仲道郁代 ベートーヴェンへの道全6回
ベートーヴェン 鍵盤の宇宙 第2回「ベートーヴェンとヘーゲル」

2020年1月18日(土)

14:00開演(13:30開場)

全席指定6,000円(税込)

Hakuju Hallでの今年1月までの3年間全6回にわたるシリーズ「仲道郁代 ショパンへの道」を大好評のうちに終えたピアニスト仲道郁代。彼女と当ホールとが再び組んで、今年から3年間全6回にわたって行う新プロジェクトが「仲道郁代 ベートーヴェンへの道」です。
彼女がライフワークとしてきたベートーヴェンをとりあげるこのシリーズのテーマは「ベートーヴェンと偉大な魂との対話」。哲学、美術、宗教、文学など、洋の東西を超えた偉人たちとの対比を通してベートーヴェンの生涯・音楽を読み解き、その真実にせまります。メインはもちろん仲道による充実のベートーヴェン演奏。さらに、仲道とナビゲーター役の文筆家・文化芸術プロデューサーの浦久俊彦とのトークが加わり、「楽聖」の音楽を多角的に理解し、味わえる公演になります。その第1回「ベートーヴェンとナポレオン」は7月20日に開催し、満席のお客様をベートーヴェンの奥深い世界へといざないました。
続く第2回でベートーヴェンと対置されるのは、19世紀初頭の西洋哲学の巨人ヘーゲルです。彼と音楽の巨人ベートーヴェンとはいかなる時代精神を共有し、ベートーヴェンの音楽ではそれがどのような形で開花したのか。そんな知的興味がつきない音楽の楽しみをお届けします。
Hakuju Hallの親密な空間だからこそ実現できた高濃度なプロジェクト。どうぞご期待下さい。

[出演]

仲道郁代(ピアノ&トーク)
浦久俊彦(ナビゲーター)

[プログラム]

第2回 ベートーヴェンとヘーゲル

ベートーヴェン Beethoven:
ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 op.10-1
Sonata for Piano No.5 in c minor op.10-1

ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 op.27-2 「月光」
Sonata for Piano No.14 in c# minor op.27-2 “Moonlight”

ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 op.109
Sonata for Piano No.30 in E major op.109

[プロフィール]

仲道郁代(ピアノ/トーク) Ikuyo Nakamichi, piano / talk

4歳からピアノを始める。桐朋学園大学1年在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、増沢賞を受賞。文化庁在外研修員としてミュンヘン国立音楽大学に留学。ジュネーヴ国際音楽コンクール最高位、メンデルスゾーン・コンクール第1位メンデルスゾーン賞、エリザベート王妃国際音楽コンクール第5位と受賞を重ね、以後ヨーロッパと日本で本格的な演奏活動を開始。88年に村松賞、93年にモービル音楽奨励賞を受賞。古典派からロマン派まで幅広いレパートリーを持ち、これまでに日本の主要オーケストラはもとより、海外のオーケストラとの共演も数多く、人気、実力ともに日本を代表するピアニストとして活動している。これまでにサラステ指揮フィンランド放送交響楽団、マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団、バイエルン放送交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ズッカーマン指揮イギリス室内管弦楽団(ECO)、フリューベック・デ・ブルゴス指揮ベルリン放送交響楽団、P.ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団などのソリストとして迎えられ高い評価を得ている。また、99年にはカーネギーホールでリサイタル・デビュー、2001年にはサンクトペテルブルグ、ベルリン・フィルハーモニーホールでコンチェルト・デビュー。05年には、英国チャールズ皇太子夫妻ご臨席のもとウィンザー城で行われたイギリス室内管弦楽団(ECO)主催の「結婚祝祭コンサート」に出演し絶賛された。室内楽ではストルツマン、ハーゲン弦楽四重奏団、ブランディス弦楽四重奏団、ベルリン・フィル八重奏団等と日本ツアーを行い、いずれも好評を博す。19年秋にはゲヴァントハウス弦楽四重奏団との日本ツアーが予定されている。CDはソニー・ミュージックジャパンと専属契約を結び、レコード・アカデミー賞受賞CDを含む「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」や、「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集」、「シューマン:ファンタジー」、古楽器での録音など多数リリースしている。著作には『ピアノの名器と名曲』『ショパン 鍵盤のミステリー』『ベートーヴェン 鍵盤の宇宙』(ナツメ社)、『ピアニストはおもしろい』(春秋社)等がある。18年よりベートーヴェン没後200周年の27年に向けて「仲道郁代 Road to 2027 プロジェクト」をスタートし、リサイタルシリーズを展開中。一般社団法人音楽がヒラク未来代表理事、一般財団法人地域創造理事、桐朋学園大学教授、大阪音楽大学特任教授。


(C)Kiyotaka Saito

浦久俊彦(ナビゲーター) Toshihiko Urahisa, navigator

文筆家、文化芸術プロデューサー。サラマンカホール音楽監督、代官山未来音楽塾塾頭、一般財団欧州日本藝術財団代表理事、三島市文化アドバイザー。パリで音楽学、歴史社会学、哲学、美学を学び、フランスを拠点に、音楽、アートの分野だけでなく、M.O.F.(フランス最優秀職人)の支援など、幅広く文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。多彩なアーティストのオリジナル企画を手がけ、文化芸術ナビゲートとして全国で活躍するなど、一流アーティストからの信頼も厚い。また、日本とヨーロッパの文化交流活動、音楽をよりよい社会創りに活かす人材の育成、地域の音楽文化の振興など、その活動は多岐にわたる。著書に『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』、『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』(以上、新潮社)、『138億年の音楽史』(講談社)などがある。


(C)新津保 建秀

企画制作:浦久俊彦事務所

オンライン予約

Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

【DM会員先行発売】
9月21日(土)~9月27日(金)
※日・月・祝日 休み
※DM会員限定まとめ割もあります。
 詳細はお問合せください。

【一般発売】
9月28日(土)~

メッセージ

ベートーヴェンというはてしなき宇宙

その音楽は、ヨーロッパ文化の精神的支柱ともいわれた楽聖ベートーヴェン。「苦悩を突き抜けて、歓喜へ」という不屈の精神とともに、その音楽は海を越えて、日本でも広く愛されてきました。ところで、わたしたちは、ベートーヴェンが「誰だったのか」を本当に知っているといえるでしょうか。革命期という激動のヨーロッパを生きた彼は、なぜ音楽で真実を求めつづけたのか。どのような哲学を己の信条とし、どのような信仰を生きる糧としたのか。ベートーヴェンという偉大な魂を、洋の東西を超えた偉大な魂たちと対比させる画期的なプロジェクト第二弾!テーマは「ベートーヴェンとヘーゲル」。奇しくもベートーヴェンと同じ年に生まれたドイツ観念哲学の巨人ヘーゲルは、弁証法という手法で時代精神を代弁する存在でもありました。カントやゲーテを愛読するなど読書家でもあったベートーヴェンが音楽に込めた思想を、哲学という視点から読み解きます。

浦久俊彦(文筆家・文化芸術プロデューサー)

<シリーズ次回以降の内容>

第3回 「ベートーヴェンと北斎」
(テーマ 時間表現としての絵画と音楽)

第4回 「ベートーヴェンとルター」
(テーマ 宗教 プロテスタントとドイツ精神)

第5回 「ベートーヴェンとクリムト」
(テーマ ウィーン世紀末と芸術)

第6回 「ベートーヴェンとシェイクスピア」
(テーマ 劇文学と音楽)