中嶋朋子がいざなう 音楽劇紀行|第五夜
オペレッタ

バロック・オペラからミュージカルへ ~音楽劇の歴史を追う(全6回)

2018年6月20日(水)

19:00開演(18:30開場)

全席指定7,000円(税込)

第五夜のメインテーマは「オペレッタ」。幅広い役を歌い演じるソプラノ鵜木絵里、今年4月にはウィーン国立歌劇場デビューを果たしたカウンターテナー藤木大地、安定の歌唱力と表現豊かな人気のテノール大槻孝志、バロックから歌曲、オペラまで幅広い音楽性で注目されるバリトン加耒徹が、オペラの多彩な魅力をお届けします。そして輝くクリスタルボイスのほかヴァイオリン演奏など多才な音楽性を魅せるアーティストサラ・オレインが出演いたします。各時代をつなぎ、語りや演技によって音楽劇に彩りを加えるのは、女優・中嶋朋子
言わずと知れた名作「魔笛」や「セヴィリアの理髪師」、メインテーマのオペレッタは日本でもなじみの深い「こうもり」や「メリーウィドウ」から、「ペンザンスの海賊」といった隠れた名作を取り上げ、歴史を越えて愛される音楽劇の魅力“笑い”に焦点を当ててお届けいたします。Hakuju Hallでしか観ることができない豪華メンバーによる夢の一夜にどうぞご期待ください。

[総合プロデューサー]

田尾下哲

[出演]

中嶋朋子(案内人)
加藤昌則(音楽監督/ピアノ)

鵜木絵里(ソプラノ)
藤木大地(カウンターテナー)
大槻孝志(テノール)
加耒徹(バリトン)
サラ・オレイン(アーティスト)

[プログラム]※曲順不同

【バロック・オペラ】

ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」より
“義務、正義、愛が、策略が良い結果をもたらせば” [藤木]

シャルル・テシエ:ヴィラネッラより
“おいらの愛しき女たち” [鵜木&藤木&大槻&サラ]

【古典派オペラ】

モーツァルト:歌劇「魔笛」より
“パ・パ・パの二重唱” [鵜木&加耒]

【ロマン派オペラⅠ~イタリア・オペラ】

ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」より
“あなたに平安と喜びがありますように” [大槻&加耒]

チレア:歌劇「アルルの女」より
フェデリーコの嘆き “ありふれた話” [大槻]

【ロマン派オペラⅡ~フランス&ドイツ・オペラ】

ラヴェル:歌劇「子供と魔法」より
“お逃げなさい、お馬鹿さん!籠は?籠はどこ?” [鵜木&大槻]

【オペレッタ】

J.シュトラウスⅡ世:喜歌劇「こうもり」より

レハール:喜歌劇「メリーウィドウ」より

ロンバーグ:喜歌劇「学生王子」より

サリヴァン:喜歌劇「ペンザンスの海賊」より
“貧しいさすらい人よ” [サラ]

【ミュージカル】

ガーシュウィン:ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」より
“誰かが私を見つめてる” [サラ]

ロジャース:ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より
“さようなら、ごきげんよう” [鵜木&藤木&大槻&加耒&サラ]

[プロフィール]

田尾下哲(総合プロデューサー) Tetsu Taoshita, general producer

1972年兵庫生まれ、横浜育ち。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。慶應義塾大学工学部中退。東京大学建築学科卒業。同大学大学院学際情報学府修士課程修了。同大学大学院学際情報学府博士課程単位取得後退学。ドイツ人演出家ミヒャエル・ハンペに西洋演劇、演出を学ぶ。2000年から演出家として活動。03年から09年まで新国立劇場に所属し、オペラ・チーフ演出スタッフを務めた。09年、チューリヒ歌劇場「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」で、共同演出・振付を担当しヨーロッパデビュー。近年の演出代表作は、オペラでは日生劇場「後宮からの逃走」、神奈川県民ホール「金閣寺」、二期会「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」、びわ湖ホール「リゴレット」、あいちトリエンナーレ「蝶々夫人」、一柳慧新作「ハーメルンの笛吹き男」、新国立劇場「スペース・トゥーランドット」、「フラ・ディアヴォロ」がある。ミュージカルではホリプロ「天才執事ジーヴス」、「ボニー&クライド」、東宝「ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド」、フジTV「プロミセス・プロミセス」、リリック「ザ・クラブ」、日生劇場「三銃士」など、芝居では「王女メディア」、「プライヴェート・リハーサル」、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」、「ガラスの動物園」など多数。劇作家として、オリジナル戯曲「プライヴェート・リハーサル」、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」、オペラ台本「ハーメルンの笛吹き男」、「フラ・ディアヴォロ」、「スペース・トゥーランドット」を発表。舞台の上演台本としてフジTVミュージカル「プロミセス・プロミセス」、ホリプロミュージカル「ボニー&クライド」、リリック「ザ・クラブ」、などがある。今後もオペラ、ミュージカル、芝居の演出が控えている。


(C)北山宏一

加藤昌則(音楽監督/ピアノ) Masanori Kato, music director/piano

神奈川県出身。東京藝術大学作曲科を首席で卒業、同大学大学院修了。作品のジャンルはオペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評がある。村治佳織、山形由美、宮本益光、奥村愛など多くのソリストに楽曲提供をしており、共演ピアニストとしても評価が高い。2001年デビューCD「SOLO」(アートユニオン)リリース。同CDの収録曲の楽譜集も出版。女声合唱組曲「5つのソネット」や宮本益光作詞による合唱組曲「あしたのうた」など楽譜も多く出版されている。05年日本を代表するクラシカル・サクソフォン奏者、須川展也からの委嘱により、「スロヴァキアン・ラプソディ~サクソフォンとオーケストラのための~」を作曲、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演(サントリーホール)で初演され、その後、須川展也のアルバムにも収録。(金聖響指揮、東京交響楽団)、また09年ブラティスラヴァにても演奏され満場の喝采を浴びた。06年自身初のオペラ作品《ヤマタノオロチ》を発表、日本経済新聞紙上などで絶賛される。その後も06年管弦楽曲《刻の里標石(ときのマイルストーン)》(神奈川フィルハーモニー管弦楽団委嘱作品/08年東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念公演にて再演)、12年「福島復興・復活オペラプロジェクト」オペラ《白虎》(第11回佐川吉男音楽賞受賞)、13年管弦楽曲《Legends in the Sky》、14年連作歌曲《二本の木》(王子ホール委嘱作品)、15年合唱曲《地球をつつむ歌声》(NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)の他、数多くの作品を発表。独自の視点・切り口で企画する公演やクラシック講座などのプロデュース力にも注目を集めており、王子ホール「銀座ぶらっとコンサート Caféシリーズ」(企画・ピアノ)、東京・春・音楽祭「ベンジャミン・ブリテンの世界」(企画・構成)、「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」(作編曲・構成)、Hakuju Hall「中嶋朋子が誘う 音楽劇紀行」(音楽監督・ピアノ)などを務めている。最新CDは17年10月発売「PIANO COLOURS」(エイベックス・クラシックス)。17年8月より月刊ショパン「加藤昌則の“作曲・作品大解剖”」連載中。16年4月より、NHK-FM「鍵盤のつばさ」パーソナリティーを担当。
公式Facebookページ https://www.facebook.com/masanorikato02/


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中嶋朋子(案内人) Tomoko Nakajima, navigator

東京都生まれ。国民的テレビドラマと呼ばれた「北の国から」で22年の長きにわたり螢役を務める。以後、映画、舞台へも活躍の場を広げ、実力派として高い評価を得る。近年では、やわらかな声と豊かな表現力によるナレーションが、人々を魅了している。2009年、舞台「ヘンリー六世」(作/ウィリアム・シェイクスピア 演出/鵜山仁)のマーガレット役で、第44回紀伊国屋演劇賞個人賞、第17回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。現在、TBSラジオ「文学の扉」(毎週日曜21時~)でパーソナリティーを務め、毎回ゲストとのラジオドラマ&トークで、内外の文学作品に新しい光を当てている。18年5月に、第17回読売演劇大賞を受賞した「ヘンリー六世」(演出 鵜山仁)のスタッフ・キャストが結集、「ヘンリー五世」が上演され、中嶋はキャサリン役で出演。


(C)北山宏一

鵜木絵里(ソプラノ) Eri Unoki, soprano

東京都出身。東京藝術大学卒業。同大学院修了。二期会オペラスタジオ修了。修了時に優秀賞受賞。イタリア政府給費生としてミラノ市立音楽学校に留学。イタリアオルヴィエート国際コンクール2位入賞。「魔笛」パパゲーナ、「カルメン」ミカエラ、フラスキータ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ、「皇帝ティートの慈悲」セルヴィーリア、日生劇場「ヘンゼルとグレーテル」グレーテル等に出演。2000年12月のDAN YEAR2000公演オペラ「ちゃんちき」では、子狐のぼう役に抜擢され、的確な役づくりと卓抜した表現力が絶賛された。01年4月、新国立劇場小劇場オペラ「ねじの回転」に出演。01年6月~7月、ブロードウェイミュージカル「キャンディード」(宮本亜門演出)ではクネゴンデ役を演じ、観客を魅了。01年8月テアトロ・マンチネッリ劇場「ファルスタッフ」ナンネッタに出演。同年11月二期会創立50年記念公演「ホフマン物語」オランピアに抜擢され、二期会オペラデビュー。卓抜した歌唱とコミカルな演技で喝采を浴びた。02年~04年にかけて文化庁オペラ「小さなエントツそうじ屋さん」、9月新国立劇場小劇場オペラ「ねじの回転」、11月日中国交正常化30周年記念中国北京公演オペラ「ちゃんちき」、03年新国立劇場公演「アラベッラ」フィアカーミッリ役に出演。04年は宮本亜門演出ブロードウェイミュージカル「キャンディード」の再演に再び同役で出演。06年には、神奈川県民ホール開館30周年記念「愛の白夜」(一柳慧作曲)ダニエル少年で出演し、好評を博した。同公演は09年5月にも改訂決定版の再演を行い、さらなる評価を得た。06年「コジ・ファン・トゥッテ」(宮本亜門演出・新制作)のデスピーナも大きな当り役として絶賛を浴びた。09年10~11月、新国立劇場「魔笛」パパゲーナに出演、09年12月、ヤナーチェク「ブロウチェク氏の旅行」(東京交響楽団:チェコ語上演)でも好評を博し、本年「ジークフリート」では森の小鳥を演じている。東京オペラシティ「B→C」(バッハからコンテンポラリー)シリーズにおけるリサイタルでは、幅広いレパートリーを縦横無尽に演唱して、表現者としての神髄を披露した。コンサートでも「第九」等のソリストとして活躍している。また、テレビ朝日「題名のない音楽会21」への度重なる出演など、多彩な活動を展開している。テクニックの確かさに加え、豊かな表現力で観客を魅了しており、「童話の国のアリス」「リズムの国のアリス」「アリスの音楽旅行」「響きの国のアリス」「アリスの吹奏楽コンサート~世界の太鼓をうち鳴らせ~」で11年間、連続して主演を務め絶賛を浴びた。13年9月、二期会ゴールデンコンサートではスペイン歌曲とシェイクスピアの作品をテーマにしたリサイタルも高い評価を得た。二期会会員。


(C)深谷義宣 aura.Y2

藤木大地(カウンターテナー) Daichi Fujiki, countertenor

2017年4月、オペラの殿堂・ウィーン国立歌劇場に鮮烈にデビュー。アリベルト・ライマンがウィーン国立歌劇場のために作曲し、10年に世界初演された「メデア」のヘロルド役(M.ボーダー指揮)での殿堂デビューは、「大きな発見はカウンターテナーの藤木大地だった。あの猛烈なコロラトゥーラを彼のような最上の形で表現できる歌手は多くはない」(Der Neue Merker)、「藤木大地はそのカウンターテナーで、説得力のある印象を残した」(Oper in Wien)、「藤木大地は芯のあるクリーミーな声のクオリティと、眩いばかりの音のスピンの力で、モダンオペラの化身となった。」(Parterre)、「藤木大地は難解なヘロルド役をわがものとしていた」(Salzburger Nachrichten)など、現地メディアからセンセーショナルに絶賛されるとともに、音楽の都・ウィーンの聴衆からも熱狂的に迎えられただけでなく、日本人カウンターテナーとして史上初めての快挙として、日本国内でも大きな話題となっている。最近では、16年に東京・春・音楽祭での紀尾井シンフォニエッタ(R.エガー指揮)との共演、Hakuju Hall主催「音楽劇紀行」第一夜および第二夜への出演、兵庫県立芸術文化センターではブリテン「夏の夜の夢」(佐渡裕氏指揮)にオーベロン役で主演、没後20年を迎えた武満徹を特集して行われた第11回Hakuju ギター・フェスタでは、荘村清志氏、福田進一氏との共演により「SONGS」を絶唱し、好評を博した。また、「題名のない音楽会」(テレビ朝日)での「死んだ男の残したものは」の歌唱は、全国的な話題となった。「第九」アルトソリストとしては、これまでに東京フィル(小林研一郎氏指揮)、日本フィル(藤岡幸夫氏指揮)、新日本フィル(園田隆一郎氏指揮)、仙台フィル(高関健氏指揮)、九州交響楽団(黒岩英臣氏指揮)などと共演している。17年は大阪フィル(大植英次氏指揮)、日本センチュリー響(沼尻竜典氏指揮)、名古屋フィル、九州交響楽団(小泉和裕氏指揮)との「カルミナ・ブラーナ」テノールソロでの共演や、Hakuju Hall主催 第27回ワンダフルoneアワーをはじめ、各地でのリサイタルを開催。18年1月に行われる第61回NHK ニューイヤーオペラコンサートには5年連続出演が決定するなど、活躍はますますの充実をみせている。また。ウィーン国立歌劇場デビューとなった4月7日に待望のデビューCD「死んだ男の残したものは」(キングインターナショナル)がリリース。谷川俊太郎氏から「懐かしいリリシズムの新しい目覚め」と評された。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリーで活動を展開する、現在、日本で最も注目される国際的なアーティストのひとりである。第19回松方ホール音楽賞受賞。第25回青山音楽賞青山賞受賞。ウィーン国立音楽大学大学院(文化経営学)修了。

大槻孝志(テノール) Takashi Otsuki, tenor

埼玉県出身。東京藝術大学卒業、同大学院独唱科修了。ドイツ及びイタリアに留学。二期会オペラ研修所第47期マスタークラス修了。修了時に優秀賞ならびに奨励賞を受賞。2004年10月ノルトハウゼン歌劇場管弦楽団来日公演「アイーダ」伝令役で出演、名歌手F・コソットを始めとする外国人歌手に混じり、本格オペラデビューを博す。11月日生劇場オペラ公演「後宮からの逃走」ぺドリロ役で出演。05年3月新国立劇場小劇場オペラ「ザザ」にアウグスト&マルコ役で出演。10月メキシコ・グアナファト市で開催された国際セルバンテス音楽祭開幕オペラ「夕鶴」与ひょう役で出演し、メキシコ各地の劇場で歌い地元の新聞各紙に絶賛される。06年1月、新国立劇場小劇場オペラ「セルセ」にセルセ役で出演。2月、クリスティアン・アルミンク指揮・新日フィル定期公演「火刑台上のジャンヌ・ダルク」に伝令役を始め4役で出演。9月、小澤征爾指揮・サイトウ・キネンフェスティバル松本に於いて、メンデルスゾーン作曲「エリア」(オペラ形式)でアハブ王等に出演。11月、日生劇場オペラ公演「利口な女狐の物語」にラパーク役で出演。07年2月新国立劇場小劇場オペラ公演「フラ・ディアボロ」ロレンツォ役で出演。新国立劇場オペラ劇場では、4月「西部の娘」郵便屋役、続けて7月「ファルスタッフ」バルドルフォ役、9月サイトウ・キネンフェスティバル松本オペラ「スペードの女王」式武官・チャプリッツキーの2役で出演。08年9月には東京二期会「エフゲニー・オネーギン」(ペーター・コンヴィチュニー演出)レンスキー役に抜擢され出演、その美声を聴衆に強く印象付けた。09年1月新国立劇場「こうもり」アルフレードで好評を博し、3月「トゥーランドット」ポン役(びわ湖ホール&神奈川県民ホール)、10~11月には新国立劇場「魔笛」僧侶役で出演。また、08年12月ストラヴィンスキーのオラトリオ「エディプス王」(シャルル・デュトワ指揮・NHK交響楽団・羊飼い役)は‘最も心に残ったN響コンサート&ソリスト2008’第一位に選ばれ、同年N響「第九」では、外国人歌手の降板により急きょ代役として歌い窮地を救うなど、目覚しい活躍を続けている。「第九」、モーツァルト「レクイエム」などのソリストとしても高い評価を得、恵まれた美声と堅実な役作りは、小澤征爾を始め国内外の指揮者やオーケストラから信頼を得ている。10年6-7月新国立劇場「カルメン」レメンダードは外国人勢の中でも傑出した演唱が音楽雑誌などでも絶賛され、8月サイトウ・キネンフェスティバル・マツモト・オペラ「サロメ」ナザレ人役など、邦人歌手としてはフェスティバル初となる3年連続ソリスト出演を果たす。11年11月に日生劇場「夕鶴」与ひょう、12月新国「こうもり」アルフレード(同役2シーズン連続出演)で出演。12年年明けには、NHKニューイヤーオペラコンサートに初出演し、同年2月に東邦大学オペラ「魔笛」タミーノ、10月新国立劇場オペラ鑑賞教室「愛の妙薬」(尼崎公演)ネモリーノに出演。近年、新国立劇場オペラ鑑賞教室「愛の妙薬」、飯守泰次郎指揮「ワルキューレ(1幕)」(ワーグナー協会・演奏会形式)ジークムント、新国立劇場オペラ鑑賞教室「夕鶴」(尼崎公演)与ひょう、チョン・ミョンフン指揮「トリスタンとイゾルデ」(東フィル)メロート、びわ湖・大分・神奈川「オテロ」カッシオなど、引く手あまたの活躍を続けている。17年11月NISSAY OPERA2016「ルサルカ」王子役で出演予定。11年5月に独自の視点で選抜した太メンユニットIL DEVUを結成し新たな試みをスタート。結成後たちまち大人気ユニットとなり13年12月にファースト・アルバム「Debut」をリリース。全国各地でのコンサートに加え、これまでに数々の新聞・雑誌・ラジオやテレビ番組等に掲載及びゲスト出演し、その企画・構成力にも定評がある。15年9月には、2ndアルバム「NUKUMORI」を発売。二期会会員。

加耒徹(バリトン) Toru Kaku, baritone

1984年福岡県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時に同声会賞受賞。同大学院音楽研究科修士課程独唱科を首席で修了。修了時に大学院アカンサス賞受賞、武藤舞奨学金を受ける。第55期二期会オペラ研修所マスタークラスを総代で修了し、最優秀賞および川崎靜子賞受賞。第15回NEUE STIMMEN 2013“新しい声”国際コンクール、日本人男声として初のセミファイナル進出。第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。日本歌曲賞、日本Rシュトラウス協会賞受賞。2014年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。現在、バッハ・コレギウム・ジャパン声楽メンバーとして海外ツアー、録音にも参加する他、「マタイ受難曲」「メサイア」などの公演でソリストとしても出演している。近年はオペラでの活躍もめざましく、日生劇場オペラ公演「ドン・ジョヴァンニ」にタイトルロールのドン・ジョヴァンニ役で出演し聴衆を魅了した他、サントリー主催オペラ公演「愛の妙薬」ベルコーレ役、二期会オペラ公演「ナクソス島のアリアドネ」ハルレキン役(シモーネ・ヤング指揮/16年11月)、二期会ニューウェーブオペラ公演「ジューリオ・チェーザレ」アキッラ役などで出演し、正統派からコミカルな役まで好評を博している。東京と福岡では毎年リサイタルを開催。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。歌曲の演奏には定評があり、世界各国の歌曲に幅広くレパートリーを持つ。「冬の旅」「詩人の恋」をはじめ、イギリス歌曲のコンサート企画なども積極的に行っている。これまでにCD「Kaku Toru Début」「加耒徹×ドイツ歌曲」をリリース。桐朋学園大学嘱託演奏員。二期会会員。

サラ・オレイン(アーティスト) Sarah Àlainn, artist

オーストラリア出身。ヴォーカリスト、ヴァイオリニスト。4ヶ国語を操るマルチリンガル。絶対音感と音が色で見える共感覚の持ち主。3オクターブを超えるその声には「f分の1ゆらぎ」と呼ばれる癒しの効果が含まれる。5歳よりヴァイオリンを始め、シモン・ゴールドベルグの高弟ペリー・ハートに師事。シドニー音楽院付属を経て、シドニー大学を最高点で卒業。東大にも留学。2012年メジャーデビュー。アルバム『SARAH』はBillboardチャート13週連続1位を獲得。三菱商事の障がい者スポーツ応援プロジェクトのテーマ曲“Dream As One”を作詞、歌唱。「太陽の家」50周年記念式典にて天皇皇后両陛下の御前で国歌独唱。名音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスター制作アルバム『We Love Disney』に参加。世界一のテナー、アンドレア・ボチェッリとのデュエット共演。ナチュラリズムの巨匠ルドヴィコ・エイナウディと共演。「おとなの基礎英語」(NHK Eテレ)レギュラー出演。4thアルバム『ANIMA』はBillboardチャートでは3週連続1位をキープ。さらにアルバム『シネマミュージック』をリリース。音楽劇紀行:第二夜、第三夜に出演。

オンライン予約

Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

【DM会員先行発売】
11月18日(土)~11月24日(金)
※日・月・祝日 休み
【一般発売】
11月25日(土)~

メッセージ

バロック、古典、ロマン派のイタリア、フランス/ドイツ…とお送りしてきた「中嶋朋子が誘う音楽劇紀行」。第五夜は、オペレッタの回となります。今回はオペラ歌唱としての実力だけでなく、喜劇にふさわしい演技力、声の描き分けにも長けた歌手をお招きしてお送りします。
オペラ界のコメディエンヌとして間違いなく一番に名前の挙がる鵜木絵里さんに、喜劇から重量級のオペラまで幅広いレパートリーを持つ大槻孝志さん。カウンターテナーの藤木大地さんには非日常の高音でバロック・オペラからミュージカルまで音楽劇の歴史を歌い分けていただき、サラ・オレインさんは今シリーズ初めて、ミュージカルだけでなくクラシックのレパートリーにもご本人の発案で参加していただきます。加耒徹さんの端正な歌だからこそのおもしろさにも注目です。
喜歌劇の魅力を中嶋朋子さんの案内、加藤昌則さんの音楽ディレクションによりお送りする第五夜。様々な時代の音楽劇だからこそのおかしさ、おもしろさを是非お楽しみください。

田尾下哲(総合プロデューサー)

オペレッタというジャンル。その娯楽性の強いイメージは、オペラの長い歴史の間に楽しまれていた喜劇が発展して築かれたものでした。そして時代はその明るいイメージとは裏腹に、きな臭かったり、暗澹としていたり。せめて笑って、楽しんで、暗い日常を束の間でも忘れようと人々が切実に求めたという音楽の一つの必要性を暗示しているものとも思えます。
今回は「笑い」に焦点を当てて、音楽劇紀行を旅して見たいと思います。
オペレッタ誕生前の時代から、「笑い」は音楽劇にふんだんに込められていました。そして「今」も人々は笑いに救われ、笑いを求め、日常を束の間忘れられる安堵のひとときを楽しんでいます。ずっと昔の作品でも、前世紀の作品でも、今の作品でも、等しく笑ってしまうのは、人の感性はそれほど大きく変わっていないということでしょう。「笑う」ことで時代を超えた人々とそんな心の交流ができるのも「笑い」の劇の魅力かもしれませんね。大いに笑って楽しんでください。

加藤昌則(音楽監督/ピアノ)