第27回 ワンダフルoneアワー
藤木大地 カウンターテナー・リサイタル

2017年4月、ウィーン国立歌劇場にデビュー!藤木大地が贈る“詩人の恋”と“シューベルト”

2017年5月19日(金)

①15:00開演(14:30開場) ②19:30開演(19:00開場) ※休憩なし約1時間

各回全席指定3,000円(税込)

2017年4月、日本人カウンターテナーとして初めてウィーン国立歌劇場にデビューする藤木大地。Hakuju Hall「中嶋朋子が誘う 音楽劇紀行」第一夜、第二夜でもバロックからオペレッタまで自在に歌い演じ、「ギター・フェスタ 2016」では武満徹「SONGS」をギターとともに歌い、深い印象を残した当代きっての若手カウンターテナーの、待望のリサイタルです。
プログラムはシューマン「詩人の恋」とシューベルトの名作歌曲集。ドイツ・リートの最高傑作に、藤木が美しく豊潤な歌声で満を持して挑みます。

[出演]

藤木大地(カウンターテナー)
松本和将(ピアノ)

[プログラム]

シューマン:詩人の恋 op.48

シューベルト: アヴェ・マリア D.839
春の想い D.686
夜と夢 D.827
水の上で歌う D.774
魔王 D.328
音楽に寄せて D.547

[プロフィール]

藤木大地(カウンターテナー) Daichi Fujiki, countertenor

2012年、日本音楽コンクール声楽部門第1位。権威ある同コンクールにおいて、史上初めてカウンターテナーが優勝したことは、大きな話題となった。13年5月にボローニャ歌劇場に開場250周年記念として上演された。
グルック「クレーリアの勝利」マンニオ役に抜擢されてデビュー。続いて6月には同劇場でバッティステッリ「イタリア式離婚狂想曲」カルメロ役で出演、11月には日生劇場でのライマン「リア」エドガー役(下野竜也氏指揮・読売日本交響楽団)を好演。17年4月にはライマン「メデア」(10年ウィーン国立歌劇場初演)ヘロルド役で日本人カウンターテナーとして初めてウィーン国立歌劇場にデビューすることが発表されるなど、バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで国際的な活動を展開する、現在最も注目を集めるアーティストのひとりである。02年東京芸術大学卒業。05年新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ボローニャ、ロームミュージックファンデーション奨学生としてウィーンに留学。03年に新国立劇場公演「フィガロの結婚」(U.シルマー氏指揮)クルツィオ役でテノール歌手としてデビュー。11年に歌手活動をカウンターテナーに転向。同年ローマ国際宗教音楽コンクールのファイナリスト。12年、第31回国際ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ声楽コンクールにてオーストリア代表として2年連続で選出され、世界大会でファイナリストとなり、ハンス・ガボア賞を受賞した。近年では、14年にオーケストラ・アンサンブル金沢のニューイヤーコンサート(井上道義氏指揮/全国4公演)、日本フィルハーモニー交響楽団(藤岡幸夫氏指揮)との「第九」アルトソロ、京都芸術センター主催のモノオペラ「ひとでなしの恋」(世界初演)主演。15年は王子ホール「バロック・ライヴ劇場」での鈴木優人氏との共演、いずみホールオペラ2015「魔笛」、東京オペラシティ文化財団主催「B→C:バッハからコンテンポラリーへ」公演では、バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを確かな表現力で見事に歌い上げ絶賛された。16年7月には兵庫県立芸術文化センターで行われたブリテン「夏の夜の夢」(佐渡裕氏指揮)に主演。17年1月に行われる第60回NHKニューイヤーオペラコンサートに4年連続出演が決定するなど活躍の場を広げている。第19回松方ホール音楽賞受賞。第25回青山音楽賞青山賞受賞。声楽を鈴木寛一、マイケル・チャンスなどの各氏に師事。宮崎県出身。ウィーン在住。


(C)K.Miura

松本和将(ピアノ) Kazumasa Matsumoto, piano

幼い頃よりピアノに目覚め、高校在学中に「ホロヴィッツ国際ピアノコンクール」第3位など、国内外のコンクールで上位入賞。また、ジュニアオーケストラでのヴァイオリン演奏やバンド活動等で音楽の世界を広げた。1998年19歳で「第67回日本音楽コンクール」優勝。併せて増沢賞はじめ、全賞を受賞。99年より、国内外での活発な演奏活動を開始。01年「ブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア)」第4位。03年、世界三大コンクールの一つ「エリーザベト王妃国際音楽コンクール(ベルギー)」第5位入賞。東京芸大在学中にベルリン芸大に留学し、ドイツで5年間の研鑽を積む。レパートリーはベートーヴェン・ブラームスなどのドイツ物から、ショパン、ロシア音楽までを網羅し、ソロ、オーケストラ共演、室内楽、多彩な輝きを放ち続けるピアニストとして、観客はもちろん、世界中の演奏家達からも注目を集めている。これまでにプラハ交響楽団、プラハフィル、ベルギー国立オーケストラ、読売日響、日本フィル、新日本フィル、東京交響楽団、東京フィルなど、多くのオーケストラと共演。世界的指揮者の小林研一郎、飯森範親、広上淳一他とも共演している。室内楽では、ベルリン四重奏団、イザベル・ファウスト(vn)、前橋汀子(vn)、宮本文昭(ob)、趙静(vc)、漆原啓子(vn)、渡辺玲子(vn)、中嶋彰子(S)との共演が好評を博す。他ジャンルとの交流も積極的で、ジャズピアニストの塩谷哲、朗読の松平定知、和太鼓の山部泰嗣とは定期的に共演をしている。10年より上里はな子、向井航とピアノトリオを結成し、12年には東京、京都、広島を始めとする6都市で全国ツアーを行う。16年9月には齊藤一郎指揮京都フィルとベートーヴェン:三重協奏曲を共演。これまでに17枚のCDをリリース。ビクターエンターテインメントからの「後期ロマン派名曲集」はレコード芸術で特選盤に選ばれる。09年より「松本和将ライヴシリーズ」でコンサートでの臨場感をそのまま録音する試みを始め、3枚のショパンアルバム、「月光」「熱情」「テンペスト」「子供の情景」などのドイツ作品中心のアルバムをリリース、また14年3月・6月には相次いでトリオ「チャイコフスキー:“偉大なる芸術家の思い出に”」、上里はな子とのデュオ「フランク、グリーグ:ヴァイオリンソナタ」もリリース、大きな話題となった。東京芸術大学非常勤講師(08~12)、くらしき作陽大学特任准教授として、後進の指導にもあたっている。また上里はな子、向井航らとともに全国でも類を見ない室内楽専門のマスタークラス「カンマームジークアカデミー in 呉」を立ち上げ、日本の室内楽のレベルアップにも取り組んでいる。谷口厚子、芦田田鶴子、故中島和彦、角野裕、御木本澄子、パスカル・ドヴァイヨンに師事。岡山県芸術特別顕賞、倉敷市芸術文化栄誉章、福武文化奨励賞、マルセン文化賞、エネルギア音楽賞受賞。

後援:フランツ・シューベルト・ソサエティ

オンライン予約

Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

【DM会員先行発売】
11月19日(土)~11月25日(金)
※日・月・祝日 休み
【一般発売】
11月26日(土)~

メッセージ

詩人の恋!
世界一甘くて、世界一せつないこの恋の歌は、声も肉体も心も若いうちにうたいたい!そんなことが唐突に頭をよぎった。
ぼくがもっと歳をとったら、こんな歌たちをうたうのはもう恥ずかしくなっているのではないか。そしてそのころには、声の瑞々しさや輝きは、いまより失われてしまっているのではないか。正直にいうと、そういうおそれもあった。

ウィーンのオペラ座に、ドイツ語のオペラでデビューする2017年。
今年くらいは、胸を張って超王道ドイツリートをうたいまくっても許してもらえるのではないか。なんだかそう思えたら、こんなプログラムができました。
そうなるとぼくには、大学の同級生としての出会いの日に、友だちの部屋のピアノでうれしそうに「魔王」を弾きまくっていた、このピアニストしか思いつきませんでした。あれは19年前の5月でしたね。

おもいきりロマンティックに。
おもいきりメランコリックに。
おもいきりセンチメンタルに。
そして、おもいきりドラマティックに!
ワンダフルなoneアワーを。
美しい5月に。

藤木 大地