川知大)に出演。17年5月には映画「美しい星(監督/吉田大八)」「家族はつらいよ2(監督/山田洋次)」が公開予定。


(C)北山宏一

長屋晃一(音楽学者 / 脚本家) Koichi Nagaya, musicologist / script writer

國學院大學文学部史学科を卒業した後、慶應義塾大学大学院文学研究科にて音楽学を学ぶ。19世紀イタリアの舞台上演を研究しており、ヴェルディに関する論文を発表している。大学院在学中より、演出家・田尾下哲氏とオペラ「ハーメルンの笛吹き男」(一柳慧作曲、2012年初演)を共同執筆したほか、ドラマトゥルグ、字幕等でも活動している。また、ディケンズの「クリスマス・キャロル」を狂言と音楽によってコラボレーションさせた音楽狂言「寿来爺」(15年)、謡曲を現代劇にした「砧」(16年)など、ジャンルを超えた舞台の創作にも力を発揮している。

森谷真理(ソプラノ) Mari Moriya, soprano

栃木県小山市出身。武蔵野音楽大学を卒業、同大学院修了後、ニューヨーク・マネス音楽院でプロフッェショナル・スタディを修了。第5回ヴェロニカ・ダン国際声楽コンクール1位、第2回チャールズ・A・リーナム声楽コンクール1位、クラ・ミューズ声楽コンクール1位など、国際コンクールで受賞歴多数。ニューヨークのメトロポリタン・オペラにて、ジェームズ・レヴァイン指揮、ジュリー・テイモア演出「魔笛」夜の女王でデビューを飾った。夜の女王では、ウィーン・フォルクスオーパー、ドイツ・ライプツィヒ・オペラ、スコティッシュ・オペラ、グラインドボーン音楽祭のツアー、シアトル、パルム・ビーチ、ピッツバーグ、ポートランドの各歌劇場に加えて、ワシントンのケネディー・センターでワシントン・ナショナル交響団と共演。ヨーロッパ・デビューは、2007/08シーズンにアイルランド・オペラ「トゥーランドット」リュー。その後も「ナクソス島のアリアドネ」ツェルビネッタ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ役で再登場している。アメリカでは、上記の夜の女王に加えて、「愛の妙薬」アディーナ、「ランメルモールのルチア」タイトルロール、「後宮からの逃走」コンスタンツェ、「ロメオとジュリエット」ジュリエット、「フィガロの結婚」スザンナ役を歌っている。オーストリア・リンツ州立劇場では「ラクメ」「マリア・ストゥアルダ」タイトルロール、「ばらの騎士」ゾフィー役、「リゴレット」ジルダ、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ、「ラ・ボエーム」ミミ、「チェネレントラ」クロリンダ、フィリップ・グラス作曲「失われたものの痕跡」、「魔笛」パミーナ、「ばらの騎士」ゾフィーなどに出演している。加えて、リンツ・ブルックナー管弦楽団とベートーヴェン「第九」ソリストとして共演している。オペラのレパートリーには「カプレーティとモンテッキ」ジュリエッタ、「秘密の結婚」エリザベッタ、「シャモニーのリンダ」タイトルロール、「中国のニクソン」マダム・マオ、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラなどが含まれる。コンサートの分野でのレパートリーは、バッハの各受難曲、ヘンデル「メサイヤ」「サムソン」、モーツァルト「ハ短調ミサ」「レクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」などが含まれる。リンツ州立劇場にて13/14シーズンのニュープロダクションのデニス・ラッセル・デイヴィス指揮、宮本亜門演出による「魔笛」夜の女王役も絶賛を博した。15年7月には東京二期会・リンツ州立劇場共同制作「魔笛」にも出演。リンツ州立劇場では15年9月に「椿姫」タイトルロール、11月にライプツィヒ、12月にはバーゼル歌劇場「魔笛」夜の女王に出演。16年には佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2016「夏の夜の夢」ティターニア、あいちトリエンナーレ2016「魔笛」パミーナで出演。NISSAY OPERA 2016「後宮からの逃走」コンスタンツェ、びわ湖ホールプロデュースオペラ「ラインの黄金」フライアで出演予定。二期会会員。

鈴木准(テノール) Jun Suzuki, tenor

青森市弘前市生まれ。北海道札幌市育ち。北星学園大学(札幌市)文学部卒業。東京芸術大学声楽科卒業。卒業時、松田トシ賞並びにアカンサス音楽賞受賞。同大学院修士課程独唱科修了。同大学院後期博士課程において音楽博士号を取得。三菱地所賞受賞。東京芸大「メサイア」にテノール・ソリストとして出演以来、数多くの宗教曲に出演。1999年よりバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして、2000年サントリーホール「マタイ受難曲」、02年スペイン公演、03年アメリカ公演、帰国後の記念演奏会のソリストのほか、国内外の多くの公演・録音に参加。ほかにも岡山フィル/アンサンブル金沢・リリング指揮「ロ短調ミサ」、読売日響・カンブルラン指揮モーツァルト「レクイエム」等に出演。ヴォーカル・アンサンブルBless B Quintetの活動では東京オペラシティB→Cに出演するなど注目を浴びた。オペラでは「ドン・ジョヴァンニ」(若杉弘指揮、実相寺昭雄演出)ドン・オッターヴィオで好評を博し、神奈川県民ホール「愛の白夜」(一柳慧作曲、外山雄三指揮、白井晃演出)ヨーニスでは明瞭な日本語による歌唱で絶賛され、09年の再演(改定完全版公演・大友直人指揮)にも同役で出演。二期会デビューとなった06年「コジ・ファン・トゥッテ」(宮本亜門演出)フェランドでは、群を抜く類稀な歌唱で聴衆を魅了し、同作品は文化庁芸術祭大賞を受賞。とりわけモーツァルト「魔笛」の王子タミーノは兵庫県立芸術文化センター(佐渡裕芸術監督)、日生劇場、東京二期会をはじめ多くのプロダクションの成功に寄与した当り役となっている。また芸大在学中よりベンジャミン・ブリテンの作品をライフワークとしており、歌曲集「冬の言葉」「ジョン・ダンの聖ソネット」などのほか、12年9月には教会上演用寓話「カーリュー・リヴァー」狂女役をロンドンとオーフォードの教会で演じ、国際的評価を得た。KAAT「隅田川二題」公演では同役を故・若杉弘による日本語訳で演奏した。13年7月、兵庫県立芸術文化センター「セビリャの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵では、その日本語訳詩による歌唱においても、ロッシーニに相応しい美しいアジリタと華麗なテクニックが絶賛された。14年3月、びわ湖ホール主催・コルンゴルト「死の都」主演パウル役に抜擢され、艶やかで美しい高音域のみならず充実した中低音域が求められる同役を掌中におさめ、新境地を拓いた。同6月には新国立劇場「鹿鳴館」久雄を演じ好評を博した。15年1月、黒い薔薇歌劇団旗揚げ公演「魔笛」タミーノに出演したほか、6月には新国立劇場「沈黙」(下野竜也指揮)モキチ、7月には東京二期会・リンツ州立劇場との共同制作「魔笛」タミーノ、2016年7月新国立劇場・高校生のためのオペラ鑑賞教室「夕鶴」与ひょう、9月あいちトリエンナーレ2016「魔笛」タミーノ、11月NISSAY OPERA 2016「後宮からの逃走」ベルモンテ、2018年3月神奈川県民ホール・iichiko総合文化センター「魔笛」タミーノに出演予定。リリックな美声と麗しい舞台姿で聴衆の心をとらえるプリモ・テノールとして注目を浴び、宗教曲のソリストとしてのみならず美しい日本歌曲の演奏にも定評があり、松本隆現代語訳によるシューベルト「冬の旅」CDブック(学研)がリリースされている。二期会会員。

与那城敬(バリトン) Kei Yonashiro, baritone

兵庫県出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。大学卒業後才能を認められ声楽に転向、同大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所オペラ・ストゥーディオ第46期本科修了。修了時に奨励賞を受賞。新国立劇場オペラ研修所第5期修了。新国立劇場オペラ研修所でのドン・ジョヴァンニの凛々しい演唱で一世を風靡。平成17年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。2006年、東京二期会「コジ・ファン・トゥッテ」(宮本亜門演出・芸術祭大賞受賞)のグリエルモでセンセーショナルな東京二期会デビューを飾る。第11回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2005」アジア予選代表。横須賀芸術劇場にて受賞者記念コンサート(東京交響楽団、グスタフ・クーン指揮)に出演。ドイツ本選出場。第16回マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール(イタリア・マルサラ)第3位(1位なし)入賞。平成17年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。07年、第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、中田喜直賞受賞。08年CHANEL Pygmalion Days 参加アーティスト。新国立劇場オペラ研修所公演「ジャンニ・スキッキ」(クリストファー・ラーキン指揮、ロバート・ベイリー演出)タイトル・ロール、「こうもり」(ニルス・ムース指揮、ロベルト・ヘルツル演出)ファルケ、フロッシュ、「ドン・ジョヴァンニ」(フォルカー・レニッケ指揮、マイケル・マカフェリー演出)タイトル・ロール、「ディドとエネアス」エネアス、「メリー・ウィドー」ダニロ等に出演し、確かな実力とスター性を発揮。さらに小澤征爾塾特別コンサート「カルメン」エスカミリオ、モンテヴェルディ「オルフェーオ」アポロ、レオンカヴァッロ生誕150周年シアターオペラ「道化師」シルヴィオ役(読響)等でも高い評価を得、ベルカントの凛々しい美声と長身の恵まれた容姿でファンを魅了。08年9月、東京二期会「エウゲニー・オネーギン」オネーギン役に抜擢され、ペーター・コンヴィチュニー演出でも絶賛を浴びた。その後も藤沢オペラ「メリー・ウィドー」ダニロ役、09年2月、横須賀芸術劇場オペラ:パーセル「ダイドーとイニーアス」イニーアス、09年3月びわ湖ホール・神奈川県民ホール共催「トゥーランドット」、佐渡裕プロデュース「カルメン」などで活躍。10年は「NHKニューイヤーオペラコンサート」に初出演を果たし、続く4月には新国立劇場「愛の妙薬」(新制作)ベルコーレ役で海外の著名な歌手たちとの共演でも際立つ存在感を示した。また6月には新国立劇場創作委嘱作品〈世界初演・池辺晋一郎作曲〉オペラ「鹿鳴館」影山悠敏伯爵に抜擢され、期待に応え重責を果たした。10年11月、藤沢市民オペラ「道化師」シルヴィオ、横須賀芸術劇場ベイサイドポケットにて、メノッティ「霊媒」「電話」に出演。11年4月には、東京二期会「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵(宮本亜門演出/デニス・ラッセル・デイヴィス指揮)、12年2月、新国立劇場「沈黙」フェレイラ等に出演し常に絶賛を浴びている。コンサートソリストとしても国内主要オーケストラから引く手あまたで、バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」、ベートーヴェン「第九」等のソリストとして活躍している。バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバー及びソリストとしても国内外の公演に参加している。11年6月には東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」にも出演し高い評価を得、同年11月、日生劇場開場50周年記念・アルベルト・ライマン「メデア」(日本初演)イヤソンでも好評を博した。13年2月には紀尾井ホールにてファーストCDリリース記念リサイタルを開催し好評を博し、東京春祭マラソン・コンサート、熊川哲也Kバレエカンパニーによるベートーヴェン「第九」、新国立劇場高校生のためのオペラ鑑賞教室「愛の妙薬」ベルコーレに出演。日生劇場では、ライマン作曲によるオペラ「リア」にも出演。確かな音楽性と指揮者や演出家の多岐にわたる要求に応える柔軟性は、華ある舞台姿とともに時代を担うトップスターとして活躍を続けている。13年3月、オペラアリアや日本の歌を収めたファーストアルバム「FIRST IMPRESSION」をリリース(オクタヴィア・レコード)。15年12月神奈川県民ホール「金閣寺」鶴川に出演し存在感を示した。16年7月、東京二期会「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵に出演。11月北とぴあ国際音楽2016「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロールで出演予定。二期会会員。


(C)K.Miura

サラ・オレイン(アーティスト) Sarah Àlainn, artist

オーストラリア出身。ヴォーカリスト、ヴァイオリニスト、作曲作詞家、コピーライター、翻訳家。英語、日本語、イタリア語、ラテン語を操るマルチリンガル。5歳よりヴァイオリンを始め、その才能をシモン・ゴールドベルグ(弱冠20歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任した著名ヴァイオリニスト)の高弟ペリー・ハートに見出され師事。シドニー音楽院を経て、シドニー大学をHigh Distinction Average(高得点)で卒業、東大に留学。在学中に、任天堂 Wiiゲームソフト「ゼノブレイド」光田康典氏作曲のエンディングテーマ曲のヴォーカルを担当し“Beyond the Sky”を歌唱。2012年、ユニバーサルミュージックよりメジャーデビュー。1stアルバム「セレステ」はJALやANA国際線でフューチャーされ、iTunesヴォーカル・チャート1位となる。14年、光田康典氏プロデュースの2ndアルバム「SARAH」更に「SARAH Deluxe」をリリース。Billboardチャート13連続1位を獲得する。ニンテンドー ゲームソフト「タイムトラベラーズ」(坂本英城氏作曲)のエンディングテーマ曲“The Final Time Traveler”のヴォーカル・英語詞を担当。この曲で羽生結弦選手と共演。その後の彼のグランプリファイナルや世界選手権のエキシビションにも抜擢された。3rdアルバム「f」では、自らプロデュースを手掛け、3オクターブを超えるその声には「f分の1ゆらぎ」と呼ばれる、癒しの効果が含まれることが科学的に実証される。また、絶対音感・共感覚を併せ持つ。テレビ番組出演、ラジオパーソナリティ、CM音楽(POLA、Sony Audio、mrt宮崎放送、三和シヤッター、DMG森精機など)を担当。ゲーム音楽はその他「蒼き革命のヴァルキュリア」「予言者育成学園 Fortune Tellers Academy」を作詞&歌唱。ソニーPCL制作・技術協力4K作品の作品に合わせ作曲・演奏をした“GUNKANJIMA -Traveler in Time-”は、先進映像協会「ルミエール・ジャパン・アワード 2015」の4K部門で、優秀作品賞を受賞。超訳を手がけた創作絵本「オレ・ダレ」(講談社刊)の英語版「Who?Me!」は、イタリアボローニャの絵本見本市に出品され、三菱商事による社会貢献活動の一環として、世界の子供達に配布されている。また、三菱商事のパラスポーツ応援活動での曲“Dream As One”を作詞・歌唱、各地のパラスポーツイベントへ参加。さらに障がい者のための施設「太陽の家」50周年記念式典にて天皇皇后両陛下の御前で国家独唱。TVドラマ「その男、意識高い系」(NHK-BS)「新・牡丹と薔薇」(東海テレビ)テーマ曲を担当。歴史と伝統に彩られた「京都音舞台」に出演。グラミー賞16度受賞の名音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターのディズニー特別記念アルバム「We Love Disney」に参加。ウィーン少年合唱団との共演。世界一のテナーと呼ばれるアンドレア・ボチェッリとのデュエット共演。「おとなの基礎英語」(NHK教育Eテレ)にレギュラー出演中。「空旅をあなたへ -PREMIUM SKY-」(フジテレビ)のオリジナルテーマソングを手掛ける。ラジオパーソナリティ「Peace of Mind ~土曜の朝のサラ・オレイン」(FM東京&大阪)放送中。TEDxUTokyoに出演“意味のある無音”を発表。報道ステーションゲストコメンテーター出演。2017年冬公開予定のムーミン映画「MOOMINS AT CHRISTMAS」の主題歌を日本語と英語で歌唱。4thアルバム「ANIMA」収録曲の主題歌“Little Doll”(NHKドラマ10)は早くもiTunesクラシックチャートで1位に。

オンライン予約

Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

【DM会員先行発売】
11月19日(土)~11月25日(金)
※日・月・祝日 休み
【一般発売】
11月26日(土)~

2017年6月14日に「音楽劇紀行第三夜」を迎えます。メインとなる時代は「ロマン派オペラⅠ」です。第一夜では「バロック・オペラ」、第二夜では「古典派オペラ」をメインとしてお送りしました。「ロマン派オペラⅠ」では、イタリアのロマン派オペラを中心にお送りします。モンテヴェルディ、ヘンデルからモーツァルト、ロッシーニと時代を重ねてきた歌劇は、いよいよヴェルディやマスネ、プッチーニへ、と受け継がれていきます。この時代になると、男性去勢歌手カストラートを想定したオペラは書かれなくなり、変わって男性テノール歌手が、裏声ではなく胸声で高いドの音も歌うようになってきます。よりドラマティックな表現を求める向きは、そういった歌唱技術とも密接に関係しています。ソプラノの森谷真理さん、テノールの鈴木准さん、バリトンの与那城敬さんという最高に叙情的な声を持つ三人のオペラ歌手に加え、第二夜に続きサラ・オレインさんが再びクリスタルヴォイスを響かせます。美声に次ぐ美声…声によるドラマの競演をお送りします。

ナヴィゲーターの中嶋朋子さん、音楽監督と演奏の加藤昌則さんとともに、このコンサートが一つの音楽劇を巡る紀行としてのドラマとなるようにお届けしたいと思います。

田尾下哲(総合プロデューサー)

個人的な事を言ってしまうとついにこの時代がやってきたという感覚。
確かにバロック時代のヘンデルだって、古典派の時代の音楽だって、かなりドラマティックでリアリティのある表現はしていますが、今の時代を生きるものにとって、ロマン派の、つまり感情を時に過剰なまでに(!?)表出する音楽の創造は、聴き手にとって直接的で刺激的。感情移入は最早回避不可能ではないでしょうか!?
ま、それもロマン派中期以降のことかもしれませんが、いずれにしろ、今でいう映画音楽のような場面に即した音楽が、様々に探求、発明され、発展した事で、我々の心を直接的に揺さぶる音楽がたくさん誕生しました。
オペラは、特にその発展が見られる好例でしょうが、声楽技術の向上も大きくその表現に寄与していると思われます。
多彩過ぎるこの時代のアリアをピックアップするのは、なかなかに骨が折れるので、敢えて重唱にフォーカスした選曲をしてみました。作曲の立場からするとソロよりも重唱の方が、神経を使うし、書く労力が大きい様に思います。それぞれの作曲家がどの様な優れた重唱を書いたのか!?それを味わう貴重なラインナップになったとも言えるのでは!?

加藤昌則(音楽監督 / ピアノ)