向山佳絵子&長谷川陽子 プロデュース
チェロ・コレクション | Cello Collection ~バッハへのオマージュ~ vol.4

2017年11月8日(水)

19:00開演(18:30開場)

全席指定5,000円(税込)

2014年11月にスタートした、向山佳絵子長谷川陽子プロデュースによる大型企画。バッハへの敬意と、異世代チェロ奏者の交流を軸とした、未来志向のシリーズ<チェロ・コレクション~バッハへのオマージュ~>、略して「チェロ・コレ」。第4回はチェリスト4人とチェンバロという編成でお届けいたします。

チェロの聖典バイブル「バッハ:無伴奏チェロ組曲」全6曲の中から、毎年1曲を、今期待の若手奏者が演奏。世界的にもレベルの高い日本の次世代チェロ奏者の実力をご堪能いただきます。今回は15歳で渡英し、ブラームス国際コンクール、ウィンザー祝祭国際弦楽コンクールで日本人初優勝を飾り、今最も注目を集める若手チェリストの伊藤悠貴が登場し、第4番を演奏いたします。

本シリーズ恒例の新作初演、今回は第81回日本音楽コンクール作曲部門第1位を受賞した期待の若手作曲家の平川加恵に<チェロ&チェンバロ>という編成で委嘱。プロデューサーの向山とチェンバリスト・曽根麻矢子との名演に期待が高まります。

これから羽ばたくチェロ奏者として登場するのは、2014年の第83回日本音楽コンクールチェロ部門第1位を始め、コンクールに多数入賞、現在はベルリンにて研鑽を積む佐藤晴真

まさにベテランから若手までの異世代奏者たちによるチェロだけのアンサンブルで、数々の名曲を贅沢な音色でお楽しみください。

[出演]

向山佳絵子/長谷川陽子/伊藤悠貴/佐藤晴真(以上、チェロ)
曽根麻矢子(チェンバロ)
平川加恵(作曲)

[プログラム]

  • ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「調和の霊感」op.3 第10番 ロ短調 RV.580より 第1楽章
    [長谷川、佐藤、伊藤、向山、曽根]
  • J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番 ハ長調 BWV 1010
    [伊藤]
  • 平川加恵:J.S.バッハ “無伴奏チェロ組曲第4番” をモチーフにした委嘱新曲世界初演
    [向山、曽根]
  • ヘンデル:トリオ・ソナタ ト短調 op.2-8より “ラルゴとアレグロ”
    [佐藤、伊藤、向山、曽根]
  • バルトーク:44の二重奏曲 BB 104 より
    [佐藤、長谷川]
  • ステュッチェスキー:スリー・フォー・スリー
    [伊藤、長谷川、佐藤]
  • フィッツェンハーゲン:協奏的ワルツ op.31
    [長谷川、伊藤、佐藤、向山]

[プロフィール]

向山佳絵子(チェロ) Kaeko Mukoyama, violoncello

東京生まれ。松波恵子、堀江泰氏、レーヌ・フラショー、毛利伯郎の各氏に師事。1985年、第54回日本音楽コンクール第1位入賞。東京芸術大学を経て90年、ドイツ・リューベック国立音楽大学に留学し、ダヴィド・ゲリンガスに師事。同年、イタリアで行われた第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位入賞。88年、第3回アリオン賞審査委員奨励賞受賞。92年、第2回出光音楽賞受賞。カザルスホールでの「向山佳絵子とチェロの世界」シリーズや、東京オペラシティでの連続リサイタル、各地の音楽祭への参加、JTアートホール室内楽シリーズのプランナー、ハレー・ストリング・カルテットの一員などとして活躍し、常に話題を集めている。また、世界の一流演奏家との共演も数多くこなす一方、NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィル、日本フィル、新日本フィル、大阪フィル、水戸室内管など数多くのオーケストラとも共演している他、リサイタル、室内楽にと多彩な演奏活動を繰り広げている。98年にはNHK-FMの人気番組「おしゃべりクラシック」のパーソナリティをつとめ、広い層からの支持を得た。その後もNHK-FMには度々出演、特番の司会や、生放送でリスナーのリクエストに応える等特に話題となった。最近では企画の公演が、BSクラシック倶楽部等テレビでも放送されている。録音はソニーより「バッハ無伴奏チェロ組曲全曲」ほか5枚のCDが発売されており、収録曲はNHKスペシャルやドラマのテーマ曲、TVCM曲などに使用されている。カメラータ・トウキョウからは池辺晋一郎と三善晃のチェロ協奏曲のCDもそれぞれ発売されているほか、日本コロムビア、日本アコースティックレコーズから室内楽も発売されている。2013年5月には、企画する公演のライブ録音「ミラクル・チェロ・アンサンブル-12人のチェロ・アンサンブル-」がEXTONよりリリースされた。現在、東京芸術大学非常勤講師として後進の指導を務める傍ら、NHK交響楽団首席奏者も務めるなど、日本を代表する実力派チェロ奏者として大いに活躍している。


(C)大窪道治

長谷川陽子(チェロ) Yoko Hasegawa, violoncello

色彩豊かな音色と音楽性を持ち合わせた、日本を代表するチェロ奏者の一人。2017年、デビュー30周年を迎える。桐朋学園大学付属「子供のための音楽教室」で井上頼豊氏に師事。15歳の時、第54回日本音楽コンクール第2位受賞。1987年リサイタル・デビュー。翌88年小林研一郎指揮/日本フィルハーモニー交響楽団で協奏曲デビュー。同年、桐朋音楽大学に入学。ビクターエンタテインメントよりデビュー・アルバム「珠玉のチェロ名曲集」をリリースし、邦人チェリストとして初めてクラシック・ヒットチャート第1位になった。その後、89年より文化庁派遣在外研修員としてシベリウス・アカデミー(フィンランド)に留学、アルト・ノラス氏に師事し、92年首席で卒業後、帰国。これまでにNHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、プラハ交響楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、モスクワ・フィルハーモニー交響楽団などにソリストとして迎えられた。また、リサイタルや室内楽の公演への出演のほか、朗読との共演など、幅広いファン層を抱え第一線で活躍している。メディアへの露出も多く、NHK大河ドラマ「平清盛・清盛紀行」のテーマ曲を演奏するなどした。CDは、ビクターエンタテインメント専属アーティストとして、「コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ」(文化庁・芸術作品賞、日本プロ音楽録音賞受賞)、「ブラームス:ソナタ」、「バッハ:無伴奏チェロ組曲」(レコード芸術特選盤)、「展覧会の絵」(レコード芸術特選盤)、「バーバー&エルガー:チェロ協奏曲」、ベスト盤「チェリッシモ」、「シャコンヌ」(デビュー25周年記念盤)等をリリースしている。アリオン賞審査員奨励賞、松村賞、霧島国際音楽祭賞、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール特別賞、モービル音楽賞奨励賞、新日鉄音楽賞フレッシュ・アーティスト賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞等、受賞多数。後進の指導にもあたり、現在、桐朋学園大学音楽学部准教授を務めている。


(C)千葉広子

伊藤悠貴(チェロ) Yuki Ito, violoncello

平成元年東京出身、15歳で渡英。21歳でブラームス国際コンクールおよび、英国の最高峰ウィンザー祝祭国際弦楽コンクールで日本人初優勝、現在最も注目を集める若手チェリストの一人。2011年於ウィンザー城・名門フィルハーモニア管弦楽団定期公演にてメジャーデビュー、国内外主要オーケストラ、V.アシュケナージ、D.ゲリンガス、J.ロイド=ウェバーらと共演。16年には宮沢賢治生誕120年記念NHK全国放映リサイタルを開催、100年記念はヨーヨー・マが行った大役を担った。1,000人以上を動員するソロリサイタル、国内外マスメディアへの露出も多く、ロイヤル・フェスティバル・ホール、ウィグモア・ホール、英国王室御前演奏等ロンドンを拠点に、欧州、北米、アジア、アフリカ各国から公演・音楽祭に招かれ、献呈作品の世界初演も多数行う等、国際舞台での活躍を続けている。ライフワークとするラフマニノフ作品の演奏において特に高い評価を得ており、NHKテレビ・ラジオにて多数放送、またデビュー盤「ラフマニノフ:チェロ作品全集」は世界的音楽誌ストラッド「特選盤」など英米日メジャーメディアより絶賛を博している。17年11月15日・2ndアルバム「ザ・ロマンティック」(ソニー・ミュージック)リリース予定。倉田澄子、A.ボヤルスキー、D.ゲリンガス各氏に師事。15年英国王立音楽大学首席卒業。シャネル・アーティスト。13年ロンドンでIn Tune Orchestra(ITO)を結成して以来、指揮者としても活動中。


(C)Paul Duxfield

佐藤晴真(チェロ) Haruma Sato, violoncello

1998年名古屋市生まれ。1年半ヴァイオリンを学んだ後、6歳から林良一氏の指導のもとチェロを始める。2007年から6年間NHK名古屋青少年交響楽団で活動。13年「小澤征爾音楽塾オーケストラ」参加。同年オイリュトミスト影島清惠氏、ヴァイオリニスト江口有香氏と共演。14年「ホールソワサント」開館記念に出演しソロ・室内楽新曲を演奏。日本チェロ協会「第4回チェロの日」出演。京都即成院にて音楽奉納演奏会出演。町田市の第20回若き演奏家による「水曜午後の音楽会」で独奏チェロによる演奏会を行う。15年には日本音楽コンクール受賞記念発表会のため各地で演奏。NHK名古屋「さらさらサラダ」、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。16年清水和音氏と共演、4月には伊藤恵氏のサポートを得、名古屋電気文化会館U-20の企画で初のソロリサイタルを行う。渡独後は在ベルリン日本大使館での演奏や、大伏啓太氏との共演の機会を得た。これまでにソリストとして、田中祐子指揮・NHK名古屋青少年交響楽団、藤岡幸夫指揮・中部大学管弦楽団、渡邊一正指揮・東京フィルハーモニー交響楽団、松尾葉子指揮・セントラル愛知交響楽団、松浦修指揮・名古屋ムジークフェライン管弦楽団等と共演。11年第11回泉の森ジュニアチェロコンクール中学生部門金賞。13年第67回全日本学生音楽コンクールチェロ部門高校の部第1位及び日本放送協会賞。14年第83回日本音楽コンクールチェロ部門第1位及び徳永賞・黒柳賞等受賞。第1回<アリオン桐朋音楽賞>受賞。H.25年度東京都北区民文化奨励賞受賞。ヤマハ音楽振興会2015・2016年度音楽奨学生。H.28年度東京芸術大学宗次特待奨学生。これまでに倉田澄子、J=G・ケラス、石坂団十郎、G・リヴィニウス、H・ジェンセン、C・ボホルケス各氏の教えを受け、ドイツカンマーゾリステン講習会、秋吉台ミュージックアカデミー、ルーテスハイムチェロアカデミー等を受講。東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て東京芸術大学音楽学部に入学、現在ベルリン芸術大学に在籍。チェロを山崎伸子、中木健二、J=P.マインツ各氏に師事。

曽根麻矢子(チェンバロ) Mayako Sone, cembalo

実力、人気ともに日本を代表するチェンバロ奏者。1986年ブルージュ国際チェンバロ・コンクールに入賞後、故スコット・ロスに指導を受ける。91年には、エラート・レーベル初の日本人演奏家としてCDデビュー。以後イスラエル室内オーケストラの専属チェンバロ奏者、フランス、イタリア等のフェスティバル参加、現代舞踊家とのコラボレーションなど多彩な活動を開始。国内でもリサイタル、室内楽と積極的に活動し、その活動は常に注目を集めている。とりわけ、2003年~09年に6年間12回にわたるJ.S.バッハ連続演奏会が注目を集めたほか、10年~14年にも全12回のクープランとラモーのチェンバロ作品の全曲演奏会を行い、好評を博した。さらに、音楽活動とともにテレビ、ラジオへの出演、雑誌「DIME」でのエッセイ連載、「いきなりパリジェンヌ」(小学館刊)の刊行など多才ぶりをみせている。録音は「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」ほか14枚のソロCDをリリース。現在、演奏活動の傍ら、鬼才スキップ・センぺの元で研鑚を積んでいる。96年「第6回出光音楽賞」、97年飛騨古川音楽大賞奨励賞を受賞。11年よりスタートした「チェンバロ・フェスティバルin東京」芸術監督。上野学園大学特任教授。


(C)Shunichi Atsumi

平川加恵(作曲) Kae Hirakawa, composer

東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。同大学大学院修士課程作曲専攻修了。芸大学部在学中に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞受賞。修士課程修了時に大学院アカンサス音楽賞受賞。2008年、武生作曲賞入選。10年、第20回芥川作曲賞ファイナリスト。12年、第81回日本音楽コンクール作曲部門第1位、岩谷賞(聴衆賞)、明治安田賞受賞。第29回現音作曲新人賞において富樫賞、聴衆賞受賞。13年、「創造の杜~芸大現代音楽の夕べ」において、芸大内選抜作品として作品が演奏される。これまでに作曲を佐藤眞、中田直宏、夏田昌和、野平一郎の各氏に師事。13年度、東京芸術大学音楽学部作曲科教育研究助手。現在、東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校教諭。

後援:日本チェロ協会

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10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

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4月22日(土)~5月12日(金)
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5月13日(土)~

佐藤晴真君の演奏を初めて聴いたのは、彼がまだ小学生の頃でした。幼い子どもが弾いているとは思えないほど、生命力あふれる魅力的な演奏に驚かされたことを今でもよく覚えています。
彼は秀でたテクニックを持っているだけでなく、独自の音楽性と独創的な発想で存在感を示すことのできる、類まれな演奏家の一人だと思います。

日本音楽コンクールでの第1位受賞をはじめ、すでに数々のコンクールで成果を上げている佐藤君は、現在ベルリンで研鑽を積んでいます。また同時に、演奏家としても多くの舞台で精力的に活動しています。
Hakuju Hallの舞台で、佐藤晴真君の輝く音楽性が豊かな響きで表現されることを確信しています。

中木健二(チェリスト・東京芸術大学准教授)