原支配人による公演レビュー 一覧

2019年04月27日 (土) 投稿

【原支配人による公演レビュー】4/26(金)スーパー・リクライニング・コンサート「細川千尋 ジャズ・ピアノ リサイタル」

「スーパー・リクライニング・コンサート」シリーズにジャズピアノの細川千尋さんをお迎えしました。ハクジュホールは10年近く前に「リクライニングジャズ」という企画をほんの短い期間やった事があって、色々な方針の中に「クラシック以外のジャンルでマイク音響なしのコンサートをやる」というのがあり、クラシック以外のジャンルには非常に人脈も少ないところではありましたが、運良く細川さんのコンサートを17年に聴く幸運に恵まれて、そのままオファーさせて頂きました。

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2019年04月24日 (水) 投稿

【原支配人による公演レビュー】4/20(土)「小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説 第3回」

4月20日に小林美恵ヴァイオリンシリーズ第3回が行われました。ナビゲーターは音楽プロデューサーの浦久俊彦さん、ゲストはピアニストの仲道郁代さんでした。今回はドイツ、シューマンがテーマでした。ロベルト・シューマンという、愛に溢れて、そして内面的なところ、自己の二面性と向き合いきれずにライン川に身を投じてしまった作曲家。その時代の背景やエピソードについては、ナビゲーターの浦久さんが壇上で「このまま話していると朝までかかってしまう」と仰った位尽きない深さ、複雑さがある音楽家、時代だとい ...

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2019年04月20日 (土) 投稿

【原支配人による公演レビュー】4/16(火)「Hakuju サロン・コンサート vol.1 東京六人組からの誘い」

いよいよ新シリーズ、Hakuju サロン・コンサートがスタート。その昔音楽は王侯貴族、王様の邸宅、お城のサロンでお客様を招待するという形で行われていました。お客様と演奏家の距離が近いハクジュホールならではのコンサート、主役アーティストの邸宅にホールを見立て、アーティストの家のサロンに招いたらどんなコンサート、選曲になるか。
「その日、ハクジュホールは1日、主役の音楽家の邸宅になります」
というコンセプトの新シリーズ。第1回は結成後一度ハク ...

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2019年04月13日 (土) 投稿

【原支配人による公演レビュー】4/6(土)「望月哲也 三大歌曲シリーズ vol.3 <白鳥の歌>」

4月6日にテノール望月哲也の、ギター伴奏によるシューベルトの三大歌曲シリーズの第3回、白鳥の歌が無事終了致しました。ギター伴奏による「白鳥の歌」は世界初演でした。
第1回「冬の旅」を福田進一伴奏、第2回「美しき水車小屋の娘」を朴葵姫伴奏と、名手と積み重ねて来た本シリーズの最難関が今回でした。
元々ピアノ伴奏で、二手十指で行なっていたものを、左手一本四指で伴奏するという事に当然無理があり、本「白鳥の歌」に関しては企画立ち上げ当初から一本ギター伴奏では無理 ...

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2019年03月30日 (土) 投稿

【原支配人による公演レビュー】3/28(木)「曽根麻矢子 プロデュース チェンバロの庭 最終回 vol.3 <バッハの庭>」
3月28日、チェンバリスト曽根麻矢子さんと、司会者の朝岡聡さんにより3年間続いた「チェンバロの庭」シリーズ・第3回〈バッハの庭〉が終了しました。
曽根さんが5年近く前に自宅チェンバロを買い替えられて、ハクジュホールの別のシリーズ「ワンダフルoneアワー」でその楽器をハクジュに持ち込み、ホールデビューしたらホールとチェンバロの相性が非常に良く、再演出来ないかという話し合い、そこに博識の朝岡さんのアイディアが加わって始まった、バッハが世に出る前のフランス ...

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