第113回 スーパー・リクライニング・コンサート
鈴木理恵子&若林顕 デュオ・リサイタル

豊かな詩情で織り成す豪華デュオ

2016年3月4日(金)

①15:00開演(14:30開場) ②19:30開演(19:00開場) ※休憩なし約1時間

各回全席指定リクライニング 2,000円(税込)

コンサート・ミストレスやソロ、室内楽奏者として活躍する一方、現代音楽や他ジャンルとのクロス・オーバー、音楽祭のプロデューサーまで手がけるヴァイオリニスト・鈴木理恵子。近年真摯に取り組んでいるのが、夫君でもあるピアニスト、若林顕とのデュオ。真のヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしての不動の評価を得ている若林と、瑞々しい感性で伸びやかに旋律を奏でる鈴木。二人の豊かな音楽表現がシンクロして、奥行きある深いデュオの世界を生み出します。モーツァルトやクライスラー、ブラームスなど、ヴァイオリンとピアノのための名曲の数々を、豪華デュオによる演奏でお楽しみください。

[出演]

鈴木理恵子(ヴァイオリン)
若林顕(ピアノ)

[プログラム]

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ホ短調 K.304
クライスラー:ウィーン奇想曲 op.2/愛の悲しみ/中国の太鼓 op.3
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 op.100 より 第3楽章
ドヴォルザーク:「ジプシーの歌」op.55 より 第5番 わが母の教え給いし歌
バルトーク:ラプソディ 第1番

[プロフィール]

鈴木理恵子(ヴァイオリン) Rieko Suzuki, violin

桐朋学園大学卒業後、23歳で新日本フィル副コンサートミストレスに就任。在学中は篠崎功子、インディアナ大学でJ.ギンゴールド、夏季セミナーなどでH.シェリング、N.ミルシタイン、M.シュヴァルベの各氏に師事。
1997年からはソロを中心に活動。ソリストとして主要オーケストラとの共演、全国各地でのリサイタル他、国内外の数々の音楽祭に招かれる。また、クラシックに留まらず「東洋と西洋」をテーマに独自の活動を展開。神奈川県立音楽堂のレジデンスとしての斬新な公演は話題を呼んだ。さらにはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏等を行う他、スウェーデン・マルメ市立歌劇場の客演コンサートマスターとしても定期的に招かれるなど、その活動は幅広い。また2004年より14年2月まで、読売日本交響楽団の客員コンサートマスターを務めた。04年には国際交流基金等の助成を受けニュージーランド・ツアーを行い、その内容が現地ラジオや新聞でも大きく取り上げられた。05年にはバンコクにてリサイタル、06年は中国の北京、成都でリサイタル・ツアー、07-08年はインドネシアのジョクジャカルタ音楽祭、プノンペン国際音楽祭、09年はインドネシア、インド等、アジア各国の音楽祭に招かれて無伴奏リサイタル等を行い、いずれも大絶賛を博す。後進の指導にも力を注ぎ、これまでにニュージーランド、インドネシア、中国など各国の国立音楽院等で度々ソロ、室内楽のマスタークラスを行っている。また著名な作曲家たちからの信頼も厚く、多くの作品の初演に指名を受けている。ソロCDは、ヴィヴァルディ「四季」(共演チェコフィル室内)、「夏の夜の夢」、「フロム・ジ・オリエント」(レコード芸術“準特選盤”)、S.メリロのヴァイオリン協奏曲で参加した「Writing on the Wall」(米国グラミー賞4部門ノミネート)、久石譲プロデュース「ウィンター・ガーデン」、「ショパン・ファンタジー」等をリリース。13年には若林顕とのデュオによる「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集」(キングインターナショナル)を発売。14年6月には、若林顕とのデュオで「シューベルティアーナ」(オクタヴィア・レコード)を、15年9月には若林顕とのデュオで「モーツァルト:ヴァイオリンソナタ集Vol.1」(オクタヴィア・レコード)を発売。08年に横浜美術館にて、東西の音楽やアートがジャンルを越えて交わる「ビヨンド・ザ・ボーダー音楽祭」を自らプロデュース(その後09年・14年横浜みなとみらいホール、10年掛川市文化会館で開催)。国際的に活躍を続けるアーティスト達が集まり、クラシック音楽、雅楽、ホーミー、声のパフォーマンス、絵画、書、花架拳等がボーダーレスに響き合い一体となる斬新な内容が、大変高く評価されている。また近年は夫でもあるピアニスト若林顕とのデュオで、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲をはじめとする数々のヴァイオリンとピアノのための名作に意欲的に取り組んでおり、その真摯な解釈による奥深い演奏が高い評価を得ている。

若林顕(ピアノ) Akira Wakabayashi, piano

東京芸術大学で田村宏氏に、さらにザルツブルク・モーツァルテウムやベルリン芸術大学でハンス・ライグラフ氏らに学んだ若林は、1982年第51回日本音楽コンクールピアノ部門第2位。85年、第37回ブゾーニ国際ピアノコンクール第2位入賞。さらに87年には弱冠22歳でエリーザベト王妃国際コンクール第2位受賞の壮挙を果たし、一躍脚光を浴びた。その後、国内外の多数のオーケストラとの共演や全国各地でのリサイタルなど、多忙な演奏活動を展開している。2002年にニューヨーク・カーネギーホール(ワイル・リサイタル・ホール)で鮮烈なリサイタル・デビューを果たし、カナダ・トロントにおけるMusic Toronto Chamber Music Seriesやシカゴでのマイラヘス=リサイタル・シリーズにて大成功を収めて再招聘されるほか、フランス・ナントにおける音楽祭『ラ・フォル・ジュルネ』、ストックホルムにおけるアモリナ・リサイタルシリーズなどにも出演。また、英国マンチェスターの「ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック」でマスタークラスを行うなど、活動領域を着実に拡大している。共演したオーケストラは、NHK交響楽団をはじめとする国内の主要なオーケストラのほか、ベルリン交響楽団、サンクトペテルブルク交響楽団、ロシア・ナショナル交響楽団、エーテボリ交響楽団、ノールショピング交響楽団、リンブルク交響楽団、パドゥルー管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団といった海外の名門オーケストラも多数。その中には、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、ゲルト・アルブレヒト、アレクサンドル・ラザレフ、ダニエル・ハーディング、オスモ・ヴァンスカ、ウラディーミル・スピヴァコフ、ゲルハルト・ボッセ、ヘルムート・ヘンヒェンといった名指揮者との共演も多い。 室内楽の分野でもコリア・ブラッハー、スティーブン・イッサーリス、堤剛、カール・ライスター、フランソワ・ルルー、ラデク・バボラク、ライプツィヒ弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団など、内外の名手達と数多く共演して好評を博しており、さらにその延長として、弾き振りによる協奏曲演奏でも注目を集めている。また、近年は妻でもあるヴァイオリニスト鈴木理恵子との共演を重ねており、作品の本質に迫る深い音楽性が各地できわめて高い評価を受けている。 レコーディングはこれまでにデンオン、ライヴノーツ、オクタヴィアなどのレーベルからリリースしている。13年春に鈴木理恵子との共演による「ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全3曲」(キングインターナショナル)を発表。また、同年秋リリースの「ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番、前奏曲」、14年1月リリースの「ベートーヴェン:3大ピアノ・ソナタ」(両盤ともオクタヴィア・レコード)は、共にレコード芸術・特選盤となる。その後も、鈴木理恵子とのデュオによる「シューベルティアーナ」、「モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集Vol.1」、ピアノ独奏による「チャイコフスキー:くるみ割り人形(ピアノ独奏版・世界初録音・レコード芸術特選盤)」、「リスト:ピアノ作品集」(レコード芸術特選盤・いずれもオクタヴィア)と、続々とCDが発表されている。14年1月には、サントリーホール(大ホール)でソロ・リサイタルを行い、大きな反響を得た。その模様はNHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」でも放送された。持続音を保持できない特性を持つピアノで、ピアノの限界を超えた“エスプレッシーヴォ(表情豊かに)”や“カンタービレ(歌うように)”を表現するために、あるいは巨大なオーケストラのみに可能な真の爆裂を表現するために、そしてどんな微かな音にも宇宙を宿すために、若林顕はひたすら理想の音楽を思い描き、音を追究する。多彩で深い音色、豊かで奥行きのある音楽表現は真のヴィルトゥオーゾのみが紡ぎだせるものである。92年出光音楽賞、98年モービル音楽賞奨励賞、04年ホテルオークラ賞受賞。 現在、桐朋学園大学特任教授、国立音楽大学招聘教授、サントリーホール室内楽アカデミー・コーチング・ファカルティ。

※写真は全て (C)Wataru Nishida

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