小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説
第1回「ダ・ヴィンチの迷宮」~小林美恵 無伴奏の極みを弾く

2018年2月17日(土)

14:00開演(13:30開場)

全席指定5,000円(税込)

その甘美な音色は、天使の歌声か?悪魔のささやきか?人の手によるもっとも完璧な楽器といわれる「ヴァイオリン」。科学も最新テクノロジーも寄せ付けない、その神秘の世界に日本が誇るヴァイオリニスト、小林美恵が挑む新シリーズ誕生!文化芸術プロデューサーの浦久俊彦をパートナーに歴史・アート・社会など、これまでにない多彩な角度からヴァイオリンの神秘と魅力を徹底解剖!ヴァイオリンファンから、クラシック音楽の初心者まで誰もが楽しめる、新時代のトーク&コンサートです。
ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門に日本人として初優勝のの快挙を成し遂げて以来、日本屈指の実力派ヴァイオリニストとして活躍を続けてきた小林美恵。2015年から2年にわたって行われたデビュー25周年記念コンサートでソロ、室内楽、コンツェルトを取り上げ好評を得た小林が、満を持してソリストとしての活動にスポットライトをあてたシリーズをHakuju Hallでスタートします。
「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」などの著書でも話題の作家・文化芸術プロデューサーの浦久俊彦を迎えて贈る、ヴァイオリニスト・小林美恵の華麗なる伝説の新たなる幕開け。第1回目「ダ・ヴィンチの迷宮」ではビーバー、J.S.バッハ、イザイが遺したヴァイオリンのための名曲、そして現代音楽の名匠コリリアーノが映画「レッド・ヴァイオリン」のために書き下ろし、アカデミー賞音楽賞を受賞した楽曲まで “無伴奏の極み” に挑戦します。

[出演]

小林美恵(ヴァイオリン)
浦久俊彦(ナビゲーター)

[プログラム]

15、16世紀 ヴァイオリン創成期のリチェルカ―レ より
ビーバー:「ロザリオのソナタ」より “パッサカリア”

J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004より
“シャコンヌ”

イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ短調 op.27-2
コリリアーノ:レッド・ヴァイオリン・カプリス

[プロフィール]

小林美恵(ヴァイオリン) Mie Kobayashi, violin

東京芸術大学附属音楽高校を経て、同大学を首席で卒業。在学中に安宅賞、福島賞を受賞。1983年第52回日本音楽コンクール第2位。84年海外派遣コンクール河合賞受賞。88年にはシュポア国際ヴァイオリン・コンクール第2位、あわせてソナタ賞を受賞。90年、ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来、国内外で本格的な活動を開始する。これまでに、NHK交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等の国内の主要オーケストラ、ハンガリー国立交響楽団、プラハ交響楽団のソリストとして、充実した演奏を高く評価される。また、静岡のAOI・レジデンス・クヮルテットのメンバーをはじめ、数多くの共演者と室内楽の分野においても活動を広げ、軽井沢国際音楽祭に毎年出演するなど音楽祭にも積極的に参加している。CDは、「プレイズ・クライスラー」、パスカル・ロジェとのデュオ「フォーレ」「ラヴェル&エネスコヴァイオリン・ソナタ集」、ツィゴイネルワイゼンなどを収録した「ヴァイオリン名曲集」など多数リリース。デビュー20周年を迎えた2010年、ロン=ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門の審査員として招かれた。12年には、パキスタンで行われた日パキスタン国交樹立60年の記念演奏会に出演。そのほか、フランス、イギリス、タイ、中国、韓国、ニュージーランド等でも公演を行い、洗練され、しかもダイナミックに奏でられる重厚な演奏が、多くの聴衆を魅了した。今後も、日本を代表するヴァイオリニストとしてリサイタル、室内楽、オーケストラとの共演など全国各地で公演が予定されている。15年はデビュー25周年を迎え、2年間で5回の記念リサイタルを好演、さらに「エピローグ」として、17年4月にHakuju Hallにて小品を集めたコンサートを開催。18年2月からは、Hakuju Hallにてリサイタル新シリーズを開始する。現在、昭和音楽大学客員教授。


(C)武藤章

浦久俊彦(ナビゲーター) Toshihiko Urahisa, navigator

作家、文化芸術プロデューサー。パリで音楽学、歴史社会学、哲学を学ぶ。フランスを拠点に音楽を中心に、幅広く文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、浦久俊彦事務所を設立。多彩な分野のアーティストのオリジナル企画を手がけるほか、一般財団法人欧州日本藝術財団代表理事、公益財団法人日仏会館文化事業委員として、日本とヨーロッパの文化芸術交流にも力を注いでいる。著書に「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」(新潮社)、「138億年の音楽史」(講談社)がある。

企画・構成:浦久俊彦事務所/制作:株式会社ジャパン・アーツ

オンライン予約

Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

【DM会員先行発売】
4月22日(土)~5月12日(金)
※日・月・祝日 休み
【一般発売】
5月13日(土)~

[次回以降のシリーズ]

第2回 ヴェルサイユの光と影
小林美恵 フランスを弾く

第3回 ロマンの歓喜と狂気
小林美恵 シューマンを弾く

第4回 天使と悪魔
小林美恵 イタリアを弾く

第5回 クリムトの幻影
小林美恵 ウィーン世紀末を弾く

第6回 宵ひ待ち草がみた夢
小林美恵 東欧&アジアを弾く

メッセージ

ヴァイオリンの魅力を多くの方に知っていただきたい。もっともっと大勢の方に聴いていただきたい。一緒に感じ、探って、考えたい。
ヴァイオリンが今の姿を現した時、ちょうどダ・ヴィンチの生きた時代と重なります。文献は残っていませんが、ダ・ヴィンチがこの魅惑的なヴァイオリンに無関心でいたとは思えません。完成する過程のどこかに、ダ・ヴィンチの知恵と手が入ったに違いない。そう思うと心がときめきます。ダ・ヴィンチの頭の中に響いていた音はいったいどんなだったのでしょう。
はじくでも、叩くでもなく、空気を吹き込むでもなく、弦を擦る。
ヴァイオリンにこめられた製作者の、何百年といままで弾き継いできた奏者たちの、そして楽曲を作った作曲家の魂を擦る時、全てが蘇る。
新しいシリーズが始まります。

小林美恵

ヴァイオリンは謎めいた楽器です。長い時を経て進歩したわけでなく、ほぼ完全な形でこの世に現れ、ごく一部の名工だけが製法の極意を知り、いまだに誰もそれを凌駕できない……。このような伝説は、ミステリーそのものです。ヴァイオリンは、いったいどこからやってきたのでしょうか。
いま、ぼくは小林美恵さんという素敵なヴァイオリニストとともに、この楽器の謎を探る冒険の旅に出かけるような、わくわくした気持でいます。どうかみなさまも、わたしたちとともに、この魅惑的で官能的でさえある楽器の歴史と魅力を探る旅に出発しませんか?きっと、ここでしか体験できない、未知なる感動が待っているはずです。

浦久俊彦(作家・文化芸術プロデューサー)