Hakuju Hall
HOME Concert Hall Ticket Information Renting the Hall Access Map
 
 
第5回 Hakujuギター・フェスタ 2010 ギター・ワールド・トゥデイ 第5回 Hakujuギター・フェスタ 2010 ギター・ワールド・トゥデイ
これまでのHakujuギター・フェスタ
第1回 Hakujuギター・フェスタ2006 〜武満徹へのオマージュ
出演者: 荘村清志、福田進一、鈴木大介、松尾俊介、ブランドン・ロス(ギター)、
米良美一(カウンターテナー)、高木綾子(フルート)、ツトム タケイシ(ベース)

第2回 Hakujuギター・フェスタ2007 〜VIVA!エスパーニャ
出演者: 荘村清志、福田進一、大萩康司、益田正洋、西村正秀(ギター)、曽根麻矢子(チェンバロ)、
天羽明惠(ソプラノ)、沖仁(フラメンコギター)、石塚隆充(パルマ・カンテ)、沖みちこ(パルマ)

第3回 Hakujuギター・フェスタ2008 〜ラテンアメリカの熱い風
出演者: 荘村清志、福田進一、エドゥアルド・フェルナンデス、池田慎司(ギター)、中川昌三(フルート) 
クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)、ボファーナ(ヴォーカル、ギター、ベース)

第4回 Hakujuギター・フェスタ2009 〜イタリア〜Suonare! Cantare!! Amore!!!
出演者: 荘村清志、福田進一、鈴木大介、朴葵姫(ギター)、錦織健(テノール)、中村靖(朗読)
2010年は世界中のギター音楽!
第5回のテーマは、ギター・ワールド・トゥデイ。ジャンルや国境を越えたギター音楽の魅力を再発見すること間違いなし!世界中から集めた楽しいギター作品を、一流のソリストたちのパッションあふれる演奏によって味わい尽くす3日間!
何が飛び出すのか未知数なギター音楽の謎に迫ります。
公演/プログラム
2010.8.20[fri]19:00start(18:30open)
Part1
SoloT〜荘村清志・荘村×福田Duo①
荘村清志(ギター)/福田進一(ギター)
さぁ、フェスタの幕開けです!チェコの作曲家、イルジ・イルマルがブラジルの天才ギタリスト、バーデン・パウエルを讃えた曲「バーデン・ジャズ組曲」、ジプシー・ジャズ・ギターの神様ジャンゴ・ラインハルトの最大にして最高の名曲「ヌアージュ」、現代クラシック・ギター奏法の父アンドレス・セゴビアが編曲したイギリス、スコットランド民謡などを荘村清志のソロでお贈りします。また、荘村と福田のデュオで、イタリアのギタリスト・作曲家カルロ・ドメニコーニの「サーカス・ミュージック」、トルコの鬼才ピアニスト・作曲家ファジル・サイが2009年の第4回ギター・フェスタのために作曲し、好評を博した「プリンセス・オブ・リキア」の再演まで、えも言われぬ異国情緒の世界へ誘います。

<Solo>
■イルマル:バーデン・ジャズ組曲
■ラインハルト(ディアンス編):ヌアージュ
■セゴヴィア編:「世界の歌」より2つの民謡〜イギリス・スコットランド
■ディアンス:「20通の手紙」より
■ディアンス:サウダージ 第3番

<Duo>
■ファジル・サイ:プリンセス・オブ・リキア (第4回 Hakuju ギター・フェスタ委嘱作品)
■ドメニコーニ:サーカス・ミュージック
Part2
ギター&フルート
アタナス・ウルクズノフ(ギター)/小倉美英(フルート)
アタナス・ウルクズノフの作品と演奏の持つ生命感は、現代のギター音楽シーンにおいて貴重な存在です。ブルガリアの民族音楽をルーツに持つアタナスの鋭敏なリズム感覚が、論理的かつ創造的な頭脳で作品に生かされ、強靭なテクニックと情熱で完璧な演奏を実現します。さらに公私共にパートナーであり、日本人フルーティストで即興の名手である小倉美英との究極のアンサンブルが、ギター音楽を新たな領域へ導きます。

■リゲティ:「ムジカ・リチェルカータ」より
■ウルクズノフ:通りゃんせ物語
■コリア(小倉美英編):ノー・ミステリー
■ウルクズノフ:3つの東方の物語
■伝承曲:3つのブルガリア民謡
 
 
2010.8.21[sat]18:30start (18:00open)
Part3
SoloU〜ウィリアム・カネンガイザー
ウィリアム・カネンガイザー(ギター)
ロサンゼルス・ギター・カルテットの一員として有名なウィリアム・カネンガイザーは、ソロ・ギタリストとしても高く評価されており、現在、米国クラシック・ギター界のリーダーの一人として広く知られた存在です。モーツァルト、ヘンデル、バルトークの作品から東ヨーロッパやカリブ海の音楽まで、彼のレパートリーは意欲的であり、クラシック・ギターのレパートリーとしては革新的ですらあります。ギターとは無縁と思われていたナンバーを快活に弾ききっていく様は何とも言えず爽快です。今回のプログラムにおいても、ギターとともに国境を越え、様々な国を巡ります。

―「カリブ海の島々」「セルビア」「アメリカ」の曲から
■バルトーク(カネンガイザー編):ソナチネ
■ブローウェル:2つのフォークソング
■カセウス:ホウンシーズの踊り
■コルデロ:アンティル諸島の2つの小品
■ボグダノヴィチ:3つのアフリカのスケッチ
■ヨハンソン:魔法のセレナーデ
■ヘッド:「友だちのスケッチ」より
Part4
ギター・アンサンブル Duo〜Quartet
荘村清志(ギター)/福田進一(ギター)
ウィリアム・カネンガイザー(ギター)/アタナス・ウルクズノフ(ギター)
カネンガイザー作曲の「ゴンガン」は、アジアの永遠のリズム、バリのガムランを模しています。どこまでも深く蒼い地中海に溢れんばかりの生命を躍動させた藤井眞吾の「紺碧の舞曲」。ヨークが京都の「三千院」に感銘を受けて作曲したギター二重奏曲では悠久の刻を感じることでしょう。ウルクズノフの「マケドニアの歌」では、古代文明の交差点、バルカンの響きに触れます。そして、この4名が繰り広げる珠玉のアンサンブルで、「雨の降るキューバの風景」を描きだします。ギターと巡る世界の旅を心ゆくまでお楽しみください。

■カネンガイザー:ゴンガン
■藤井眞吾:紺碧の舞曲
■ヨーク:三千院
■ウルクズノフ:マケドニアの歌
■ブローウェル:雨の降るキューバの風景
■ブローウェル:トッカータ
 
 
2010.8.22[sun]15:00start(14:30open)
Part5
渡辺香津美〜ジャズ
渡辺香津美(ギター)
ウィリアム・カネンガイザー(ギター)/小倉美英(フルート)
日本が世界に誇るトップ・ジャズ・ギタリスト、渡辺香津美。その速いテンポで繰り出される魅惑のアドリブ、アコースティックギターで奏でる芳醇な旋律。演奏技術を緻密に組み合わせることで、音の一つ一つに豊かな表現力を含ませ、独自の『カズミサウンド』を創り出しています。繊細なテクニックで、奏でる音に多様な"ニュアンス"と"色あい"を込め、インスピレーションの赴くままに、音楽の宇宙を飛び回り、人々の心をつかんで虜にしてしまうことでしょう。

■レノン&マッカートニー:アクロス・ザ・ユニバース
■ラインハルト:ジャンゴ・メドレー
■パストリアス:スリー・ビューズ・オブ・ア・シークレット
■コリア:スペイン
■デイビス:マイルストーンズ
■渡辺香津美:アイランド
■ファリャ(谷川公子編):火祭りの踊り
■ピアソラ(渡辺香津美編):リベルタンゴ
■渡辺香津美:ジャミング・イベリコ
Part6
SoloV〜福田進一・荘村×福田Duo②
荘村清志(ギター)/福田進一(ギター)
フェスタ最後を飾るのは、福田進一のソロ。そして、荘村、福田による黄金プロデューサー・デュオ。さらに、今年の目玉は、渡辺香津美委嘱作品の世界初演。ジャズ、ポップスから現代音楽にいたるまで幅広い領域の作品を数多く生み出す渡辺香津美が、今回書き上げる作品とは?香津美ワールドに挑む荘村×福田によって一体どんな音世界が生まれるのか・・・乞うご期待!

<Solo>
■吉松隆:アラウンド・ザ・ラウンド・グラウンド(球形の大地の周りで)
■ウルクズノフ:祈り〜モリトヴァ
■アサド:ソナタより「アンダンテ」

<Duo>
■渡辺香津美:委嘱新曲作品(世界初演)  他
 
 
旬のギタリストを聴く〜タケオ・サトー リサイタル
「Hakuju ギター・フェスタ」では、これまで次世代のクラシック・ギター界を担う若手実力派ギタリストを紹介してまいりました。今年紹介するタケオ・サトーは、1982年ドイツに生まれ、ドイツの巨匠的ギター製作家"カズオ・サトー"を父に持つ恵まれた環境において、ギターを手にしました。
12歳よりヨーロッパ、アジアにてコンサート活動を開始し、数多くの国際ギターコンクールで入賞するなど、今後世界的な活躍が期待されるギタリストです。その豊かな表現力とハイレベルなテクニックで奏でられる熱い演奏をお楽しみください。
2010.8.21[sat]16:30start (16:00open)
タケオ・サトー(ギター)  全席自由1000円(税込)
■J.S.バッハ:前奏曲,フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998より「前奏曲」
■武満徹:エキノクス
■レノン&マッカートニー/武満徹:ギターのための12の歌より「イエスタデイ」
■バリオス:マシーシャ
■ジュリアーニ:ロッシニアーナ 第5番 op.123
■タレガ:グラン・ワルツ
■トゥリーナ:ギター・ソナタ ニ短調 op.61
 
 
チケット
2010年4月17日(土)発売開始

・ 1回券 全席指定5,000円(税込)

・ Hakuju ギター・フェスタ通し券 15,000円(税込)
(3日間通し券&タケオ・サトー リサイタル/限定50席)

・ 旬のギタリストを聴く〜タケオ・サトー リサイタル 全席自由1,000円(税込)
■Hakuju Hallチケットセンター Tel.03-5478-8700 10:00〜18:00 火〜土(祝日・休館日を除く)
*発売日当日は、Hakuju Hallチケットセンターでの窓口販売は行っておりません。
オンラインチケット予約 /
■チケットぴあ Pコード予約 Tel.0570-02-9999 Pコード:100-681
《@チケットぴあ》 http://t.pia.jp/
■CNプレイガイド Tel.0570-08-9990 http://www.cnplayguide.com/
 
 
プロフィール
荘村 清志(ギター)
© Sayaka Ikemoto
荘村 清志(ギター) Kiyoshi Shomura (guitar)
実力、人気ともに日本を代表するギター奏者として2009年デビュー40周年を迎えた荘村清志は、ますます充実した活動を展開している。
08年にはスペインでビルバオ交響楽団と初めて共演。定期演奏会に出演するとともに、荘村にとっては初の《アランフェス協奏曲》録音を実現、09年5月にリリースされたCDは早くも名盤の呼び声が高い。同年7月にはビルバオ交響楽団との日本ツアーを大盛況のうちに終えている。07年にはNHK教育テレビ「趣味悠々」に講師として登場し、改めて日本ギター界の第一人者として強く印象づけた。
9歳からギターを始め、父・荘村正人と、後に小原安正に師事する。1963年、来日した巨匠ナルシソ・イエペスの歓迎演奏会で氏に認められ、翌年スペインに渡りイエペスに師事。同時期にスペインに滞在していた岩崎洋に音楽理論も学ぶ。67年イタリア各地で18回、翌68年にはミラノなど22都市でリサイタルを開き、各地で好評を博す。帰国後、69年の日本デビュー・リサイタルで、「テクニック、音楽性ともに第一人者」との高い評価を得る。71年にイタリアで開かれた世界青少年協会国際フェスティヴァルに日本代表ギタリストとして参加し、この成功により北米各都市で28回にのぼる公演を開き、国際的評価を確実なものにする。
74年にはNHK教育テレビ「ギターを弾こう」に講師として出演し、一躍、日本全国にその名と実力が知られることになった。77年と80年に再びスペインに渡り、イエペスのもとでさらに研鑚を積み、ヨーロッパ各地でコンサート活動を行なう。以後、リサイタルや、日本の主要オーケストラとの共演で活躍を続けている。
ソロ活動に加えて、フルート、ピアノ、ヴァイオリン、チェロや声楽などとの共演にも積極的に取り組み、ギターの魅力をさまざまな形で伝えている。99年にはベルギーからマルク・グローウェルス(フルート)を迎えて、リサイタル「荘村清志 ピアソラを弾く」を開催し、01年にはグローウェルスと、さらにインマ・ゴンザレス(カスタネット)をゲストに全国ツアーを行なった。04年には女優の岸田今日子とのコラボレーションによる企画、《ギターと朗読の庭》のツアーを行い、カステルヌオーヴォ=テデスコの「プラテーロとわたし」をメインにした内容が好評を博した。08年にはミラノ弦楽合奏団の日本ツアーにソリストとして参加、円熟した演奏を聴かせた。
現代のギター作品を意欲的に取り上げるだけでなく、日本人作曲家に多数の作品を委嘱、初演するなど、ギターのレパートリー拡大にも大きく貢献している。特に、武満徹との交流は深く、74年に「フォリオス」、93年に「エキノクス」(94年初演)を委嘱し、ギタリストの貴重なレパートリーとなったほか、荘村のために編曲された「ギターのための12の歌」を77年に初演・録音、「森のなかで」は96年に全曲初演している。99年夏にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本に招かれ、「武満 徹メモリアルコンサートIV」で「エキノクス」を演奏している。05年にはCD《郷愁のショーロ》をリリース、アコーディオンのシュテファン・フッソングをゲストに、猿谷紀郎の委嘱新曲と新アレンジを含む意欲的なアルバムで、東京や大阪で記念コンサートも開催された。
レコーディングも積極的に行ない、EMIミュージック・ジャパンから数々のCDを発売して高い評価を得ている。
現在、東京音楽大学客員教授。
 
 
福田 進一(ギター)
福田 進一(ギター) Shin-ichi Fukuda (guitar)
1955年大阪に生まれる。12歳より斎藤達也に師事、ギター奏法と音楽の基礎を学ぶ。
78年パリ・エコール・ノルマル音楽院にて、A.ポンセにギターを学ぶ。また音楽学、和声楽、楽曲分析をN.ボネに師事し首席で卒業。さらに80年イタリア・キジアーナ音楽院にてO.ギリアに学び、最優秀ディプロマを受賞する。
81年パリ国際ギターコンクールで優勝。一躍注目を集め、さらに内外で輝かしい賞歴を重ねた。すでに、デュトワ指揮N響をはじめ、アテネ市響(ギリシャ)、ビュルテンベルグ・フィル(ドイツ)、オルケストラ・ドゥ・グラン・レペルトワール(フランス)、キューバ国立響等、内外のオーケストラとの協演、ジャズの渡辺香津美などジャンルを超えた一流ソリストとの共演は常に話題を集め、常に絶賛を博している。
2004年〜08年にかけて、世界20カ国以上の主要都市に招かれリサイタルを開催、数多くの国際ギターコンクールに審査員としても招かれた。海外で優れた邦人作品を積極的に紹介する等、日本の優れた音楽文化を世界に紹介した功績により、平成19年度外務大臣表彰を受けた。
05年より山形県庄内町「響ホール」にて開催されている"庄内国際ギターフェスティヴァルin響"の音楽監督を務め、その第1回からフェスティバルの名声を国際的に高めることに成功した。06年より「Hakuju ギター・フェスタ」のプロデュースを荘村清志氏とともに務め、毎回斬新な企画とプログラムにより大きな注目を集めている。キューバの生んだ大作曲家L.ブローウェルは、「かつて聴いたことのない真のヴィルトゥオーゾ、そして"音楽家"である」と称賛し、「悲歌〜イン・メモリアム・タケミツ(96年)」を献呈、06年には新作「ハープと影」を献呈、5月の日本での世界初演に引き続き、台湾、ドイツ、フランスなど各国で初演。06年には野平一郎作曲の大作「悲歌集」を津田ホールで世界初演。2008年5月には福田進一に献呈されたブローウェルの協奏曲「コンチェルト・ダ・レクイエム」をコブレンツ国際ギターフェスティバルにてライン州立響と世界初演、その後、作曲家自身の指揮によりコルドバ管弦楽団(スペイン)にて再演され大成功を収めた。19世紀ギター音楽の再発見から現代音楽までのボーダーレスな活動は世界的な評価を獲得している。
発表したCDはすでに50枚を越え、近年ではスペイン音楽第2集「セビリア風幻想曲(マイスターミュージック)」、「ロッシニアーナ(コロムビア)」、「福田進一/アランフェス協奏曲」(飯森範親指揮ヴュルテンベルグ・フィルハーモニー管弦楽団/コロムビア)、「翼〜イン・メモリアムタケミツ Vol.2」(コロムビア)等をリリース。殊にスペイン音楽第2集「セビリア風幻想曲」は、平成15年度第58回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。最新作は「福田進一/オダリスクの踊り〜タレガ作品集」(マイスターミュージック)。ますます精力的に活動の場を広げるスーパー・ギタリストである。

ホームページアドレス http://web.me.com/cadenza_fukuda/
 
 
ウィリアム・カネンガイザー(ギター)
ウィリアム・カネンガイザー(ギター) William Kanengiser (guitar)
現代アメリカを代表するクラシック・ギターの名手として広く認められているウィリアム・カネンガイザーは、1987年にコンサート・ギルド賞で1位を得たほか、名だたる国際ギター・コンクール、トロント(1981)パリ(1983)に入賞した。おそらくその名を広く一般に知らしめたのは86年公開の映画「クロスロード」での演奏、さらにダニー・エルフマン、モーリス・ジャール、ジョン・ウイリアムス他の映画音楽への参加である。クラシックからジャズ、さらにカリブ海や中近東の音楽を含む4枚のソロアルバムをGSPレーベルから発表。最新作はメル・ベイ出版から発売されたライブ・コンサートDVD「クラシック・ギターを超えて」。昨年は、ニューヨークでのジュリアン・ブリーム特別記念コンサートに出演、さらにポーランド、ドイツ、トルコ、夏以降は北京、京都、広島、東京を演奏旅行した。
83年より、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校で教えるかたわら、世界各地でマスタークラスを行い、2つの教育ビデオも制作している。
LAGQ (ロサンゼルス・ギター・カルテット)の創立以来のメンバーでもあり、その活動はアジア、ヨーロッパから北米全土におよび、12枚をこえるCDを録音している。
2004年、LAGQは「ベスト・クラシック・クロスオーヴァー録音部門」でグラミー賞を受賞。最新作「LAGQブラジル」は多くの評論家から称賛を受けている。
 
 
渡辺 香津美(ギター)
© Ryo Tanikawa
渡辺 香津美(ギター) Kazumi Watanabe(guitar)
1953年東京出身。17歳で衝撃のアルバムデビュー。79年に坂本龍一と伝説のオールスターバンド《KYLYN》(キリン)を結成。同年秋YMOのワールドツアーに参加、世界各地で大絶賛を博す。80年代は記録的な大ヒットアルバム《トチカ》に代表されるフュージョンの旗手として活躍。これまでに歴史に残る音楽家をはじめ、内外トップミュージシャンと日本はもとより世界中で公演多数。インプロヴァイザーとしての側面を活かし作・編曲においても独自の世界を展開。21世紀幕あけは「ギター生活30周年集大成」としてアコースティックからエレクトリック、民族楽器までのギターの可能性を極めた《ギター組曲》を創作し初演、アルバムもリリース。2003年にはNHK教育テレビ《アコースティックギター入門》の講師を務め『いち国民いち楽器』構想で音楽文化の草の根運動を展開。05年より2年間NHK FM 《ジャズ・トゥナイト》のパーソナリティーとして独自の選曲・構成によるジャズ啓蒙が好評を博す。洗足学園大ジャズコース客員教授。現在はアコースティックギターを中心としたソロワーク《ギター・ルネッサンス》シリーズとニュー・エレクトリックバンド、JAZZ回帰プロジェクトなどでのアルバムリリース、ツアーを行う他、舞台音楽のプロデュースなど活動は多岐にわたる。07年より公私共にパートナーの谷川公子とのユニット【Castle in The Air】を始動。08年夏公開の映画【火垂るの墓】の音楽も担当。10年、デビュー40周年を迎えるが、すべての音楽ファンに評価される実力と人気で常に最先端インストゥルメンタルを創造している。

ホームページアドレス http://www.kazumiwatanabe.net/
 
 
アタナス・ウルクズノフ(ギター) Atanas Ourkouzounov(guitar)
1970年ブルガリアのブルガスに生まれる。
のちにソフィアに移り、ディミター・ドイチュノフにギター演奏を師事。同時に作曲も始める。その後フランスに移住し、エヴルー国立音楽学校にてアルノー・デュモンに師事、さらにパリ国立高等音楽院ギター科にて、アレクサンドル・ラゴヤとオリビエ・シャッサンに師事、97年、審査員全員一致のプルミエ・プリを得て卒業。また同音楽院では、室内楽、アナリーゼ、民族音楽学、即興演奏も修める。在学中より個性的な作曲の能力を発揮し、以下に代表される数々の作曲コンクールで優勝を果たした。アレッサンドリア(イタリア1997)、パオロ・バルサッキ(イタリア1997)、イル・フルーニモ(イタリア1998)、モンテヴィデオ市(ウルグアイ1998)、カルフール・モンディアル(マルティニク1998)他。
アタナス・ウルクズノフ(ギター)
© 十文字美信
彼の作品は、DOBERMAN-YPPAN(カナダ)、HENRY LEMOINE(フランス)、SUVINI-ZERBONI(イタリア)、MARGAUX(ドイツ)、MEL BAY(アメリカ)、D'OZ(カナダ)、TUSCANY(アメリカ)、DAMINUS(ドイツ)から出版され、福田進一、スコット・テナント、アンティゴーニ・ゴーニ、アルベルト・ヴィンジャーノ、パブロ・マルケス、クラウディオ・マルコトウーリ、ケルン・ギター・トリオ、トーマス・ミュラー=ぺリング、ファビオ・ザノンなど世界中の多くの優れた奏者によって愛奏されている。ソリストとして、また夫人のフルーティスト小倉美英とのデュオやカルテット「ウルクズノフ・アンサンブル」の活躍は世界各地で絶賛され、イタリア、スイス、ドイツ、デンマーク、フランス、カナダなど数多くの音楽祭に招待されている。2003年には、イタリアのレーベルKLEから、自身の作品のみ収録した初のCD『Contes des Balkans』をリリースした。現在、フランス国籍を取得し、パリ市立モーリス・ラヴェル音楽院ギター科主任教授を務めている。
 
 
小倉 美英(フルート) Mie Ogura(flute)
1973年香川県生まれ。
高松第一高校音楽科在学中に全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位受賞。
東京学芸大学在学中にピエール・イヴ・アルトーに見出され、渡仏。
パリ国立高等音楽院にてピエール・イヴ・アルトーとソフィー・シェリエに師事。99年フルート科を、2001年即興演奏科を審査員全員一致の最優秀賞で卒業。96年よりイタリア・シエナのキジアーナ夏期音楽院にて、師オーレル・ニコレの絶大な推薦を受け、3年連続で最優秀奨学生に選ばれる。
小倉 美英(フルート)
© 十文字美信
その後も即興を言語とした音楽を追求し続け、バロック演奏をピエール・セシェに、ジャズ理論、即興をジャン・シャルル・リシャールに、北インド即興音楽をパトリック・ムタルに師事。その奏法と音楽の柔軟性が国際的に高く評価され、ヨーロッパ各国を中心にオーストラリア、アメリカ、カナダ、日本などの室内楽音楽祭に招待されている。フランスの現代音楽アンサンブル(L 'itinéraire,Cairn,Entretemps,Triton2)と数多くの作曲家の作品初演、録音を手掛ける。 現在、ウルクズノフとのデュオの活動はもとより、即興音楽の分野でも、自らの作品発表をはじめ、即興集団アンサンブル「スフォタ」、サックスの平野公祟らとの共演、ロビンソン現代ダンスカンパニーとの舞台共演 など縦横無尽な活動を展開している。
フルートとピアノの為のジャズアレンジ集 「フルートジャズ・コーヒーブレイク」(トリム出版)を編著。作、編曲家としても多数の作品がある。
現在パリ市立19区ジャック・イベール音楽院フルート科、即興演奏科教授。
 
 
タケオ・サトー(ギター) Takeo Sato(guitar)
1982年ドイツ生まれ。
12歳よりザールブリュッケン演劇音楽アカデミーにてアンスガー・クラウゼに師事。後にアウグスブルク音楽アカデミーでフランツ・ハラスに師事、さらに王立ハーグコンセルヴァトワールでゾーラン・ドゥキッチの指導のもと2007年に両音楽院の修士課程を修了した。現在はアウグスブルグ大学レオポルド・モーツァルト音楽センター(前アウグスブルク音楽アカデミー)で教鞭をとる。05年よりユーディ・メニューイン財団会員。
97年バース国際コンクール優勝(イギリス)、アンナ・アマリア国際ギターコンクール第2位(ワイマール)、
タケオ・サトー(ギター)
98年第41回東京国際ギターコンクール第4位、
00年若い音楽家のためのコンクール優勝(ベルリン)。
この他、第2回ヨーロッパ・マンドリン・ギターコンクール1位なし第2位、国際バッハ・ギターコンクール優勝(ライスバッハ)など多数のコンクールに入賞。
ザールブリュッケンの現代音楽プロローグ・フェスティヴァルでベリオの「セクエンツァ XI」を演奏し、ザールブリュッケン放送局により収録される。クロアチア・ギター・クァルテットのメンバーとしてピアソラの作品を中心としたCD "サミット" をリリース。
使用楽器は、ドイツ在住のギター製作家、父であるカズオ・サトー氏の作品である。
 
 
copyright HAKUJU INSTITUTE FOR HEALTH SCIENCE Co.,Ltd..
All rights reserved.
BACKTOP