仲道郁代 ベートーヴェンへの道全6回
ベートーヴェン 鍵盤の宇宙 第3回「ベートーヴェンとクリムト」

2021年7月3日(土)

15:00開演(14:15開場)

全席指定6,000円(税込)

仲道郁代による全6回のプロジェクト「仲道郁代 ベートーヴェン 鍵盤の宇宙」。テーマは、ベートーヴェンと偉大な魂との対話。哲学、美術、宗教、文学など、洋の東西を超えた偉人たちとの対比を通して、ベートーヴェンの生涯・音楽を読み解き、その真実にせまる画期的なプロジェクトです。改めてベートーヴェンの偉大さと向きあう貴重な機会となることでしょう。第3回は世紀末ウィーンを生きた天才画家クリムトからベートーヴェンの作品を読み解くという、これまでにない斬新な視点で、ベートーヴェン音楽の魅力にせまります。ロングセラー人気音楽本の著者で、文化芸術ナビゲーターとしても定評ある浦久俊彦との対談もご期待下さい。

[出演]

仲道郁代(ピアノ/トーク)
浦久俊彦(ナビゲーター)

[プログラム]

ベートーヴェン:
Beethoven :

ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 op.101
Sonata for Piano No.28 in A major op.101

ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調 op.78 「テレーゼ」
Sonata for Piano No.24 in F♯ major op.78

ピアノ・ソナタ 第13番 変ホ長調 op.27-1
Sonata for Piano No.13 in E♭ major op.27-1

[プロフィール]

仲道郁代(ピアノ/トーク) Ikuyo Nakamichi, piano / talk

4歳からピアノを始める。桐朋学園大学1年在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、増沢賞を受賞。文化庁在外研修員としてミュンヘン国立音楽大学に留学。ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位メンデルスゾーン賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位と受賞を重ね、以後ヨーロッパと日本で本格的な演奏活動を開始。1988年に村松賞、93年にモービル音楽奨励賞を受賞。古典派からロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに日本の主要オーケストラはもとより、海外のオーケストラとの共演も数多く、人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして活動している。これまでにサラステ指揮フィンランド放送交響楽団、マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団、バイエルン放送交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ズッカーマン指揮イギリス室内管弦楽団(ECO)、フリューベック・デ・ブルゴス指揮ベルリン放送交響楽団、P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団などのソリストとして迎えられ高い評価を得ている。また、99年にはカーネギーホールでリサイタル・デビュー、2001年にはサンクトペテルブルグ、ベルリン・フィルハーモニーホールでコンチェルト・デビュー。05年には、英国チャールズ皇太子夫妻ご臨席のもとウィンザー城で行われたイギリス室内管弦楽団(ECO)主催の「結婚祝祭コンサート」に出演し絶賛された。室内楽ではストルツマン、ハーゲン弦楽四重奏団、ブランディス弦楽四重奏団、ベルリン・フィル八重奏団等と日本ツアーを行い、いずれも好評を博す。CDはソニー・ミュージックジャパンと専属契約を結び、レコード・アカデミー賞受賞CDを含む「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」や、「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」、「シューマン:ファンタジー」、古楽器での録音など多数リリースしている。著作には『ピアノの名器と名曲』『ショパン 鍵盤のミステリー』『ベートーヴェン 鍵盤の宇宙』(ナツメ社)、『ピアニストはおもしろい』(春秋社)等がある。18年よりベートーヴェン没後200周年の27年に向けて「仲道郁代Road to 2027プロジェクト」をスタートし、リサイタルシリーズを展開中。一般社団法人音楽がヒラク未来代表理事、一般財団法人地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。


(C)Taku Miyamoto

浦久俊彦(ナビゲーター) Toshihiko Urahisa, navigator

文筆家、文化芸術プロデューサー。一般財団欧州日本藝術財団代表理事、代官山未来音楽塾塾頭、サラマンカホール音楽監督、三島市文化アドバイザー。パリを拠点に文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。多彩なアーティストのオリジナル企画を手がけるほか、文化芸術ナビゲートとしても全国で活躍している。また、日本とヨーロッパの文化交流活動、音楽をよりよい社会創りに活かす人材の育成、地域の音楽文化の振興など、その活動は多岐にわたる。著書に『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』、『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』(以上、新潮社)、『138億年の音楽史』(講談社)など。2020年6月に『フランツ・リストはなぜ~』の韓国語版『フランツ・リスト~ピアニストの誕生』が、韓国で出版された。最新刊は『ベートーヴェンと日本人』(新潮社より20年11月に刊行)。


(C)新津保建秀

企画制作:浦久俊彦事務所

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先行発売初日と一般発売初日の土曜日
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【DM会員・LINE友だち 先行発売】
2021年4月17日(土)~4月23日(金)
【一般発売】
2021年4月24日(土)~

【ご購入時の留意点】
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Hakujuモデル

メッセージ

第3回 ベートーヴェンとクリムト

ベートーヴェンとクリムト。ともにウィーンという文化都市で活躍した芸術家ですが、生きた時代背景もジャンルも異なるこのふたりを結び付けるものは何でしょうか? 今回、このテーマにあわせて仲道郁代が選んだプログラムは、書かれた時代も曲想もまったく異なる3つのピアノ・ソナタ。けれども、この3曲には、ひとつの共通点があります。それは、3曲とも女性のために書かれ、女性に捧げられたということ。「ベートーヴェン鍵盤の宇宙 第3回 ベートーヴェンとクリムト」では、世紀末ウィーンを生きた天才画家クリムトからベートーヴェンの作品を読み解くという、これまでにない斬新な視点で、ベートーヴェン音楽の魅力にせまります。

浦久俊彦(文筆家・文化芸術プロデューサー)


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「女性の姿をした世界」を描く

ベートーヴェンとクリムトの女性像

クリムトとベートーヴェンといえば、1902年にクリムトがウィーン分離派会館に描いた壁画「ベートーヴェン・フリーズ」が思い浮かびます。ベートーヴェンの『第九』に基づくこの大作に登場するのは、なぜか謎めいた多くの女性たち。寓意、伝説、精神など、あらゆる世紀末の世界観を彼は女性像に転写しました。クリムトが描いたのは「女性の姿をした世界」ともいえるのです。そして、とかく男性的なイメージだけで語られがちなベートーヴェンですが、彼もまた「女性の姿をした世界」を描いた偉大な音楽家でした。その作品をみると、男性貴族に献呈された交響曲などに対し、ピアノ・ソナタなど器楽作品は、多くが女性のために書かれ、女性貴族に捧げられています。『英雄』『運命』のような壮大な作品だけでなく、『エリーゼのために』のような可憐な作品が愛されているのも彼の大きな特徴です。ベートーヴェンにとって女性は尽きることなき創造の泉でもあったのです。

(筆:浦久俊彦)

<シリーズ次回以降の内容>

第4回 「ベートーヴェンと北斎」
(テーマ 時間表現としての絵画と音楽)

予定曲目: ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 op.53
「ワルトシュタイン」 他

第5回 「ベートーヴェンとシェイクスピア」
(テーマ 劇文学と音楽)

予定曲目: ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op.31-2
「テンペスト」 他

第6回 「ベートーヴェンとルター」
(テーマ 宗教 プロテスタントとドイツ精神)

予定曲目: ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 op.27-2 「月光」 他

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