第22回 二期会 ディーヴァ, ディーヴォ

2020年12月3日(木)

14:00開演(13:30開場) ※約90分/休憩あり 【公演中止】

全席自由1,500円(税込)

【延期公演】

2021年4月15日(木)

14:00開演(13:30開場) ※約90分/休憩あり

数々の受賞歴を重ねているソプラノの金治久美子は、修了試演会では「ばらの騎士」終幕の三重唱に登場し、ゾフィーを柔らかな声で可憐に演じました。メゾ・ソプラノの長田惟子は、「アイーダ」第2幕のアイーダとの二重唱で、恋敵アイーダを絶望の淵に追いやるアムネリスの強い気性を深くたくましい声で具現化しました。そして、すでにさまざまなオペラの舞台で活躍を始めているテノールの秋山和哉は、「ランメルモールのルチア」のエドガルド、「トスカ」のカヴァラドッシを輝かしい声で演じました。それぞれ異なった声種がそろった今回。幅の広い音楽表現にご期待ください。

[出演]

金治久美子(ソプラノ)
長田惟子(メゾ・ソプラノ)
秋山和哉(テノール)
藤川志保(ピアノ)

[プログラム]

レハール:喜歌劇「ジュディッタ」より “私の唇に熱き口づけを” (金治)
Lehár : “Meine Lippen, sie küssen so heiß” from Operetta ‘Giuditta’

J.シュトラウスⅡ世:ワルツ「春の声」 op.410 (金治)
J.StraussⅡ : Frühlingsstimmen op.410

ビゼー:歌劇「カルメン」より “ハバネラ” (長田)
Bizet : “Habanera” from Opera ‘Carmen’

マスネ:歌劇「ウェルテル」より “ウェルテル!この胸の内を誰が言えましょう” [手紙の歌](長田)
Massenet : “Werther! Qui m'aurait dit la place” from Opera ‘Werther’

プッチーニ:歌劇「西部の娘」より “一言だけ言わせてくれ” (秋山)
Puccini : “Una parola sola” from Opera ‘La Fanciulla del West’

ポンキエッリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」より “空と海よ!” (秋山)
Ponchielli : “Cielo e mar!” from Opera ‘La Gioconda’

※全ての曲目は、決定次第、Hakuju Hallホームページなどで発表いたします。
曲目、曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

[プロフィール]

金治久美子(ソプラノ) Kumiko Kanaji, soprano

兵庫県出身。同志社女子大学音楽学科卒業、東京音楽大学大学院修士課程独唱研究領域修了。二期会オペラ研修所第63期マスタークラス修了。修了時に奨励賞および優秀賞。2018年KOBE国際コンクール声楽C部門最優秀賞、兵庫県知事賞、同年神戸新人音楽賞コンクール最優秀賞受賞。同志社女子大学音楽学科オペラ「フィガロの結婚」バルバリーナ、東京音楽大学大学院オペラ「ヘンゼルとグレーテル」ヘンゼル等で出演。

長田惟子(メゾ・ソプラノ) Yuiko Osada, soprano

東京都出身。東京音楽大学声楽演奏家コース卒業、同大学院音楽研究科オペラ研究領域修了。二期会オペラ研修所第63期マスタークラス修了。修了時に奨励賞および優秀賞。第17回東京音楽大学コンクール声楽部門第1位。第1回ヤクーツク国際音楽コンクール第3位、特別賞としてミュージカリティー賞を受賞。大学院在学中、奨学生として英国ギルドホール音楽院に短期留学。これまでに「フィガロの結婚」ケルビーノ、「コジ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ、「カルメン」メルセデス、「魔笛」侍女3などを演じる。コンサートでもベートーヴェン「第九」アルトソロを務める他、BS-TBS「日本名曲アルバム」にサンシャインシンガーズとして出演。

秋山和哉(テノール) Kazuya Akiyama, tenor

岡山県出身。国立音楽大学卒業、同大学院オペラ科修了。二期会オペラ研修所第63期マスタークラス修了。修了時に奨励賞および優秀賞受賞。これまで「コジ・ファン・トゥッテ」フェランド、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ、「魔笛」武士I、「愛の妙薬」ネモリーノ、「カルメン」ドン・ホセ、「こうもり」アイゼンシュタイン、「秘密の結婚」パオリーノ、「メリー・ウィドー」カミーユ、「フィレンツェの麦わら帽子」衛兵等でオペラに出演。コンサートでもベートーヴェン「第九」テノールソリストとして出演。2018年には京都国際音楽学生フェスティバル「カルメン」ドン・ホセで出演。

藤川志保(ピアノ) Shiho Fujikawa, piano

国立音楽大学附属高校を経て同大学音楽学部ピアノ科卒業。1996年よりモスクワ音楽院にてR.ロッシーナ氏に師事。帰国後、武蔵野音楽大学特修科にてE.アシュケナージ氏に師事。第6回かながわ音楽コンクール第2位。神奈川フィルと共演。第14回飯塚新人音楽コンクール第二位。第7回ABC新人コンサートオーディション合格。イタリアマルサラ市国際コンクールファイナリストデュプロマ賞受賞。ソロの他、リート、オペラ、器楽伴奏など幅広いアンサンブル活動で活躍中。素晴らしい音色で魅了し、共演者からの信頼も厚い。二期会オペラ研修所、国立音楽大学及び同大学院オペラ科ピアニスト。

協力:二期会オペラ研修所  後援:公益財団法人東京二期会

メッセージ

このコンサートは二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した6人だけに与えられる特別なコンサートです。一昨年度までは二人ずつ3日間で行われておりましたが、昨年度から、3人で2日間の日程で行われるようになりました。メリットはアンサンブルの選択肢が広がったこと。デメリットは同じ声種の場合、選曲の奪いあい?まぁ、そこは品のよい研修生達、きちんと話し合って上手にまとめておりました。ただ、今期のマスタークラス修了試演会は、新型コロナウィルスの流行により、3月4日にこのハクジュホールで初めて無観客、審査員のみで行われました。いくら試験とは言え、お客様が誰もいないところで、どうなるのか不安で心配ばかりしておりましたが、研修生達は、たんたんと演目が進む中でも、お客様がいらっしゃる時と同じように精一杯歌い演じておりました。そんな研修生達の音楽に対する誠実で純粋な姿に、感動致しました。いつものようにお客様がいらっしゃれば、会場自体が温かい空気で満ち溢れ、最後の演奏に緊張している研修生にとってお客様の温かい拍手がどれ程の励みとなったことか、モチベーションの高さにも繋がるとても良い機会でしたのにと新型コロナウィルスを恨みました。
これから、この世界で生きていくには新型コロナウィルスに負けないことと同じくらい厳しい道が待っているかもしれませんが、《好きこそものの上手なれ》《継続は力なり》人々の心に触れる《愛のある歌》を歌い続けて、二期会の会員として、誇り高く生きて欲しいと思っています。
このような貴重な機会をいつも快く提供して下さるハクジュホール様には感謝しかございません。
どうぞこれからも研修生や、会員になったばかりの初々しい歌手達を末永く応援くださり、お付き合い下さいますよう重ねてお願い申し上げます。

二期会オペラ研修所第63期マスタークラス主任

大倉由紀枝