Hakuju Hall
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主催公演出演者プロフィール
代々木の森サロン・コンサート・シリーズ − Superb Relax 2004/2005シーズン
第5回
●木下伸市 Shin-ichi Kinoshita , tsugaru-shamisen

1965年和歌山県出身。10歳のとき父親から三味線を習い、17歳でNHK邦楽オーディションに津軽三味線で合格。津軽三味線全国大会1986年、87年連続優勝。2000年5月、歴代の津軽三味線全国大会のA級チャンピオン同士が競い合う山田千里杯争奪戦で、史上初の栄冠に輝く。現在、ソロ活動はもとより津軽三味線に和楽器・洋楽器を組み入れ、伝統音楽と現代的音楽を融合した【ツガル・フュージョン】を発表。
2002年12月「NNNドキュメント’02」「NHK紅白歌合戦」に出演し大きな話題を呼ぶ。ダイナミックかつ繊細な音色は聴衆を魅了し、百年に一人といわれる津軽三味線奏者として絶賛されている。

●小沼ようすけ Yosuke Onuma , guitar
1974年生まれ。14才でギターをはじめ、友人の影響で本格的にジャズ・ギターを学ぶ。95年ヘリテージ・ジャズギター・コンペ日本代表世界3位、99年ギブソン・ジャズ・ギター・コンテスト優勝。その後はライヴ・ハウスやクラブでライヴを中心に活動、2001年にアルバム『nu jazz(ニュー・ジャズ)』をリリースしデビューを果たす。02年にはセカンドアルバム『Summer Madness』をリリース。自身の作曲によるオリジナルに加え、今の音楽を新しい世代の斬新なアレンジでカバーし、その確かなテクニックと新しい感覚、オリジナル曲のクオリティの高さから、ギターファン、音楽ファンから幅広く支持を得ている。
第6回
●つのだたかし Takashi Tsunoda , lute
ドイツ国立ケルン音楽大学リュート科を卒業。リュートおよびバロックギターの独奏、歌曲の伴奏者として定評がある。ジャンルを越えたユニークな音楽スタイルを持つ古楽器バンド《タブラトゥーラ》および宗教的な音楽を演奏する《アンサンブル・エクレジア》を主宰。J.ダウランドやC.モンテヴェルディの声楽曲のアンサンブルに力を注ぎ、「オルフェーオの悲しみ」「コロンブスの夢」など歌と語りを融合した舞台のプロデュース公演も高い評価を得ている。自らのCDレーベル『パルドン』から「リュート」「サリーガーデン」など数多くの古楽CDをリリースするほか、ビクター、ワーナーからもソロ、タブラトゥーラのCDを発表している。
●波多野睦美 Mutsumi Hatano , mezzo-soprano
イギリス・ロンドンのトリニティ音楽大学専攻科修了。16-18世紀の歌曲、宗教曲、日仏英の近現代歌曲を中心的なレパートリーとしてコンサートを行い、瑞々しい感覚の歌で聴くものを魅了。1990年からリュートソングデュオとしてつのだたかしと国内外でコンサートを重ね、リンカーン、ケンブリッジの古楽フェスティバルに出演、絶賛を受けた。《バッハ・コレギウム・ジャパン》《タブラトゥーラ》《アンサンブル・エクレジア》の国内外公演と録音にソリストとして参加。2001年アメリカでの世界平和祈念コンサートで間宮芳生の委嘱作品を世界初演。「ダウランド/悲しみよとどまれ」「古歌」「イスパニアの歌」「アルフォンシーナと海」「イギリスの古いキャロル」「美しい日本の歌」「モンテヴェルディ/聖母マリアの夕べの祈り」などCDも多数発表。
第7回
●米良美一 Yoshikazu Mera , countertenor
「もののけ姫」で一世を風靡した米良美一は、その類まれな美声から国内外ヨーロッパで高く評価を受け、幅広い層の観客からの支持を得て人々の心を魅了し続けている。1998年、ブタペストで行われた名歌手エディタ・グルベローヴァとのジョイント・コンサートでは大喝采を浴び、2000年9月には再びスイスとドイツで、01年4月には東京・名古屋・大阪で公演が行われた。また99年12月の韓国・ソウルでの初公演は、終演後300人のファンがロビーで待つほどの熱狂的コンサートとなった。ライフワークのひとつとして日本歌曲に積極的に取り組み、96年にリリースされた「母の唄」は、各界からの注目を集めた。またBISレーベル「うぐいす」は、日本人の歌う本格的な日本歌曲のアルバムとして初めて全世界に発売され、アメリカ、ヨーロッパなどで高い評価を得ている。98年3月にはアルバム「ロマンス」で第12回日本ゴールドディスク大賞「ベスト・クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞、続いて宮崎駿監督作品「もののけ姫」の歌唱により、第21回日本アカデミー賞協会特別賞として主題歌賞を受賞するなど、映画やTVの分野においても幅広い歌唱力を披露している。CDはキングレコード、スウェーデンのBISレーベルより発売されている。
第8回
●福田進一 Shin-ichi Fukuda , guitar
1955年大阪に生まれる。12歳より斎藤達也に師事、ギター奏法と音楽の基礎を学ぶ。78年パリ・エコール・ノルマル音楽院にて、A.ポンセにギターを学ぶ。また音楽学、和声学、楽曲分析をN.ボネに師事し首席で卒業。さらに80年イタリア・キジアーナ音楽院にてO.ギリアに学び、最優秀ディプロマを受賞する。81年パリ国際ギターコンクールで優勝。さらに内外で輝かしい賞歴を重ね一躍注目を集める。これまでほとんど全ての欧米各国の主要都市に招かれリサイタルを開催。またデュトワ指揮N響などメジャーオーケストラ、ジャズの渡辺香津美などジャンルを超えた一流ソリストとの共演は常に話題を集め、絶賛を博している。現在、19世紀ギター音楽の再発見から現代音楽までのボーダーレスな活動は世界的な評価を獲得している。2003年には、長谷川陽子との初コラボレーションによるボサノバ・アルバムを、また南米への旅をテーマにしたソロ・アルバム「Voyage」をリリース。またスペイン音楽第2集「セビリア風幻想曲」は、「レコード芸術」誌では「超特選盤」との評価を得、平成15年度第58回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞した。
●荘村清志 Kiyoshi Shomura , guitar

日本ギター界の第一人者。1963年、来日したイエペスに認められ、翌年スペインに渡り師事。67年から68年に欧州各地で40回以上の公演を行い好評を博す。69年、日本デビュー・リサイタルで「テクニック、音楽性ともに第一人者」との高い評価を得た。71年世界青少年協会国際フェスティヴァル(フィレンツェ)に参加、この成功により北米で28公演を開き、国際的評価を不動のものにした。74年「ギターを弾こう」(NHK教育)の講師を務め、全国にその名と実力が知られる。国内主要オーケストラとも数多く協演。声楽、器楽とのデュオやトリオの公演も多く、ギターの魅力をさまざまな形で人々に伝えている。日本人作曲家への委嘱、初演にも意欲的で、武満徹初のギター作品「フォリオス」を初演、「森のなかで」全3曲を世界初演。レコーディング活動も積極的に行い、99年秋にはデビュー30周年記念アルバム《天使のミロンガ》、2002年10月には《荘村清志2002 アルハンブラの想い出》をリリース、好評を得ている。04年6月には「岸田今日子&荘村清志〜ギターと朗読の庭」と題した公演ツアーを予定している。

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