中嶋朋子がいざなう 音楽劇紀行|第四夜
ロマン派オペラⅡ~フランス&ドイツ・オペラ

バロック・オペラからミュージカルへ ~音楽劇の歴史を追う(全6回)

2017年12月6日(水)

19:00開演(18:30開場)

全席指定7,000円(税込)

第四夜のメインテーマは「ロマン派オペラⅡ」。世界の第一線で活躍し、ヨーロッパの歌劇場からオファーが殺到しているソプラノ中村恵理、輝く美声と圧巻の演技力で最も人気と注目を集めているテノール城宏憲、確かなテクニックと品格漂うプリモ・バリトン青山貴が、オペラの多彩な魅力をお届けします。そして東京芸大卒でミュージカル女優として数々の作品でヒロインを演じ抜群の歌唱力をもつ沼尾みゆきが出演いたします。各時代をつなぎ、語りや演技によって音楽劇に彩りを加えるのは、女優・中嶋朋子
言わずと知れた名作「魔笛」や「カルメン」、「ドン・カルロ」、「ロメオとジュリエット」から、日本では上演機会の少ない「ユグノー教徒」、「インテルメッツォ」といった隠れた名作、そして、今回は加藤昌則による特別オペラ・メドレーを取り上げ、各時代のドイツ&フランス・オペラを比較しながら、歴史を越えて愛される音楽劇の魅力 “人間ドラマ” に迫ります。Hakuju Hallでしか観ることができない豪華メンバーによる夢の一夜にどうぞご期待ください。

[総合プロデューサー]

田尾下哲

[台本]

長屋晃一

[出演]

中嶋朋子(案内人)
加藤昌則(音楽監督/ピアノ)

中村恵理(ソプラノ)
城宏憲(テノール)
青山貴(バリトン)
沼尾みゆき(ミュージカル女優)

[プログラム]※曲順不同

【バロック・オペラ】

グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より
“エウリディーチェを失って” [城]

J.S.バッハ:「クリスマス・オラトリオ」BWV 248より
“大いなる主、強き王” [青山]

【古典派オペラ】

モーツァルト:歌劇「魔笛」より
“恋を知るほどの男の方々は” [中村&青山]

加藤昌則編:フランス・オペラより メドレー [中村]

【ロマン派オペラⅡ~フランス&ドイツ・オペラ】

ビゼー:歌劇「カルメン」より
闘牛士の歌 “諸君らの乾杯を喜んで受けよう” [青山]

マスネ:歌劇「マノン」より
“君か!そうよ、私よ!” [中村&城]

マスネ:歌劇「エロディアード」より
“はかない幻” [青山]

グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より
“私は夢に生きたい” [中村]

マイヤベーヤ:歌劇「ユグノー教徒」より
“アルプスの雪より白く” [城]

ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」より
オランダ人のモノローグ “期限は切れた” [青山]

R.シュトラウス:歌劇「インテルメッツォ」より
“あなたは私の美しく素晴らしい夫よ” [中村&青山]

ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」より
“私は彼女を失った!…私はあのひとを見た、そしてあの笑顔は” [城]

加藤昌則編:ドイツ・オペラより メドレー [青山]

【オペレッタ】

オッフェンバック:喜歌劇「天国と地獄」より
“死が私には恋人のように思われる” [中村]

J.シュトラウスⅡ世:喜歌劇「こうもり」より
酒の歌 “お飲みなさい、かわいい子” [城]

【ミュージカル】

ロジャース:ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より
“サウンド・オブ・ミュージック” [沼尾]

ロイド=ウェバー:ミュージカル「オペラ座の怪人」より
“オール・アイ・アスク・オブ・ユー” [沼尾&青山]

[プロフィール]

田尾下哲(総合プロデューサー) Tetsu Taoshita, general producer

1972年兵庫生まれ、横浜育ち。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。慶應義塾大学工学部中退。東京大学建築学科卒業。同大学大学院学際情報学府修士課程修了。同大学大学院学際情報学府博士課程単位取得後退学。ドイツ人演出家ミヒャエル・ハンペに西洋演劇、演出を学ぶ。2000年から演出家として活動。03年から09年まで新国立劇場に所属し、オペラ・チーフ演出スタッフを務めた。09年、チューリヒ歌劇場「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」で、共同演出・振付を担当しヨーロッパデビュー。近年の演出代表作は、オペラでは日生劇場「後宮からの逃走」、神奈川県民ホール「金閣寺」、二期会「カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師」、びわ湖ホール「リゴレット」、あいちトリエンナーレ「蝶々夫人」、一柳慧新作「ハーメルンの笛吹き男」、新国立劇場「スペース・トゥーランドット」、「フラ・ディアヴォロ」がある。ミュージカルではホリプロ「天才執事ジーヴス」、「ボニー&クライド」、東宝「ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド」、フジTV「プロミセス・プロミセス」、リリック「ザ・クラブ」、日生劇場「三銃士」など、芝居では「王女メディア」、「プライヴェート・リハーサル」、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」、「ガラスの動物園」など多数。劇作家として、オリジナル戯曲「プライヴェート・リハーサル」、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」、オペラ台本「ハーメルンの笛吹き男」、「フラ・ディアヴォロ」、「スペース・トゥーランドット」を発表。舞台の上演台本としてフジTVミュージカル「プロミセス・プロミセス」、ホリプロミュージカル「ボニー&クライド」、リリック「ザ・クラブ」、などがある。今後もオペラ、ミュージカル、芝居の演出が控えている。


(C)北山宏一

加藤昌則(音楽監督/ピアノ) Masanori Kato, music director/piano

神奈川県出身。東京芸術大学作曲科を首席で卒業、同大学大学院修了。作品のジャンルはオペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評がある。村治佳織、山形由美、宮本益光、奥村愛など多くのソリストに楽曲提供をしており、共演ピアニストとしても評価が高い。王子ホール「銀座ぶらっとコンサート Caféシリーズ」(企画・ピアノ)、東京・春・音楽祭「ベンジャミン・ブリテンの世界」(企画・構成)、「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」(作編曲・構成)、Hakuju Hall「中嶋朋子が誘う 音楽劇紀行」(音楽監督・ピアノ)など、独自の視点、切り口で企画する公演やクラシック講座などのプロデュース力にも注目を集めている。2001年デビューCD「SOLO」(アートユニオン)リリース。同CDの収録曲の楽譜集も出版。女声合唱組曲「5つのソネット」や宮本益光作詞による合唱組曲「あしたのうた」など楽譜も多く出版されている。05年日本を代表するクラシカル・サクソフォン奏者、須川展也からの委嘱により、「スロヴァキアン・ラプソディ~サクソフォンとオーケストラのための~」を作曲、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の東京公演(サントリーホール)で初演され、その後、須川展也のアルバムにも収録。(金聖響指揮、東京交響楽団)、また09年ブラティスラヴァにても演奏され満場の喝采を浴びた。06年自身初のオペラ作品「ヤマタノオロチ」を発表、日本経済新聞紙上などで絶賛される。その他、神奈川フィルの定期演奏会での新作「刻の里標石(ときのマイルストーン)」(08年東京オペラシティコンサートホール開館10周年記念公演にて再演)、12年初演≪福島復興・復活オペラプロジェクト≫作品オペラ「白虎」(第11回佐川吉男音楽賞受賞)、13年初演の管弦楽曲「Legends in the Sky」、14年連作歌曲「二本の木」(王子ホール委嘱作品)、15年「地球をつつむ歌声」(2015年NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)ほか、NHK-FM「FMリサイタル」、「名曲リサイタル」等での自作品の放送終了後、リスナーからの問い合わせが多数寄せられるなど、いわゆる「現代音楽」とは全く異なる視点で書かれた、美しく斬新な抒情性に満ちた作品は、多くの愛好者を持っている。16年4月よりNHK-FM「鍵盤のつばさ」パーソナリティーを担当。
ホームページ http://www.masanori-music.com/
公式Facebookページ https://www.facebook.com/masanorikato02/


(C)北山宏一

中嶋朋子(案内人) Tomoko Nakajima, navigator

東京都生まれ。国民的テレビドラマと呼ばれた「北の国から」で22年の長きにわたり螢役を務める。以後、映画、舞台へも活躍の場を広げ、実力派として高い評価を得る。近年では、やわらかな声と豊かな表現力によるナレーションが、人々を魅了している。2009年、舞台「ヘンリー六世」(作/ウィリアム・シェイクスピア 演出/鵜山仁)のマーガレット役で、第44回紀伊国屋演劇賞個人賞、第17回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。現在、TBSラジオ「文学の扉」(毎週日曜21時~)でパーソナリティーを務め、毎回ゲストとのラジオドラマ&トークで、内外の文学作品に新しい光を当てている。


(C)北山宏一

長屋晃一(音楽学者・脚本家) Koichi Nagaya, musicologist/script writer

國學院大學文学部史学科を卒業した後、慶應義塾大学大学院文学研究科にて音楽学を学ぶ。19世紀イタリアの舞台上演を研究しており、ヴェルディに関する論文を発表している。大学院在学中より、演出家・田尾下哲氏とオペラ「ハーメルンの笛吹き男」(一柳慧作曲、2012年初演)を共同執筆したほか、ドラマトゥルグ、字幕等でも活動している。また、ディケンズの「クリスマス・キャロル」を狂言と音楽によってコラボレーションさせた音楽狂言《寿来爺》(15年)、謡曲を現代劇にした「砧」(16年)など、ジャンルを超えた舞台の創作にも力を発揮している。立教大学兼任講師。

中村恵理(ソプラノ) Eri Nakamura, soprano

大阪音楽大学、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所を経て、2008年英国コヴェントガーデン王立歌劇場にデビュー。翌年、同劇場の「カプレーティ家とモンテッキ家」にアンナ・ネトレプコの代役として出演し、一躍脚光を浴びる。そののち、カーディフ国際声楽コンクールにて、歌唱賞・オーケストラ賞の両部門で本選進出。10年~16年、バイエルン国立歌劇場のソリストとして専属契約。「フィガロの結婚」スザンナ役でデビュー後、「魔笛」、「ドン・ジョヴァンニ」、「カプレーティ家とモンテッキ家」、「愛の妙薬」、「ヘンゼルとグレーテル」「ボリス・ゴドゥノフ」「ホフマン物語」等で主要キャストを務める。その他、ワシントン・ナショナル・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラ、オヴィエド歌劇場、トゥールーズ歌劇場、ザルツブルグ州立歌劇場等に客演多数。最近では、16年9-10月に行われた台中メトロポリタン・オペラハウス開場記念公演「ラインの黄金」、11月に行われたウィーン国立歌劇場「チェネレントラ」等に客演するなど、さらに活躍の場を広げている。17年は1月に行われた第60回NHKニューイヤーオペラコンサート、バイエルン国立歌劇場「ドン・カルロ」「南極 South Pole」をはじめ、東京オペラシティ文化財団主催「B→C:バッハからコンテンポラリーへ」公演、新国立劇場「フィガロの結婚」、宮崎国際音楽祭「椿姫」(コンサート形式)、バイエルン国立歌劇場「チェネレントラ」、兵庫県立芸術文化センター「フィガロの結婚」等への出演が予定されている。2012年度アリオン賞、2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。大阪音楽大学客員准教授。


(C)Chris Gloag

城宏憲(テノール) Hironori Jo, tenor

東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。第2回マダムバタフライ国際コンクールin長崎に入選。新国立劇場オペラ研修所第10期生修了。オペラ研修所修了後は、平成22年度文化庁新進芸術家海外研修制度にてイタリアへ留学し、ジェノヴァにてアルベルト・クピード氏のもとで約2年間研鑽を積む。滞在中、ヴィチェンツァの世界遺産テアトロ・オリンピコ、ミラノ・クザーニ宮殿等、イタリア各地にて演奏会に出演。第42回イタリア声楽コンコルソ、シエナ大賞受賞、第84回日本音楽コンクール声楽部門(オペラ・アリア)第1位並びに岩谷賞(聴衆賞)受賞、第2回マダムバタフライ国際コンクールin長崎、第49回日伊声楽コンコルソ等、多数受賞2012年サイトウ・キネン・フェスティバル松本20周年記念スペシャル・コンサートへの出演を機に帰国。ベートーヴェン作曲≪合唱幻想曲≫テノール第一ソロを務め、サイトウ・キネンオーケストラと共演。コンサートソリストとして華々しいデビューを飾る。オペラの分野では、帰国後の再オペラデビューとなった渋谷シティオペラ「カルメン」ドン・ホセをはじめ、ムジカーザ「ラ・ボエーム」ロドルフォ、足利オペラリリカ「ノルマ」(指揮:菊池彦典)ポッリオーネ、日本ヴェルディ協会「ヴェルディマラソンコンサート」、首都オペラ「トゥーランドット」カラフ等、リリコ・スピントの声質を持ち味にした役で舞台に出演を重ねている。ドラマティックな演技と凛々しい舞台容姿とともに「次世代を担うテノール」としての注目を集めている。16年には東京二期会・パルマ王立歌劇場とヴェネツィア・フェニーチェ劇場との提携公演のヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」マンリーコの見事な演唱でセンセーショナルに二期会デビュー。17年2月には東京二期会「トスカ」カヴァラドッシにも主演する。二期会会員。

青山貴(バリトン) Takashi Aoyama, baritone

東京芸術大学卒業(卒業時に松田トシ賞受賞)。同大学大学院修士課程オペラ科修了。二期会オペラスタジオ第44期マスタークラス修了(修了時に最優秀賞・川崎静子賞を受賞)。新国立劇場オペラ研修所第4期修了。文化庁、ローム・ミュージック・ファンデーションの奨学金を得てボローニャ、ミラノで研鑽を積む。第19回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。2007年第6回カルロス・ゴメス国際コンクール第1位(イタリア・トリノ、リヴァルバ)。10年第4回マグダ・オリヴェーロ国際コンクールファイナリスト(イタリア・ミラノ)。オペラでは「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ、「ラ・チェネレントラ」ダンディーニ、新国立劇場オペラ研修所公演「魔笛」パパゲーノ、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、「こうもり」ファルケ、「ラ・ボエーム」ショナール、「アルバート・ヘリング」ゲッジ牧師、「ファルスタッフ」タイトルロール等で出演。03年に新国立劇場本公演「ホフマン物語」へルマンでデビューし、以後「マクベス」第1の幽霊、「カルメン」モラレス、「黒船」第二の浪人、漁師、「トゥーランドット」官吏で出演。07年には東京二期会「仮面舞踏会」レナートで大成功を収め、新国立劇場オペラ鑑賞教室「トスカ」スカルピア、同鑑賞教室「ラ・ボエーム」マルチェッロ、サイトウ・キネン・フェスティバル松本「サロメ」ナザレ人1、石川・富山・新潟・福井・兵庫共同制作「椿姫」ジェルモン、日生劇場「夕鶴」運ず、東京二期会「ナブッコ」タイトルロールで存在感ある演唱で好評を博した。いずみホール・オペラ2013~ヴェルディ生誕200年「シモン・ボッカネグラ」パオロ、びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作「ワルキューレ」ヴォータン、「オテロ」モンターノ、びわ湖ホール「リゴレット」モンテローネ伯爵、ニッセイ名作シリーズ「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロ、「セビリャの理髪師」フィガロ、びわ湖ホール、神奈川県民ホール「さまよえるオランダ人」タイトルロールとして好演するなど引く手あまたの活躍を続けている。17年3月にはびわ湖ホール「ラインの黄金」ヴォータンで出演。コンサートでは、東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」に出演。シャルル・デュトワ指揮・N響「夜鳴きうぐいす」(演奏会形式)でも高い評価を得た。ベートーヴェン「第九」、「ミサ・ソレムニス」、ヴェルディ「レクイエム」、「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」(イエス、バスソロ)、ハイドン「天地創造」、ブラームス「ドイツレクイエム」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、ウォルトン「ベルシャザール王の饗宴」、ブルックナー「テ・デウム」、ドヴォルジャーク「スターバト・マーテル」、マーラー「千人の交響曲」等のソリストを務める。男声ユニットIL DEVU(イル・デーヴ)のメンバーとしても活躍。二期会会員。

沼尾みゆき(ミュージカル女優) Miyuki Numao, musical actress

東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。二期会オペラスタジオを経て1998年劇団四季に入団。「オペラ座の怪人」「李香蘭」「サウンド・オブ・ミュージック」など数々の作品にヒロインとして出演し「ウィキッド」グリンダ役では日本初演時のオリジナルキャストに選ばれ、高い評価を得た。2011年末劇団四季を退団。現在は全国各地でコンサート、ライヴ、舞台、ナレーションなど多方面で活躍している。

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【DM会員先行発売】
4月22日(土)~5月12日(金)
※日・月・祝日 休み
【一般発売】
5月13日(土)~

メッセージ

「中嶋朋子が誘う音楽劇紀行」第四夜はロマン派オペラのドイツ、フランスの作曲家を中心にお送りします。ドイツ・オペラとフランス・オペラの歌唱スタイルは全くといっていいほど違うと思いますが、その両方を(イタリア・オペラをも)描き分けることが出来る素晴らしい歌手の方々に参加していただくことになりました。ソプラノには、世界を舞台に第一線で活躍する中村恵理さんをお招きしました。そして、テノールの城宏憲さんは大きな大きな期待を背負う、若きエースです。バリトンにはノーブルな歌声で舞台を彩る青山貴さんをお招きしました。ミュージカルからは表現の幅の広いミュージカル界の歌姫、沼尾みゆきさんをお招きします。ドイツ・オペラとフランス・オペラでは、歌われる言葉が違うだけではなく、音楽そのもの、メロディーそのものが違うことを第四夜で感じていただけたら…と思っています。音楽監督・加藤昌則さんの第四夜のための新曲、長屋晃一さんの構成、台本がどのような物語を紡ぎ、ナヴィゲーター中嶋朋子さんが演じるのか…今から私たちも楽しみにしております。

田尾下哲(総合プロデューサー)

対決モノって好きな人が多いのではないでしょうか!?特に2つのチームが勝敗を競うとき、その過程の優劣に気を揉んだり、興奮したり。勝敗の喜びよりもその渦中にいる時間をたのしんでいるのかもしれません。
また、ある物事を見るとき、その事柄だけを詳しくみるよりも、類似したものや、相反するものと比較することで、もとの個性がより鮮明になっていくことがあります。そんなことを考えていた時に、今回のフランス・ドイツものを対比させるプログラムを思いつきました。いまでこそ情報は瞬く間に行き交いますが、その当時ドイツとフランスの距離は想像以上に遠いものでした。その結果、それぞれの個性が生み出されたわけですが、そうした個性を、比較の中で味わい、体感していただくのも興味深いのではないだろうか!?いや、むしろ僕がスゴくそのコンセプトに興味があって、すばらしき出演者共に、名実ともの歌合戦の興奮を味わってみたい、と思うのです!

加藤昌則(音楽監督/ピアノ)