長谷川陽子&向山佳絵子 プロデュース
チェロ・コレクション | Cello Collection ~バッハへのオマージュ~ vol.5

2018年11月14日(水)

19:00開演(18:30開場) 【チケット完売】

全席指定5,000円(税込)

2014年11月にスタートした、長谷川陽子&向山佳絵子プロデュースによる大型企画。バッハへの敬意と、異世代チェロ奏者の交流を軸とした、未来志向のシリーズ<チェロ・コレクション~バッハへのオマージュ~>、略して「チェロ・コレ」。第5回はチェリスト5人の編成でお届けいたします。

チェロの聖典バイブル「バッハ:無伴奏チェロ組曲」全6曲の中から、毎年1曲を、今期待の若手奏者が演奏。世界的にもレベルの高い日本の次世代チェロ奏者の実力をご堪能いただきます。今回は2003年第72回日本音楽コンクール第1位、06年「プラハの春」国際コンクール第3位(1位なし)、08年エンリコ・マイナルディ国際コンクール第2位など多数入賞、17年より読響のソロ・チェロ奏者に就任し、益々活躍が目覚しい遠藤真理が第5番を演奏いたします。これから羽ばたくチェロ奏者として登場するのは、第13回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞を始め、他多数入賞し、現在は桐朋学園音楽部門特待生として桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コースにて研鑽を積む水野優也。恒例の新作初演は、様々な賞を受賞し、作曲、ピアノ、指揮、プロデュース、教育など多方面にわたる活動でも高い評価を受ける作曲家の野平一郎に、<チェロ4本>という編成で委嘱。プロデューサーの長谷川、向山、若手の水野に、ベテランチェロ奏者の藤森亮一を加えての名演に期待が高まります。ベテランから若手まで、異世代奏者たちによるチェロだけのアンサンブル。数々の名曲を贅沢な音色でお楽しみください。

[出演]

長谷川陽子/向山佳絵子/藤森亮一/遠藤真理/水野優也(以上、チェロ)
野平一郎(作曲)

[プログラム]

フレスコバルディ(カサド編):トッカータ [藤森、向山、水野、長谷川]
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV 1011 [遠藤]

野平一郎: バッハによるトランスフォルマシオン Ⅴ [長谷川、向山、水野、藤森]
  *J.S.バッハ“無伴奏チェロ組曲第5番”をモチーフにした委嘱作品(世界初演)

ポッパー:2つのチェロのための組曲 op.16より [水野、長谷川]
クレンゲル:小組曲 op.59より [遠藤、藤森、向山]
カサド(小林幸太郎編):愛の言葉 [向山、藤森、長谷川、水野、遠藤]

[プロフィール]

長谷川陽子(チェロ) Yoko Hasegawa, violoncello

色彩豊かな音色と音楽性を持ち合わせた、日本を代表するチェロ奏者の一人。2017年、デビュー30周年を迎えた。桐朋学園大学付属「子供のための音楽教室」で井上頼豊氏に師事。1987年リサイタル・デビュー。翌88年小林研一郎指揮/日本フィルとの共演で協奏曲デビュー。桐朋音楽大学を経て、シベリウス・アカデミー(フィンランド)に留学。アルト・ノラス氏に師事し、92年首席で卒業。これまでNHK交響楽団、プラハ交響楽団等、国内外の主要オーケストラとの共演多数。全国各地でのリサイタル、室内楽、企画コンサートへ出演している。メディアにも多数出演しており、NHK Eテレ「ららら♪クラシック」では、MC高橋克典氏のチェロの先生やゲスト等で定期的に出演中。CDはビクターエンタテインメントより「ブラームス/ソナタ」「バッハ/無伴奏チェロ組曲」「展覧会の絵」「バーバー&エルガー:チェロ協奏曲」「チェリッシモ」「シャコンヌ」等リリース。最新版として17年10月に「ショパン・トリビュート」をリリースした。アリオン賞審査員奨励賞、松村賞、霧島国際音楽祭賞、ロストロポーヴィチ国際コンクール特別賞、モービル音楽賞奨励賞、新日鉄音楽賞フレッシュ・アーティスト賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞等、受賞多数。現在、桐朋学園大学音楽学部准教授。


(C)塩澤秀樹

向山佳絵子(チェロ) Kaeko Mukoyama, violoncello

東京生まれ。松波恵子、堀江泰氏、レーヌ・フラショー、毛利伯郎の各氏に師事。1985年、第54回日本音楽コンクール第1位入賞。東京藝術大学を経て90年、ドイツ・リューベック国立音楽大学に留学し、ダヴィド・ゲリンガスに師事。同年、イタリアで行われた第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位入賞。88年、第3回アリオン賞審査委員奨励賞受賞。92年、第2回出光音楽賞受賞。カザルスホールでの「向山佳絵子とチェロの世界」シリーズや、東京オペラシティでの連続リサイタル、各地の音楽祭への参加、JTアートホール室内楽シリーズのプランナー、Hakuju Hall「チェロ・コレクション」のプロデュース、ハレー・ストリング・カルテットの一員などとして活躍し、常に話題を集めている。また、シュタルケル、ゲリンガス、スターン、ギトリス、アルゲリッチなど世界の一流演奏家との共演も数多くこなす一方、NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、大阪フィル、水戸室内管など数多くのオーケストラとも共演している他、リサイタル、室内楽にと多彩な演奏活動を繰り広げている。98年にはNHK-FMの人気番組「おしゃべりクラシック」のパーソナリティをつとめ、広い層からの支持を得た。その後もNHK-FMには度々出演、特番の司会や、生放送でリスナーのリクエストに応える等特に話題となった。最近では出演公演が、BSクラシック倶楽部等テレビでも放送されている。2013~17年まではNHK交響楽団首席チェロ奏者も務めた。録音はソニーより「バッハ無伴奏チェロ組曲全曲」ほか5枚のCDが発売されており、収録曲はNHKスペシャルやドラマのテーマ曲、TVCM曲などに使用されている。カメラータ・トウキョウからは池辺晋一郎と三善晃のチェロ協奏曲のCDもそれぞれ発売されているほか、日本コロムビア、日本アコースティックレコーズから室内楽も発売されている。13年には、企画した公演のライブ録音「ミラクル・チェロ・アンサンブル-12人のチェロ・アンサンブル-」がEXTONよりリリースされた。現在、東京藝術大学非常勤講師として、18年度からは京都市立芸術大学准教授として後進の指導を務める傍ら、日本を代表する実力派チェロ奏者として大いに活躍している。


(C)大窪道治

藤森亮一(チェロ) Ryoichi Fujimori, violoncello

1963年京都生まれ。京都市立堀川高等学校音楽科を経て、82年東京音楽大学に入学。同年第29回文化放送音楽賞を受賞。83年第52回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位。86年第21回東京国際音楽コンクール弦楽四重奏部門において斎藤秀雄賞を受賞。1987年NHK交響楽団に入団。90年ミュンヘンに留学、ワルター・ノータスに師事。2008年京都府文化賞功労賞を受賞。これまでに故徳永兼一郎、上村昇、河野文昭の各氏に師事。現在、NHK交響楽団首席チェロ奏者を務める傍ら、モルゴーア・クァルテット、チェロ四重奏のラ・クァルティーナのほか数多くのアンサンブルや、リサイタルのほかN響とも協奏曲を共演する等ソリストとしても大きく活躍、モルゴーア・クァルテットとして98年に村松賞、11年にアリオン賞、17年にJXTG音楽賞を受賞。また、東邦音楽大学特任教授、国立音楽大学客員教授を務め後進の指導にも当たっている。録音は14枚のソロ・アルバムの他、ラ・クァルティーナによる10枚のアルバム、N響との「サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番」、モルゴーア・クァルテットとして8枚のアルバムのほか、多くのアンサンブルのCDが発売されている。


(C)林喜代種

遠藤真理(チェロ) Mari Endo, violoncello

2003年第72回日本音楽コンクールで第1位、06年「プラハの春」国際コンクールにて第3位(1位なし)、08年エンリコ・マイナルディ国際コンクールにて第2位。神奈川県出身。東京藝術大学を首席で卒業。臼井洋治、河野文昭、山崎伸子、藤森亮一、クレメンス・ハーゲンの各氏に師事。07年ザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学マギスター課程を満場一致の最高点で卒業。同年神奈川県より文化賞未来賞を、09年12月には齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞した。06年9月にリサイタルデビュー。これまでにアンサンブル金沢、新日本フィル、東京シティフィル、東京都響、東京フィル、東響、神奈川フィル、札幌響、山形響、名古屋フィル、日本センチュリー、九州響など国内主要オーケストラに招かれ、小林研一郎、井上道義、飯森範親、山田和樹、ゲルハルト・ボッセ、ジャン・ピエール・ヴァレーズ、ルドヴィーク・モルローなど国内外で活躍する指揮者と共演。ドイツ・キームガウ春の音楽祭、神戸国際芸術祭では世界で活躍中の若手奏者を集めたアンサンブル・ラロと、ザルツブルグにてザルツブルク・ゾリステンとも共演するなど、室内楽奏者としても活躍中。またウィーン室内管、プラハ響とも共演し、国内外のアーティストから高い評価を得る。10年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の「龍馬伝紀行」(第三部)での音楽演奏を担当。同曲が収録された「Cello Melodies 龍馬伝紀行Ⅲ」をはじめ3枚のソロ・アルバムと、川久保賜紀(ヴァイオリン)、三浦友理枝(ピアノ)とのトリオ・アルバム「RAVEL」がエイベックス・クラシックスよりリリースされている。ソリストとして活動しながら17年4月より読売日本交響楽団のソロ・チェロ奏者にも就任。12年4月より、NHK-FMのクラシック音楽番組「きらクラ!」(毎週日曜日/全国放送)でパーソナリティを務めるなど活動の幅を広げ、その朗らかな語り口で、子供向けのコンサートにも力を注いでいる。


(C)Katsumi Nakayama

水野優也(チェロ) Yuya Mizuno, violoncello

1998年生まれ。東京都出身。6歳よりチェロを始める。第13回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞。第83回日本音楽コンクールチェロ部門第3位。ソリストとして東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団などと共演。北海道、東京、神奈川、静岡でソロリサイタルを開催。室内楽にも積極的に取り組み、弦楽四重奏、ピアノ三重奏、チェロ・アンサンブルなど数多くのコンサートや、武生国際音楽祭、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」などに出演。これまでにチェロを河地正美、常光聡、倉田澄子の各氏に、室内楽を原田幸一郎、北本秀樹、磯村和英、毛利伯郎、漆原啓子、山崎伸子、藤井一興の各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部チェロアンサンブル・サイトウ奨学生。公益財団法人江副記念財団第45回奨学生。公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション奨学生。2016年3月、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を首席卒業。桐朋学園音楽部門特待生として桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース在籍。

野平一郎(作曲) Ichiro Nodaira, composer

1953年生まれ。東京藝術大学、同大学院修士課程作曲科を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。作曲、ピアノ、指揮、プロデュース、教育などの多方面にわたる活動を行う。ピアニストとしては内外の主要オーケストラにソリストとして出演する一方、多くの国際的名手たちと共演し、室内楽奏者としても活躍。古典から現代までレパートリーは幅広い。マヌリやベンジャミン、松平頼則の作品を世界初演、またリゲティ、武満徹作品他の日本初演を行なう。80曲以上に及ぶ作品の中には、フランス文化庁、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、IRCAM、ベルリンドイツ交響楽団、国立劇場その他からの委嘱作品がある。2002年に東京でエレキギター協奏曲「炎の弦」をスティーヴ・ヴァイのソロで、05年にはドイツでオペラ「マドルガーダ」をケント・ナガノ指揮で、06年にはチェロとオーケストラのための「響きの連鎖」を堤剛のソロで、また12年にはパリでサクソフォンとコンピュータのための「息の道」をクロード・ドラングルにより初演。13年にはモスクワで開催された「ザ・シーズンズ国際音楽祭」、14年には台北国際現代音楽祭に招聘され多くの作品が演奏された。16年2月にはモントリオール交響楽団委嘱作品「祝典序曲」がケント・ナガノの指揮で世界初演され大成功を収める。同年6月にはサントリーホール委嘱による『触知できない領域~チェロとピアノのための~』、10月にはサントリー芸術財団主催「作曲家の個展2016」において、『管弦楽のための「時の歪み」』、西村朗氏との共作による『ピアノ協奏曲〈クロッシングA・I〉』が立て続けに初演され、いずれも圧倒的な成功を収めた。18年には、(公財)静岡県文化財団より委嘱された三部作の第1作「Shizuoka Trilogie I」のほか、Hakuju Hall、サントリーホールからの委嘱作品を発表する。16年より、オーケストラ・ニッポニカ ミュージック・アドヴァイザーを務める。第13回中島健蔵音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞、第35回サントリー音楽賞、第55回芸術選奨文部科学大臣賞、第44回、第61回尾高賞を受賞。12年には紫綬褒章を受章。現在、静岡音楽館AOI芸術監督。東京藝術大学作曲科教授。


(C)Norikatsu Aida

【チケット完売】

Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

東京音楽コンクール本選会に於いて、エルガーのチェロ協奏曲を演奏し、類希な音楽性で、オーケストラと共に、その音楽に溶け込んだ水野優也君は、聴衆を魅了して最年少で優勝しました!私は、この演奏を聴き終わった時、コンクールだった事をすっかり忘れていました…。
その後も目覚しい活躍を見せ、シューマンやドヴォルザークの協奏曲、ブラームスの二重協奏曲、ドビュッシーの弦楽四重奏など、度々、印象深い演奏を残しています。
水野君が、今夜のように素晴らしい先輩の演奏家の皆様に御指導頂きながら、今後も謙虚に、深い音楽を求め、恵まれた才能に磨きをかける努力を惜しまない事を願っています!

倉田澄子(桐朋学園大学特命教授)