ホルショフスキ・トリオ

巨匠ホルショフスキの遺志を継ぐ進化するピアノ・トリオ!室内楽の真髄を聴く

2018年11月10日(土)

14:00開演(13:30開場)

全席指定5,000円(税込)

20世紀を代表するポーランド出身のピアニスト・ホルショフスキの名を冠したニューヨーク生まれのホルショフスキ・トリオ。ホルショフスキは、長年カザルスと共に演奏活動をしていたことで知られ、日本には95歳で初来日し、盟友の名を印したカザルスホールの落成記念でのリサイタルが伝説として語り継がれています。そのホルショフスキの夫人の賛同と支援を得て結成され、今後の活躍に注目が集まる、期待のピアノ・トリオがHakuju Hallに登場します。巨匠ホルショフスキの最後の愛弟子で、10代半ばでカーネギーホール、ケネディーセンターでアメリカ・デビューを果たし、アメリカやヨーロッパ各地で高い評価を得るピアニスト・相沢吏江子、既に2度もグラミー賞にノミネートされる他、作曲や編曲、ジャズの演奏と幅広い才能を発揮するヴァイオリニスト・ジェシー・ミルス、ダデラス弦楽四重奏団の創立メンバーとして室内楽の心魂を極めてきたチェリスト・ラーマン・ラマクリシュナン。名手3人によるピアノ・トリオは、古典から現代音楽まで自在なレパートリー、それぞれの演奏力の高さと緊密なアンサンブルが魅力です。プログラムは、シューマンが妻クララの誕生日を祝い作曲した「ピアノ三重奏曲 第1番」、アメリカを代表する重要な作曲家の一人であり彼らとも交友のあるウォリネンによる「ピアノ三重奏曲」、そして、第2次世界大戦中にショスタコーヴィチが親友に捧げた「ピアノ三重奏曲 第2番」。室内楽の真髄に酔いしれるひとときにご期待ください。

[出演]

ホルショフスキ・トリオ

ジェシー・ミルス(ヴァイオリン)
ラーマン・ラマクリシュナン(チェロ)
相沢吏江子(ピアノ)

[プログラム]

シューマン:ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 op.63
ウォリネン:ピアノ三重奏曲(1983)
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 op.67

[プロフィール]

ホルショフスキ・トリオ(ピアノ・トリオ) Horszowski Trio, piano trio

2011年のホルショフスキ・トリオ結成のニュースは、個々のメンバーのキャリアが高く認識されているアメリカの音楽界で、大きな反響を呼んだ。結成発表のわずか数週間以内に、ニューヨーク、ボストン、ワシントン、フィラデルフィア、ロサンジェルス等、アメリカ主要都市を含める30カ所以上の演奏会がすぐに決定。その後、インドツアー、14年の日本ツアーなど国際的な活躍へと発展し、その評価を着実に上げている。14年、米国レーベルのブリッジ・レコード社からCDをリリース、英国グラムフォン誌からも高い評価を受けた。18年は、恩師ホルショフスキの没後25年にあたることから、2度目の日本ツアーが計画されている。ヴァイオリンのジェシー・ミルスは、ニューヨークで生まれ育つ。ナクソスからリリースされた数々の録音の中で、シェーンベルクのシリーズにおいて、既に2度、グラミー賞にノミネートされた。才能の幅は広く、作曲と編曲の他、ジャズも演奏し、チック・コリアや小曽根真とも共演している。ノーベル賞受賞の化学者の父を持つ、チェロのラーマン・ラマクリシュナンは、ハーバード大学で物理を専攻し、優等賞を得て卒業。その後、本格的に音楽に専念し、ダデラス弦楽四重奏団の創立メンバーとして11年間活動し、室内楽界での高い地位を築き上げた。ピアノの相沢吏江子は、内田光子の推薦で、13歳の時、カザルスホールでアレクサンダー・シュナイダーと共演。その直後、カーネギーホールとケネディーセンターでコンチェルト・デビューし、アメリカへ移住。ニューヨーク・タイムズに「深い感銘を与える才能」と評され、アメリカ、ヨーロッパ各地で、常に高い評価を得ている。ミルスとラマクリシュナンは、幼少時代からの音楽仲間で、後にニューヨークで、相沢と知り合った。3人は、音楽界のメッカ、ジュリアード音楽院、マルボロ音楽祭等で研鑽を積み、その豊かな経験と長年の友情は、お互いの信頼関係を深くしていった。そして11年、偉大なピアニスト、ホルショフスキ(1892-1993)への敬意の元、未亡人の賛同と支援を得てトリオの結成が決定した。相沢は、カーティス音楽院でホルショフスキの最後の弟子でもあり、3人は、ホルショフスキの暖かく喜びに溢れた音楽には勿論、彼の誠実で謙虚な人柄からも強くインスピレーションを受けていることから、「ホルショフスキ・トリオ」の名前が生まれた。彼らのレパートリーは広く、伝統的な作品から、アメリカのJ.ハービソン、C.ウォリネン、N.ローレムといった、難曲の現代作品も含まれている。また、ホルショフスキ自身が交流を持っていた、ラヴェル、フォーレ、そしてサン=サーンス、ヴィラ=ロボス、マルティヌー、グラナドスといった作曲家の稀で貴重な作品も、積極的に取り上げている。ホルショフスキ・トリオは、ニューヨークを拠点に活動を展開しているかたわら、ロンジー音楽院で後進の指導にも力を注いでいる。16年には、ロンジー音楽院のレジデントアンサンブルに選ばれ、ベートーヴェン・チクルスなどを行い話題となった。2017/18シーズンには、ブリッジ・レコード社からシューマンのピアノ・トリオ全曲、ブラームスのピアノ四重奏曲全曲のレコーディングが予定されている。19年には、ロンドンのウィグモアホールへの出演を含むヨーロッパツアーも計画されている。


(C)LISA-MARIE MAZZUCCO

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Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

【DM会員先行発売】
5月12日(土)~5月18日(金)
※日・月・祝日 休み
【一般発売】
5月19日(土)~

メッセージ

前半には、濃厚な三重奏をお楽しみいただけるシューマンの「ピアノ三重奏曲 第1番」。そして、ピアニスト・ピーター・ゼルキンとも交流が深い、アメリカを代表する重要な作曲家の1人ウォネリンの作品を取り上げます。ウォネリンは、私たちも個人的によく知っている作曲家でありますし、この「ピアノ三重奏曲」は技術的にかなりの難曲ではありますが、圧倒され引き込まれる魅力的な音楽を、是非日本の皆様にも聴いていただきたいと思います。
後半は、ショスタコーヴィチの「ピアノ三重奏曲 第2番」。この曲は、第2次世界大戦中に作曲され、彼の戦争へ反対する想いや、戦争に対する怒りや悲しみなどが表現されています。作曲家のメッセージが込められた人間味のある作品を、特に大切に演奏させていただきます。

相沢吏江子