前橋汀子カルテット ベートーヴェンの傑作を弾く

2017年10月3日(火)

19:00開演(18:30開場)

全席指定 5,000円(税込)

世界で活躍する日本人ヴァイオリニストの草分け的存在である前橋汀子。ソリストとして今年、演奏活動55周年を迎える前橋が2014年、室内楽への新たなる挑戦として結成した初の弦楽カルテットが、満を持してHakuju Hallに登場します!
結成後、次々とチケットが完売になるなど、大きな話題を呼んだ名手揃いの夢のカルテット。前橋が選んだメンバーは、いずれもトップアーティスト揃い。日本人初のミュンヘン国際コンクール優勝者であり、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団の中心メンバーとしても活躍する、ヴァイオリニストの久保田巧。小澤征爾から厚く信頼され小澤音楽塾をはじめとするプロジェクトに参加、アルゲリッチ音楽祭などでも一流のソリスト達と共演しているヴィオラ奏者の川本嘉子。そして小澤征爾の盟友であり、世界最高峰の弦楽四重奏団として君臨した東京クヮルテットに創設以来30年間在籍した、世界を舞台に活躍するチェリスト・原田禎夫
4人の名手たちが選んだのは、ベートーヴェンの前期・中期・後期をそれぞれ代表する弦楽四重奏曲の傑作。
独創性にあふれ、悲劇的で完成された美しさを持つ、第4番。 “厳粛な” “真剣な” という意味の「セリオーソ」と名づけられた、緊密な構成と豊かなハーモニーを持つ、第11番。弦楽四重奏の最高傑作ともいわれる、第14番。
豪華な顔ぶれで贈る、弦楽四重奏の極致をご堪能ください。

[出演]

前橋汀子カルテット

前橋汀子(ヴァイオリン)
久保田巧(ヴァイオリン)
川本嘉子(ヴィオラ)
原田禎夫(チェロ)

[プログラム]

ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 op.18-4
弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 op.95 「セリオーソ」
弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 op.135

[プロフィール]

前橋汀子(ヴァイオリン) Teiko Maehashi, violin

2017年に演奏活動55周年を迎える前橋汀子は、日本を代表する国際的ヴァイオリニストとして、その優雅さと円熟味に溢れる演奏で、多くの聴衆を魅了し続けている。5歳から小野アンナにヴァイオリンを学び、その後、桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校を通じて斎藤秀雄、ジャンヌ・イスナールに師事。17歳で旧ソ連国立レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)創立100年記念の一環として、日本人初の留学生に選ばれ、ミハイル・ヴァイマンのもとで3年間学んだ。ここではヴァイオリンのテクニックのみならず、芸術全般にわたり幅広い基礎教育を受け、これが今日に至る前橋汀子の音楽的姿勢に大きな影響を与えたといっていい。その後、ニューヨーク・ジュリアード音楽院でロバート・マン、ドロシー・ディレイ等の指導を受け、さらにスイスでヨーゼフ・シゲティ、ナタン・ミルシテインの薫陶を受けた。レオポルド・ストコフスキーの指揮により、ニューヨーク・カーネギーホールで演奏会デビュー。国内外で活発な演奏活動を展開し、世界各国の代表的なオーケストラとの協演も数多く、ベルリン・フィル、英ロイヤル・フィル、フランス国立管、クリーヴランド管、イスラエル・フィル等枚挙に暇がない。指揮者もメータ、ロストロポーヴィチ、ケンペ、サヴァリッシュ、マズア、小澤征爾ほか多彩なマエストロたちと協演している。スイス・ロマンド管弦楽団とは国連コンサートに招かれ、その演奏の模様は全世界に放送された。室内楽の分野でも、ピアノのイェルク・デームス、クリストフ・エッシェンバッハ、アナトール・ウゴルスキ等の名手たちと共演している。近年小品を中心とした親しみやすいプログラムによるリサイタルを全国各地で行い、05年から年に1回東京・サントリーホールで開催している「アフタヌーン・コンサート」は大好評を博している。一方、J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」全曲演奏会、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会、そして14年秋からはチェロ:原田禎夫、ヴァイオリン:久保田巧、ヴィオラ:川本嘉子と共にベートーヴェン:弦楽四重奏曲の演奏会を行うなど、室内楽にも意欲的に取り組んでいる。レコーディング活動も活発に行い、デビューアルバム「チゴイネルワイゼン」、文化庁芸術作品賞を受けた「バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ全集」、その他「ヴィヴァルディ:四季」、「メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲」、「ヴァイオリン小品100曲選シリーズ全6巻」等々がある。04年日本芸術院賞、07年第37回エクソンモービル(現・東燃ゼネラル)音楽賞洋楽部門本賞受賞。11年春の紫綬褒章受章。使用楽器は1736年製作のデル・ジェス・グァルネリウス。


(C)篠山紀信

久保田巧(ヴァイオリン) Takumi Kubota, violin

東京生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、福島幸雄、西島英子、外山滋、江藤俊哉の各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科を経て、ウィーン・フィルの名コンサートマスター、ヴォルフガング・シュナイダーハン氏に師事。1983年第2回フリッツ・クライスラー国際コンクール第2位、第3回ミケランジェロ・アバド国際音楽コンクール第1位、そして84年1位を出さないことで有名な、ミュンヘン国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来、サヴァリッシュ、ベルクルンド、ギーレン、チェクナヴォリアン等の指揮するミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場管弦楽団らと共演、ヴィンシャーマン&ドイツ・バッハ・ゾリステンの演奏旅行のソリスト等を務める。88年、ウィーン・ピアノ四重奏団を結成し、室内楽にも力を入れている。87年よりサイトウ・キネン・オーケストラにまた90年より水戸室内管弦楽団にも参加。コンサートミストレスを務めるなど、中心メンバーとして活躍している。98年よりピアニストのヴァディム・サハロフとリサイタル・ツアーを行い各地で好評を得る。2003年プロコフィエフ没後50周年を記念して録音したソナタ集は、陰影の濃い、スケールの大きな演奏でその力量を高く評価された。CDも数多く、「バッハ:無伴奏パルティータ集」(日本光ディスク)、「愛の喜び / クライスラー・アルバム」(日本クラウン)、「シューベルト・リサイタル / 二重奏曲集」(日本クラウン)、「ベートーヴェン・ソナタ集 / クロイツェル・スプリング」(日本クラウン)、「プロコフィエフ / ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番他」(エクストン)、「バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲」などをリリースしている。また04年に発売した「バッハ:無伴奏パルティータ全曲」(エクストン)は、レコード芸術で特選盤に選ばれ名盤として高い評価を得ている。07年からは新しいパートナーとしてピアニストのパウル・グルダと共演。08年にはブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を開催、緻密で熟成深いアプローチが各紙で絶賛を浴びた。また、同作品はグルダとの共演でCDリリースされ、同様に非常に高く評価されている。また、教育の現場でも精力的に活動。桐朋学園大学准教授、国立音楽大学客員教授、愛知県立芸術大学非常勤講師として後進の指導にあたる他、子供を対象としたヴァイオリン・ワークショップも各地で好評を博している。


(C)藤本史昭

川本嘉子(ヴィオラ) Yoshiko Kawamoto, viola

1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)。96年村松賞受賞。97年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞受賞。東京都交響楽団首席奏者を経て、現在ではソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の1人。京都アルティ弦楽四重奏団、AOIレジデンス・クヮルテットのメンバー。3歳より才能教育研究会にてヴァイオリンを始める。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋女子高等学校音楽科を経て、同大学に入学。これまでに、ヴァイオリンを江藤俊哉、鈴木愛子、室内楽を末吉保雄、原田幸一郎の各氏に師事。在学中より演奏活動を開始。89年、イグレック・クァルテットで第6回東京国際コンクール室内楽部門優勝。89年、90年にはタングルウッド音楽祭に招待を受けて参加。Grace B.Jackson賞を受賞。91年東京都交響楽団への入団をきっかけにヴィオラに転向。99年より2002年退団まで首席奏者を務める。アメリカのマールボロ音楽祭、スイスのダボス音楽祭、東京の夏音楽祭、霧島音楽祭などに参加。サイトウ・キネン・オーケストラ、小澤音楽塾、水戸室内管弦楽団、アルゲリッチ音楽祭等にも定期的に参加しアルゲリッチやユーリ・バシュメットなど世界一流のソリスト達と共演し絶賛を博している。ソリストとしても高い評価を得ており、95年11月「新日鉄コンサート」、第59回“プロミシング・アーティストシリーズ”でのリサイタル、97年7月から一年間カザルスホールで行なったリサイタル・シリーズ「HASEKO CLASSIC SPECIAL / 川本嘉子ザ・ヴィオリスト」はいずれも好評を博した。これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ、ペーター・マークなどの著名な指揮者と共演している。指揮者 / ピアニスト、チョン・ミョンフンの提唱する「セブンスターズ・ガラ・コンサート」にも参加し、2000年日本・韓国公演を行なう。03年7月にも再び共演し、「臨機応変、他のパートに寄り添いつつ、しっかり支えたヴィオラの川本は達人」(朝日新聞・白石美雪氏評)との評価を得た。CD録音はチェンバロの中野振一郎との「ヴィオラ・バロック・ミュージック」(マイスター・ミュージック MM-1028)「J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロのためのソナタ」(マイスター・ミュージック MM-1075)がリリースされている。

原田禎夫(チェロ) Sadao Harada, violoncello

N響のチェロ奏者だった父から手ほどきを受けた後、斎藤秀雄氏に師事。桐朋学園大学卒業。東京交響楽団の最年少首席チェリストを務めた後ジュリアード音楽院に入学、クラウス・アダムス、ロバート・マン、ラファエル・ヒリヤー各氏に師事し室内楽の研鑽を積んだ。東京クワルテットを結成し、ミュンヘン国際音楽コンクールなどで圧倒的な優勝を飾り世界の注目を浴びた。ミラノ・スカラ座、アムステルダム・コンセルトへボウ、ニューヨーク・カーネギーホールなど世界の一流の舞台でベートーヴェン・チクルスなどの名演を残し、録音でも数多くの賞に輝いた。1999年に30年間在籍した東京カルテットを離れ、ソリストとしてはNHK交響楽団(指揮:準メルクル)、新日本フィル(指揮:小澤征爾)、札幌交響楽団等と共演。室内楽では、ロバート・マン、アルバン・クワルテット、ジュリアード・クワルテット、上海クワルテット、ジェシー・ノーマン、ピンカス・ズッカーマン、アイザック・スターンなどと共演。その他、サイトウ・キネン・オーケストラなどに定期的に出演。現在は水戸室内管弦楽団のメンバーを務める他、2006年に結成したアミーチ・クワルテットとして、日本各地、アムステルダム・コンセルトへボウ、イタリアやドイツ各地、アメリカ・ワシントンDC等で演奏、室内楽講習会を続ける。後進の育成に大きな情熱を注ぎ、奥志賀室内楽講習会、プロジェクトQ、スイス国際ミュージックアカデミー、タングルウッド音楽祭室内楽マスタークラス、北京室内楽講習会など数々の講習会や音楽祭で若い音楽家たちを指導している。アメリカ・イェール大学音楽学部教授、ドイツ・トロッシンゲン国立音楽大学教授を経て、現在は上野学園音楽大学教授を務める。


(C)斎藤清貴

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