原田英代 レクチャー
~不滅のロシア、その音楽と文学の風景~

2019年3月12日(火)

19:00開演(18:30開場)

全席自由2,500円(税込)
「リサイタル」「レクチャー」セット券: 6,000円(税込)
※限定50セット [リサイタルは指定席、レクチャーは自由席]
(セット券はHakuju Hallチケットセンターお電話のみの取り扱いとなります。)

第1部では、ロシア文学者の亀山郁夫さんをゲストに“ロシア人のものの見方”を分析し、ロシア音楽に特有の要素を浮かび上がらせます。ロシアの歴史や風土、文化、そしてロシア人という民族の特徴を解説、亀山郁夫氏が2018年8月にロシア旅行で撮影した写真や動画をスクリーンに投影し、ロシア音楽との関連性を見つけ出します。
第2部では、ロシア音楽と文学の関連性を解説し、楽曲の本質や込められているメッセージを紐解くと共に、特有の音色を出すための身体の使い方をデモンストレーションします。音楽と密接なつながりを持つ文学の観点と、それぞれの作曲家たちが生きた時代背景を基軸に、チャイコフスキーやラフマニノフ、ショスタコーヴィチらの作品の音楽的解釈を探ります。実際に原田英代がデモンストレーション(部分的に演奏)し、楽曲の持つ本質と理想的な音色を解説。そして理想的な音色を創り出すために必要な身体の使い方を、水村仁美(アシスタント)と共に解説します。

[講師]

原田英代(ピアノ)

[ゲスト]

亀山郁夫(ロシア文学者)

[アシスタント]

水村仁美(ピアノ)

[プロフィール]

原田英代(ピアノ) Hideyo Harada, piano

井口愛子、弘中孝の各氏に師事し、東京藝術大学および同大学院にて松浦豊明氏に師事。その後渡欧し、シュトゥットガルト国立音楽大学とウィーン国立音楽大学で学び、モスクワ音楽院のヴィクトール・メルジャーノフ教授の下で研鑚を積む。1984年ジュネーヴ国際コンクール最高位、91年シューベルト国際ピアノ・コンクール第1位、93年モスクワにおける第1回ラフマニノフ国際ピアノ・コンクールで旧西側参加者の中で唯一入賞を果たす。これまでに、NHK響、読売日響、日本フィル、新日本フィル、広島響、スイス・ロマンド管、WDRケルン放響、南西ドイツ・フィル、ジョルジュ・エネスコ・フィル、チェコ・ナショナル響など、世界各地のオーケストラと共演し、マルチェロ・ヴィオッティ、クリスティアン・アルミンク、ウラディーミル・ヴァーレック、尾高忠明、小泉和裕、円光寺雅彦、本名徹二などの指揮者と共演。また室内楽では、ボロディン弦楽四重奏団、堀正文、ラティツァ・ホンダ=ローゼンベルク、ミハイル・シモニアン(ヴァイオリン)、イェンス=ペーター・マインツ(チェロ)、ローマン・トレーケル(バリトン)等と共演している。また、ラインガウ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、ベートーヴェン、ルートヴィクスブルク、メクレンブルク・フォアポンメルン等、ドイツの主要音楽祭に定期的に出演するほか、ドイツを代表する俳優たちとの朗読付きコンサートを開催し、ヨーロッパの各地で高い評価を獲得している。特にドイツ演劇界の最高峰と謳われる大女優コリンナ・ハールフォーフとの共演は「強力なデュオ」と讃えられている。
2003年より〈シューベルト・チクルス(全10回)〉を、12年には〈連続演奏会「作曲家の絆」〉を開催。ピアノ独奏、室内楽、歌曲などの幅広いジャンルの作品を網羅したプログラムを展開し、朝日新聞において、ボロディン弦楽四重奏団との公演で「とてつもないピアニスト」と称され絶賛された。録音はアウディーテ・レーベルより、「グリーグ:抒情小曲集より」、「チャイコフスキー:「四季」、ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲」、「シューマン:幻想曲ハ長調/クライスレリアーナ/アラベスク」、「シューベルト:さすらい人幻想曲/ピアノ・ソナタ 第21番」、フォンテックより「プレイズ・ショパン&スクリャービン」、ディヴォックスより「シューベルト/リスト/J.S.バッハ/フェインベルク/間宮芳生:ピアノ作品集」等、CDを多数リリース。イギリスの「グラモフォン」誌で推薦盤、ドイツの「フォノ・フォーラム」誌で〈今月の星〉、日本の「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれるなど、世界各国のクラシック音楽雑誌や新聞各紙でも高い評価を獲得している。12年には、明治神宮にて行われた明治天皇百年祭にて奉納演奏を行い、大きな話題となった。99年中国電力協賛第5回エネルギア音楽賞、01年山口県芸術文化振興奨励賞受賞。01~05年、秋吉台音楽ゼミナールの音楽監督を務めた。近年は国際コンクールの審査員を務めるほか、ドイツとギリシャでマスタークラスを定期的に開催している。14年、みすず書房より初となる著書「ロシア・ピアニズムの贈り物」を出版。ロシア・ピアニズムの継承者としてレクチャーコンサートにも精力的に取り組んでおり、深い見識と身体論を交えた独自の音楽論を展開し注目されている。ベルリン在住。


(C)Uwe Arens

亀山郁夫(ロシア文学者) Ikuo Kameyama, professor of Russian literary

1949年、栃木県生まれ。名古屋外国語大学学長。前東京外国語大学長。ロシア文学者。2002年に「磔のロシア」で大佛次郎賞、07年に翻訳「カラマーゾフの兄弟」で、プーシキンメダル及び毎日出版文化賞特別賞、12年には「謎解き「悪霊」」で読売文学賞受賞。ドストエフスキーの新訳では他に「罪と罰」「悪霊」「白痴」がある。音楽関連の著作として「チャイコフスキーがなぜか好き」「ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光」など。15年、自身初となる小説「新カラマーゾフの兄弟」を刊行した。

水村仁美(ピアノ・アシスタント) Hitomi Mizumura, piano assistants

桐朋女子高校音楽科を経て桐朋学園大学ピアノ科卒業。1992年より原田英代氏に師事。後進の指導にあたると共に弦楽器、管楽器、声楽の伴奏、室内楽を中心に活動。2008年リサイタルを開催。

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火~土(祝日・休館日を除く)

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