Hakuju Hall
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第4回 Hakujuギター・フェスタ 2009 第4回 Hakujuギター・フェスタ 2009

第4回のテーマは芸術の国、イタリア。世界遺産、ルネサンス芸術、オペラ……
イタリアの魅力は語り尽くすことができません。そのイタリアの魅力を、ギターの響きを通して、イタリアらしく時に華やかに歌を交えながらお届けします。古典から現代、そして映画音楽まで、ギターの名曲を堪能する夏の3日間!さぁ、Suonare! Cantare!! Amore!!!

後援:イタリア文化会館 

公演/プログラム
2009.8.7[fri]19:00start (18:30open)
Part1
ギター・ソロT〜福田進一
福田進一(ギター)
19世紀ギター音楽から現代音楽まで、幅広い活動が世界的に高い評価を得ている福田進一。今回のソロでは、ギター音楽の巨匠ジュリアーニや、現代音楽屈指の作曲家ベリオなど、イタリアを代表する名作曲家たちの代表作をお聴きいただきます。名手が奏でる深く美しいギターの旋律とともに、2009年のフェスタの幕が上がります!

■タレガ:ヴェルディ「椿姫」の主題による幻想曲
■ジュリアーニ:ロッシニアーナ 第2番 op.120
■ベリオ:セクエンツァ]T(1988)
■カステルヌオーヴォ=テデスコ:悪魔の奇想曲 op.85「パガニーニを讃えて」   他
Part2
イタリア歌曲〜カンツォーネ
錦織健(テノール)/荘村清志(ギター)/福田進一(ギター)
数多くのオペラに出演するほか、TV番組やCM、ラジオにも積極的に出演し、ジャンルを超えた活動で人気を博している錦織健。イタリア歌曲やカンツォーネは、錦織の持つ、多彩な音楽性とエンターテイナーとしての魅力を存分に堪能できるプログラム。イタリアが生んだ数々の名曲を、荘村&福田のギターの調べに乗せてしっとりと、そして華やかにお届けします。

■ヘンデル:歌劇「セルセ」より "なつかしい木陰よ"(オンブラ・マイ・フ)
■ヘンデル:歌劇「リナルド」より "私を泣かせてください"
■ベッリーニ:喜ばせてあげて 
■マルティーニ:愛の喜び 
■カッチーニ:アマリッリ
■クルティス:忘れな草 
■カプア:オ・ソレ・ミオ(ナポリ民謡) 
■モドゥーニョ(福田進一編):ヴォラーレ   他
 
 
2009.8.8[sat]18:30start (18:00open)
Part3
ギター・ソロU〜荘村清志
荘村清志(ギター)
日本クラシックギター界の第一人者として、長年第一線で活躍を続ける荘村清志。今回はイタリア・バロックから近代イタリア音楽の復興の一翼を担った重要な作曲家、カステルヌオーヴォ=テデスコの作品まで、イタリアギターの名曲を披露します。長年に渡りファンを惹きつけてやまない、荘村ならではの美しいギターの音色をご堪能ください。

■フレスコバルディ:アリアと変奏「ラ・フレスコバルダ」
■D.スカルラッティ(イエペス編):2つのソナタ ト長調
■レゴンディ:ノクターン「夢」 op.19
■カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター・ソナタ ニ長調 op.77「ボッケリーニを讃えて」
Part4
イタリア映画音楽
鈴木大介(ギター)/荘村清志(ギター)/福田進一(ギター)
イタリアは映画の分野においても、絶えず世界的な作品を世に送りだしています。「ニュー・シネマ・パラダイス」のモリコーネ、「ゴッド・ファーザー」のロータなど、名作映画を思い起こすとき、それは必ず映画音楽とともにあります。新しい世代の音楽家として注目を浴びる鈴木大介が、繊細なギターの響きにのせて、イタリア映画の世界へと誘います。荘村、福田とのアンサンブルにもご注目を!

■バカロフ:イル・ポスティーノ
■モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス
■ロータ:ゴッド・ファーザー
■マンシーニ:ひまわり
■モリコーネ:夕餉(ゆうげ)の食卓
■ロータ:アマルコルド   他
 
 
2009.8.9[sun]15:00start(14:30open)
Part5
ギターと朗読
福田進一(ギター)/中村靖(朗読)
ノーベル賞作家、ヒメネス作詩による「プラテーロと私」は、日本語を含む世界中の数十ヶ国語に訳され親しまれている名作。詩的感受性に恵まれたカステルヌオーヴォ=テデスコは、ヒメネスのこの作品に心惹かれ、原作138篇のうち28篇に曲をつけました。福田進一が奏でる繊細で美しいメロディーと、渋い美声の語り口が好評のバリトン歌手、中村靖の朗読で、ヒメネスが灰色の小さなロバ、プラテーロと過ごした日々を綴った詩の世界にお連れします。

■カステルヌオーヴォ=テデスコ:「プラテーロと私」 op.190より
Part6
ギター・デュオ
荘村清志(ギター)/福田進一(ギター)
フェスタ最後を飾るのは、お馴染みプロデューサー・デュオ。強烈な個性を放つ2人がぶつかり合うことによって起こる幸福な化学反応はとても刺激的!そして、特筆すべきは、なんといってもファジル・サイ委嘱作品の世界初演。ファジル・サイは、ピアニストとしての活動のみならず、作曲家としての活動も世界的に注目を集めるアーティスト。荘村×福田×ファジル・サイ!?どんな作品が生まれるのか…ご期待下さい!

■ファジル・サイ:委嘱新曲作品(世界初演)
■カルッリ:デュオ 第2番 ニ長調
■ヴィヴァルディ(荘村清志編):2つのギターのための協奏曲 ト長調
■カステルヌオーヴォ=テデスコ:ソナティナ・カノニカ op.196

 
 
旬のギタリストを聴く〜朴葵姫リサイタル
「Hakujuギター・フェスタ」ではこれまで、松尾俊介、益田正洋、池田慎司など次世代のクラシックギター界を担う若手実力派ギタリストを紹介してまいりました。そして今年紹介するのは、韓国ギター界の期待の新星、朴葵姫。1985年韓国に生まれ、これまで幼少の頃から数々のギターコンクールで入賞、最近では2007年、ドイツのハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞を受賞、08年にはドイツのコブレンツ国際ギターコンクールにおいて第2位 (第1位該当者なし)、ベルギーの"Printemps de la guitare 2008"コンクール第1位などを獲得。現在もウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む注目のギタリストです。
2009.8.8[sat]16:30start (16:00open)
朴葵姫(ギター) 全席自由1000円(税込)
■D.スカルラッティ(朴葵姫編):4つのソナタ
■レニャーニ:2つのカプリス
■ミクロス・ローザ:ソナタ
■リョベート:聖母の御子(エル・ノイ・デ・ラ・マーレ)
スケルツォ・ワルツ
■バリオス=マンゴレ:森に夢みる
 
 
チケット
2009年4月25日(土)発売

・ 1回券 全席指定5,000円(税込)

・ Hakuju ギター・フェスタ通し券 15,000円(税込)
(限定50枚/3日間通し券&朴葵姫リサイタル)

・ 朴葵姫リサイタル 全席自由1,000円(税込)
■Hakuju Hallチケットセンター Tel.03-5478-8700 10:00〜18:00〈日・月・祝休〉
*発売日当日Hakuju Hallチケットセンターは、窓口販売はしておりません。
オンラインチケット予約 /
■チケットぴあ Pコード予約 Tel.0570-02-9999 Pコード:319-461
《@チケットぴあ》 http://t.pia.jp/
■CNプレイガイド Tel.0570-08-9990 http://www.cnplayguide.com/
 
 
プロフィール
荘村 清志(ギター)
© Sayaka Ikemoto
荘村 清志(ギター) Kiyoshi Shomura (guitar)
 9歳よりギターを始め、父・荘村正人及び後に小原安正に師事した。1963年に来日した巨匠ナルシソ・イエペスの歓迎演奏会で氏に認められ、翌年にはスペインに渡りイエペスに師事した。また、同時期にスペインに滞在していた岩崎洋にも音楽理論を学ぶ。67年イタリア各地で18回、翌68年にはミラノなど22都市でリサイタルを行ない、各地で好評を博し、帰国した。69年の日本デビュー・リサイタルで、「テクニック、音楽性ともに第一人者」との高い評価を得た。71年にはイタリアで開かれた世界青少年協会国際フェスティヴァルに日本代表ギタリストとして参加し、この成功により北米各都市で28回にのぼる公演を開き、国際的評価を不動のものにした。
74年にはNHK教育テレビ「ギターを弾こう」に講師として出演し、一躍全国にその名と実力が知られることになった。77年と80年に再びスペインに渡り、イエペスのもとでさらに研鑚を積み、ヨーロッパ各地でコンサート活動を行なった。以後、リサイタル公演、日本の主要オーケストラへのソリストとしての客演は数多く、また、ソロ活動のほか、フルート、ピアノ、ヴァイオリン、チェロや声楽との共演にも積極的に取り組み、ギターの魅力をさまざまな形で人々に伝えている。
99年秋、ベルギーからマルク・グローウェルス(フルート)をゲストに迎え、各地でリサイタル「荘村清志 ピアソラを弾く」を開催、2001年秋には再度グローウェルスとともに、インマ・ゴンザレス(カスタネット)を迎えて全国ツアーを行なった。04年6月には岸田今日子とのコラボレーションにより、カステルヌオーヴォ=テデスコの「プラテーロと私」をメインにした企画《ギターと朗読の庭》でツアーを行い、好評を博した。
日本人作曲家にも多数作品を委嘱、初演を行ない、現代ギター作品も意欲的に取り上げている。とくに武満徹には74年に「フォリオス」、93年に「エキノクス」(初演94年)を委嘱し、ギタリストにとって重要なレパートリーの一つとなっている。「ギターのための12の歌」は荘村清志のために編曲され77年に初演・録音、「森のなかで」を96年全曲初演している。99年9月、サイトウ・キネン・フェスティバル松本に招かれ、「武満 徹メモリアルコンサートIV」で「エキノクス」を演奏している。
レコーディング活動も積極的に行ない、EMIミュージック・ジャパンより数々のCDを発売している。2002年10月にはギターの名曲を、改めて録音したアルバム《荘村清志2002 アルハンブラの想い出》をリリース、好評を得ている。
05年秋、楽壇生活35周年を記念して、アコーディオンのシュテファン・フッソングをゲストに迎え、猿谷紀郎の委嘱新曲と新アレンジを含むCDアルバム《郷愁のショーロ》をリリース、これに併せて東京・大阪などで公演を行なった。07年7月には最新ベスト版《愛のロマンス》を発売。
07年6月〜8月期にNHK教育テレビ「趣味悠々」のギター講師として再登場し、改めて日本ギター界の第一人者として全国にその名をとどろかせた。
08年ミラノ弦楽合奏団との全国ツアーを行い好評を博した。また同年、スペインにてビルバオ交響楽団の定期演奏会に出演し、地元の聴衆から熱狂的な歓迎を受けた。今年7月にはビルバオ交響楽団と全国ツアーを行い、それに先立ち同じカップリングで初の「アランフェス協奏曲」を含むCDを5月にリリースする。現在、東京音楽大客員教授。
 
 
福田 進一(ギター)
福田 進一(ギター) Shin-ichi Fukuda (guitar)
 1955年大阪に生まれる。12歳より斎藤達也に師事、ギター奏法と音楽の基礎を学ぶ。
78年パリ・エコール・ノルマル音楽院にて、A.ポンセにギターを学ぶ。また音楽学、和声楽、楽曲分析をN.ボネに師事し首席で卒業。さらに80年イタリア・キジアーナ音楽院にてO.ギリアに学び、最優秀ディプロマを受賞する。
81年パリ国際ギターコンクールで優勝。一躍注目を集め、さらに内外で輝かしい賞歴を重ねた。すでに、デュトワ指揮N響をはじめ、アテネ市響(ギリシャ)、ビュルテンベルグ・フィル(ドイツ)、オルケストラ・ドゥ・グラン・レペルトワール(フランス)、キューバ国立響等、内外のオーケストラとの協演、ジャズの渡辺香津美などジャンルを超えた一流ソリストとの共演は常に話題を集め、常に絶賛を博している。
ここ数年間で世界20カ国以上の主要都市に招かれリサイタルを開催、数多くの国際ギターコンクールに審査員としても招かれた。海外で優れた邦人作品を積極的に紹介する等、日本の優れた音楽文化を世界に紹介した功績により、平成19年度外務大臣表彰を受けた。
2005年より山形県庄内町「響ホール」にて開催されている"庄内国際ギターフェスティヴァルin響"の音楽監督を務め、その第1回からフェスティバルの名声を国際的に高めることに成功した。06年より「 Hakujuギター・フェスタ」を荘村清志氏とともに立ち上げ、プロデューサーとして斬新な企画とプログラムにより大きな注目を集める。キューバの生んだ大作曲家L.ブローウェルは、「かつて聴いたことのない真のヴィルトゥオーゾ、そして"音楽家"である」と称賛し、「悲歌〜イン・メモリアム・タケミツ(96年)」を献呈、06年には新作「ハープと影」を献呈、5月の日本での世界初演に引き続き、台湾、ドイツ、フランスなど各国で初演。06年には野平一郎作曲の大作「悲歌集」を津田ホールで世界初演。08年5月には福田進一に献呈されたブローウェルの協奏曲「コンチェルト・ダ・レクイエム」をコブレンツ国際ギターフェスティバルにてライン州立響と世界初演、7月には作曲家自身の指揮によりコルドバ管弦楽団(スペイン)にて再演され大成功を収めた。19世紀ギター音楽の再発見から現代音楽までのボーダーレスな活動は世界的な評価を獲得している。
発表したCDはすでに50枚を越え、近年ではスペイン音楽第2集「セビリア風幻想曲(マイスターミュージック)」、「ロッシニアーナ(コロムビア)」、「福田進一/アランフェス協奏曲」(飯森範親指揮ヴュルテンベルグ・フィルハーモニー管弦楽団/コロムビア)等をリリース。殊にスペイン音楽第2集「セビリア風幻想曲」は、平成15年度第58回文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞。最新作は「翼〜イン・メモリアムタケミツ Vol.2」(コロムビア)。ますます精力的に活動の場を広げるスーパー・ギタリストである。

オフィシャルブログ http://cadenza-f.seesaa.net/
 
 
錦織 健(テノール)
© 三浦 興一
錦織 健(テノール) Ken Nishikiori (tenor)

 国立音楽大学卒業。文化庁オペラ研修所第5期修了。文化庁在外研修員としてミラノに、また、五島記念文化財団の留学生としてウィーンに留学。
第17回ジロー・オペラ賞新人賞、第4回グローバル東敦子賞、第1回五島記念文化賞新人賞、第6回モービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。
1986年「メリー・ウィドウ」カミーユ役でデビュー、以後、「こうもり」アルフレード、「魔笛」タミーノ、「セヴィリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵、「アルバート・ヘリング」アルバート、「スペインの時」ゴンサルヴェ、「リゴレット」マントヴァ侯爵、「イドメネオ」イダマンテ、「コシ・ファン・トゥッテ」フェランド、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ、「椿姫」アルフレード、「ファウスト」ファウスト、「蝶々夫人」ピンカートン、「学生王子」カール・フランツ役等の他、三木稔作曲「ワカヒメ」「静と義経」や、三枝成彰作曲「千の記憶の物語」「忠臣蔵」といった邦人作品にも意欲的に出演し、いずれも好評を博している。
また、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「交響曲第9番」、ヘンデル「メサイア」等のソリストとして高く評価を受け、親しみやすいトークを交えたリサイタルでも、多くのファンを魅了している。この他、2000年、03年のNHK紅白歌合戦などテレビやラジオ番組への出演や、02年、04年、06年に続けて、09年2-4月にはオペラ・プロデュース第4弾ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」を手がけるなどその活動はとどまるところを知らない。
CDは、ポニー・キャニオンより「恋はやさし野辺の花よ」「初恋」「恋人を慰めて」「すみれ」「砂山」「秋の月」等が発売されている。二期会会員。

 
 
鈴木 大介(ギター)
Photo:KEI TANIGUCHI
鈴木 大介(ギター) Daisuke Suzuki(guitar)
 作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。
マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。 
2004年6月〜06年2月まで8回にわたり、20世紀に生まれたギター音楽を毎回異なる視点でアプローチする演奏会「ギター・エラボレーション」を白寿ホールで開催。05年には、ベルリン・パリ・東京にて、武満徹の舞台「マイ・ウェイ・オブ・ライフ」でケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団と共演。同年タイ国際ギター・フェスティバルにも出演し、06年、同フェスティバルに再び招かれた。06年7月、コペンハーゲン・ジャズ・フェスティバルにキャスパー・トランバーグ・タケミツ・プロジェクトのギタリストとして出演。08年2月には、ワシントンのケネディセンターにて開催されたジャパン・フェスティバルでの「A Tribute to Toru Takemits」に渡辺香津美、coba、八尋トモヒロと共に出演、大好評を博した。
内外の演奏家からの信頼も厚く、これまでに、クロード・ボリング、マーティン・テイラー、渡辺香津美、荘村清志、ブランドン・ロス、古部賢一、須川展也、天羽明惠らと共演を重ねている。また、小澤征爾が中心となって行われるサイトウ・キネン・フェスティバルには、ゲスト・プレイヤーおよびオーケストラ・メンバーとして、97年以降頻繁に招かれている。
現代音楽の初演や、アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術は、多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。
また、斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、「カタロニア讃歌〜鳥の歌/禁じられた遊び〜」は05年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。06年には武満徹の没後10年を記念し、映画音楽集「夢の引用」をリリース。07年、08年にリリースした「 キネマ楽園 」、「キネマ楽園 U/夜の太陽」は、ギター・ソロによる映画音楽のカバーで大ヒットとなった。最新盤は、09年に没後100年を迎えるアルベニスの作品集(08年11月発売)。
これまでにNHK-FM「クラシック・リクエスト」(99年〜01年)、「気ままにクラシック」(02年〜08年3月)のパーソナリティーもつとめた。
第10回出光音楽賞受賞。05年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。洗足学園音楽大学客員教授。
横浜生まれ。ギターを市村員章、福田進一、尾尻雅弘の各氏に、作曲を川上哲夫、中島良史の両氏に師事。ほかに、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院においてエリオット・フィスク、ホアキン・クレルチの両氏に師事。

オフィシャルブログ http://daisukesuzuki.at.webry.info/
 
 
中村 靖(朗読)
中村 靖(朗読) Yasushi Nakamura(narration)
 昭和音楽短期大学卒業、同大学専攻科およびディプロマコース修了後、渡欧。ブルガリア・ソフィア国立音楽院を修了。ミラノで更に研鑚を積む。ブルガリア国立オペラで「ドン・カルロ」、「椿姫」、「アイーダ」、「トスカ」に出演。藤原歌劇団に1993年「ラ・ボエーム」のショナールでデビューし以後数多く出演を重ねる。イギリス、イタリア、ロシア、日本、フランスの作曲家による名作歌曲を熱唱し、オペラ歌手らしからぬ幅広いレパートリーを披露。05年12月には広田智之オーボエ・リサイタルにおいて朗読を担当。渋い美声と語り口で好評を博し、その模様はNHK-FMで放送された。2008年11月にはJTホール室内楽シリーズにてギターの名手、福田進一とテデスコ「プラテーロと私」の朗読で共演、絶賛を博した。近年はイギリス歌曲に傾倒し03年以来イギリス歌曲によるリサイタルを開催する一方、06年11月にはロシア歌曲でのソロ・リサイタルを開催。現在、昭和音楽大学非常勤講師、(財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部講師。藤原歌劇団団員。日本演奏連盟会員。日本・ロシア音楽家協会会員。日本ブリテン協会理事。
 
 
朴葵姫(ギター)
朴葵姫(ギター) Kyu-Hee PARK(guitar)
 1985年韓国仁川生まれ。89年、横浜にてギター入門。90年、韓国に帰国後、李如石に師事。94年、韓国全国ギター音楽コンクール小学生部門低学年部第1位、97年、韓国全国ギター音楽コンクール小学生部門高学年部第1位を獲得。98年、韓国仁川青少年交響楽団と協演、99年には韓国錦湖財団「英才コンサートオーディション」に合格しリサイタルを開催。99年、韓国全国音楽コンクールギター部門中学部第1位、2000年、日本九州ギター音楽コンクール第2位(第1位該当者なし)、01年、日本ギターコンクールオーヌル部門第2位、03年、東京国際ギターコンクール第3位(1位該当者なし)を獲得。04年に東京音楽大学入学し、荘村清志に師事。05年、Ligita国際ギターコンクー第3位(Liechtenstein)を獲得。05年には小澤征爾指揮によるオペラ公演にギター演奏者として参加(日本及び中国巡回公演)。同年、韓国ギター音楽コンクール第1位を獲得、06年、韓国招請全国巡回ギターコンサートに出演、07年、ドイツのハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞を受賞し、08年にはドイツのコブレンツ国際ギターコンクールにおいて第2位 (第1位該当者なし)、ベルギーの"Printemps de la guitare 2008"コンクール第1位を獲得する。06年からはオーストリアのウィーン国立音楽大学にて、アルヴェリ・ピエリに師事。現在、ウィーン在住。
 
 
ファジル・サイ(作曲)
© Marco Borggreve
ファジル・サイ(作曲) Fazil Say(composition)
 1970年、トルコに生まれ、アンカラ国立音楽院でピアノと作曲を学んだ。17歳でデュッセルドルフのシューマン音楽院に留学。その後ベルリン音楽院で学び、94年ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝。ニューヨーク・フィル、イスラエル・フィル、コンセルトヘボウ管、サンクトペテルブルク・フィルをはじめとする世界一流のオーケストラと定期的に共演。ルツェルン音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、ボンのベートーヴェン音楽祭などに出演し、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、サントリーホール、カーネギーホール、ベルリン・フィルハーモニーなど数々の檜舞台で演奏している。作曲の才能にも恵まれ、16歳で作曲した『Black Hymns』はベルリン建都750周年記念行事で演奏された。91年には『ヴァイオリンとピアノのための協奏曲』をベルリン交響楽団と共に自ら初演した。96年にはボストンでピアノ協奏曲第2番『シルクロード』を初演。トルコ文化庁の委嘱によるオラトリオ『ナズム』は、トルコの有名な詩人ナズム・ヒクメトの詩を題材に、01年アンカラでトルコ大統領臨席のもと初演された。06年にはザルツブルク音楽祭のために『In the Serai』を作曲。07年には日本のアニメーション映画「オオカミくんはピアニスト」の音楽を担当し、同映画は75周年ヴェネチア国際映画祭に出品作品となった。98年にリリースされたデビューCD『トルコ行進曲〜サイ・プレイズ・モーツァルト』が絶賛を博し、ストラヴィンスキーの『春の祭典』では、1人で4手のパートを演奏、大ヒットとなり、01年度エコー・クラシックス賞など数々の賞に輝いた。『モーツァルト:ピアノ協奏曲集』『ベートーヴェン:ソナタ集』、また自作を集めた『ブラック・アース』、そして最新の自作曲を収めた「ハーレムの一夜」もリリースされている。
 
 
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