第21回 二期会 ディーヴァ, ディーヴォ

2020年10月1日(木)

14:00開演(13:30開場) ※約90分/休憩あり 【公演中止】

全席自由1,500円(税込)

海外のコンクールでの優勝も重ねているソプラノの角南有紀は、修了試演会で「アンナ・ボレーナ」第2幕のジョヴァンナとの二重唱を歌い、苦悩するアンナを陰影に富んだ表現で演じました。また、すでに新国立劇場をはじめ、内外の舞台で活動を行っているソプラノの中野亜維里は、修了試演会で「リゴレット」第2幕のリゴレットとの二重唱を歌い、ジルダの心情を幅広く表現しました。そしてバリトンの菅原洋平は、修了試演会では「ドン・パスクワーレ」「リゴレット」「ランメルモールのルチア」と、3つの演目に登場し、性格の異なる役柄を的確に演じ分けました。90分の中で3人が作り出す創意豊かなステージをお楽しみください。

[出演]

角南有紀(ソプラノ)
中野亜維里(ソプラノ)
菅原洋平(バリトン)
平塚洋子(ピアノ)

[プログラム]

モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より “岩のように動かずに” (角南)
Mozart : “Come scoglio” from Opera ‘Così fan tutte’

ドニゼッティ: 歌劇「アンナ・ボレーナ」より
“あなたたちは泣いているの? ~私の生まれたあのお城” (角南)

Donizetti : “Piangete voi? ~Al dolce guidami” from Opera ‘Anna Bolena’

ヴェルディ:歌劇「リゴレット」より ”慕わしい人の名は” (中野)
Verdi : “Caro nome che il mio cor” from Opera ‘Rigoletto’

バーンスタイン:「キャンディード」より “きらびやかに着飾って” (中野)
Bernstein : “Glitter and Be Gay” from ‘Candide’

モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より “彼の眼をごらんなさい” (菅原)
Mozart : “Rivolgete a lui lo sguardo” from Opera ‘Così fan tutte’

ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」より “これは夢か現実か?” (菅原)
Verdi : “È sogno? O realtà” from Opera ‘Falstaff’

※全ての曲目は、決定次第、Hakuju Hallホームページなどで発表いたします。
曲目、曲順等が変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

[プロフィール]

角南有紀(ソプラノ) Yuki Sunami, soprano

愛媛県出身。東京学芸大学音楽科卒業、東京藝術大学大学院修士課程独唱科修了。ナポリ国立音楽院劇場歌唱科修了。二期会オペラ研修所第63期マスタークラス修了。修了時に優秀賞。第42、43回日伊声楽コンコルソ入賞、2008年世界オペラコンクール「新しい声」アジア代表選出マスタークラス招聘、10年カンポフレグレイ国際音楽コンクール1位、11年サンレウチョ国際音楽コンクール1位。ナポリ国立サンカルロ歌劇場「ラ・ボエーム」ムゼッタ、同歌劇場「夏の特別演奏会」に出演の他、17年オペラえひめ「椿姫」タイトルロールで出演。音楽活動の傍ら、報道番組のイタリア関連取材と字幕翻訳を担当。NHKカルチャーセンター及びコミュニティクラブたまがわ講師。

中野亜維里(ソプラノ) Airi Nakano, soprano

神奈川県出身。日本大学藝術学部を首席で卒業(藝術学部長賞受賞)。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学院修士課程オペラ専攻修了。二期会オペラ研修所第63期マスタークラス修了。修了時に優秀賞等受賞。「後宮からの逃走」コンスタンツェ、「魔笛」夜の女王をはじめ、文化庁文化推進特別事業での「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ等に出演。渡伊中、聖パオロ大聖堂、フォルトゥーナ歌劇場、ロッシーニ歌劇場等でソリストを務め、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル管弦楽団と共演。ロッシーニ歌劇場管弦楽団来日公演モーツァルト「レクイエム」他、「第九」等のソリストに出演。文化庁主催「Art in Bunkacho」、読売新人演奏会、ラ・フォル・ジュルネ(東京、新潟)等に出演。

菅原洋平(バリトン) Yohei Sugawara, baritone

宮城県出身。桐朋学園大学音楽学部卒業、同大学院修士課程修了。二期会オペラ研修所第63期マスタークラス修了。修了時に最優秀賞、川崎靜子賞を受賞。モーツァルテウム・サマーアカデミーにてマスタークラスを受講。2018年奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門奨励賞受賞、同年K声楽コンクール第2位。19年12月東京室内歌劇場小劇場シリーズ「クリスマスキャロル」(新作初演)フェジウィックで出演。20年5月にはNIKIKAI Days@Blue Rose 2020「光太夫」(演奏会形式)新蔵で出演予定。桐朋学園大学大学院嘱託演奏員。

平塚洋子(ピアノ) Yoko Hiratsuka, piano

東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。在学中より室内楽、器楽、声楽伴奏の活動を始める。ザルツブルクモーツァルテウム音楽院にて、白井光子、ハルトムート・ヘル両氏にドイツリート解釈を師事。またオペラマスタークラス、研修のため度々渡欧。現在は声楽家の共演ピアニストとしても数多くの演奏会に出演している。NHK-FMリサイタルやCDなど録音も多い。またオペラの音楽スタッフとして東京二期会、藤原歌劇団、新国立劇場、日生劇場ほか数多くのプロダクションに携わり、公演の成功に貢献している。オーケストラで鍵盤楽器を担当する事も多い。文化庁オペラ研修所、新国立劇場オペラ研修所、日本オペラ振興会育成部講師を経て、現在東京二期会ピアニスト、二期会オペラ研修所ピアニスト、日本声楽家協会講師、聖徳大学音楽学部兼任講師。

協力:二期会オペラ研修所  後援:公益財団法人東京二期会

メッセージ

このコンサートは二期会オペラ研修所マスタークラスを優秀な成績で修了した6人だけに与えられる特別なコンサートです。一昨年度までは二人ずつ3日間で行われておりましたが、昨年度から、3人で2日間の日程で行われるようになりました。メリットはアンサンブルの選択肢が広がったこと。デメリットは同じ声種の場合、選曲の奪いあい?まぁ、そこは品のよい研修生達、きちんと話し合って上手にまとめておりました。ただ、今期のマスタークラス修了試演会は、新型コロナウィルスの流行により、3月4日にこのハクジュホールで初めて無観客、審査員のみで行われました。いくら試験とは言え、お客様が誰もいないところで、どうなるのか不安で心配ばかりしておりましたが、研修生達は、たんたんと演目が進む中でも、お客様がいらっしゃる時と同じように精一杯歌い演じておりました。そんな研修生達の音楽に対する誠実で純粋な姿に、感動致しました。いつものようにお客様がいらっしゃれば、会場自体が温かい空気で満ち溢れ、最後の演奏に緊張している研修生にとってお客様の温かい拍手がどれ程の励みとなったことか、モチベーションの高さにも繋がるとても良い機会でしたのにと新型コロナウィルスを恨みました。
これから、この世界で生きていくには新型コロナウィルスに負けないことと同じくらい厳しい道が待っているかもしれませんが、《好きこそものの上手なれ》《継続は力なり》人々の心に触れる《愛のある歌》を歌い続けて、二期会の会員として、誇り高く生きて欲しいと思っています。
このような貴重な機会をいつも快く提供して下さるハクジュホール様には感謝しかございません。
どうぞこれからも研修生や、会員になったばかりの初々しい歌手達を末永く応援くださり、お付き合い下さいますよう重ねてお願い申し上げます。

二期会オペラ研修所第63期マスタークラス主任

大倉由紀枝