 |
|
 |
|
|
|
| |
|
|
|
| 日高孝之 株式会社竹中工務店 |
|
 |
プロフィール |
|
大阪大学大学院工学研究科修士課程応用物理学修了、京都大学工学博士。
イタリア国立科学研究所客員教授、九州芸術工科大学客員教授などを勤め、現在、株式会社竹中工務店 技術研究所主任研究員。
1984年の栗谷学術奨励賞(日本音響学会)を受賞。米国音響学会フェローを受ける。 |
|
 |
主要プロジェクト |
|
| '92年 |
浜離宮朝日ホール |
| '95年 |
三鷹芸術文化センター |
| '97年 |
新国立劇場、 東京オペラシティコンサートホール |
| '01年 |
新東京宝塚劇場 、プラハ・コングレスホール改修等の音響設計 |
|
|
Hakuju Hallは、ソロリサイタルから小規模オーケストラまでを対象とするコンサートホールとして計画されました。
また、企画の段階から、モダンなインテリアデザインとともに, 音響に最高のプライオリティが与えられました。
これまでわが国では、こうした高い音響性能が要求される室内楽ホールについては、欧米の優れたホールの形態やディテールを踏襲する方法がとられてきました。しかしその場合、無難な結果が得られる確率は高いのですが、現代の建築として相応しいかという問いかけには課題が残されてきたのです。
一方、理論的根拠を伴わずに、直感的美学に基づいてモダンなデザインを行っても,良い結果が得られる可能性は限りなく低いでしょう。幸い、コンサートホール音響設計の方法論はこの10年間で目覚しい進歩を遂げました。
そこで当プロジェクトでは、それらのエッセンスを改めて解釈して、Hakuju Hallの建築デザインに反映させるべき、次のような音響設計のコンセプトを設定しました。
・ デリケートな室内楽の音色を正確に伝える,透明感のある音色
・ 300人規模に適合した残響感
・ 空間的に融合した響きと音色のテクスチャー
・ 演奏者にとって適度な音の返りのある,演奏しやすい舞台空間
そして、このHakuju Hallでは、そのほぼ100%が建築設計に反映されています。
古典的規範である平面形状を正確にキープした上で、充分かつ適正な天井高さの船底天井、剛性のある内装材料と柔らかに共鳴する舞台の床材、一様な音場に寄与するガラスのウィング等々、さまざまな音響的配慮が建築意匠のなかに昇華されて実現されています。
実際の設計にあたっては、ホール音場のコンピュータシミュレーション、縮尺模型による詳細な音響模型実験、重要な音響材料の実物実験等、現時点でなしえる最高水準の物理計測手法を実施し、高い精度の音響設計を進めました。
今後、内装の完了後には,実際の楽音によって音響を確認する、音響チューニングとエージング期間を経てオープニングに向かう予定です。熱意ある建築主と優れた建築家とのコラボレーションによって、当プロジェクトでは本当に満足の行く設計プロセスが踏めたと確信しております。 |
| 日高孝之 |
|
|
|
|
|
|
| copyright HAKUJU INSTITUTE FOR HEALTH SCIENCE
Co.,Ltd.. |
| All rights reserved. |
|
|
 |
|
|
 |