堤剛&萩原麻未 デュオ・リサイタル

チェロ界の重鎮ときらめく感性のピアニスト、極上のデュオ

2017年7月8日(土)

15:00開演(14:30開場)

全席指定6,000円(税込)

日本におけるチェロの歴史を開拓してきたとも言えるチェロ界の重鎮、堤剛。齋藤秀雄に師事した後にインディアナに渡りシュタルケルに師事、すぐにアシスタントを務めるようになり、長年アメリカで過ごし世界各国を飛び回ることで、日本的な実直かつ堅実な精神性に加え、コスモポリタン的要素を開花。65年以上もの間第一線で演奏活動を続け、日本のチェロ演奏の分野において現在も楽壇を率いながら、演奏においては自分自身を持ちながらも相手がどう来るか、そのことによって自身がどう変われるかということに非常に強い好奇心を持ち続ける、いまなお音楽的野心にあふれたトップ・アーティストです。
2010年にジュネーヴ国際コンクールに日本人として初の優勝に輝く快挙を成し遂げ、日本のみならず、フランスを中心にヨーロッパやアジア各国でもソリスト、室内楽奏者、オーケストラとの共演を重ね、演奏のカラーに外国の香りを感じさせるピアニスト、萩原麻未と堤との出会いは、まさに必然と言えるかもしれません。
堤が共演者として「自分自身の知らない自分を見つけられる」と高く評価し、共演を熱望する萩原。その圧倒的なテクニックと、型にとらわれない自由自在に紡ぎ出す音色が、堤の重厚な音色と共鳴する極上のプログラムにご期待ください!

[出演]

堤剛(チェロ)
萩原麻未(ピアノ)

[プログラム]

ベートーヴェン:モーツァルトの「魔笛」の“娘か女か”の主題による12の変奏曲 ヘ長調 op.66
フランク:チェロ・ソナタ イ長調
三善晃:母と子のための音楽
 1.甘い-子守歌-愛
 2.慰め-優しい-やわらぎ
 3.想い出-哀しい-癒し
 4.お話-幻想
 5.さわやか-目覚める
R. シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 op. 6

[プロフィール]

堤剛(チェロ) Tsuyoshi Tsutsumi, violoncello

名実ともに日本を代表するチェリスト。桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校音楽科を通じ齋藤秀雄に師事。1961年アメリカ・インディアナ大学に留学し、ヤーノシュ・シュタルケルに師事。63年よりシュタルケル教授の助手を務める。同年ミュンヘン国際コンクールで第2位、ブダペストでのカザルス国際コンクールで第1位入賞を果たし、現在に至るまで、日本、北米、ヨーロッパ各地、オーストラリア、中南米など世界各地で定期的に招かれている。2009年秋の紫綬褒章を受章。また同年、天皇陛下御在位二十年記念式典にて御前演奏を行った。13年、文化功労者に選出。録音における活躍も目ざましく、10年には演奏活動60周年記念盤「アンコール」、13年には堤の古希を祝って日本の名だたる作曲家たちが書き下ろした新作を収録した「アニバーサリー」(ともにマイスターミュージック)がリリースされ、絶賛を浴びている。01年より霧島国際音楽祭音楽監督。88年秋より06年春までインディアナ大学の教授を務め、04年4月から13年3月まで9年の長きにわたり桐朋学園大学学長を務めた。07年9月、サントリーホール館長に就任。日本芸術院会員。


(C)鍋島徳恭

萩原麻未(ピアノ) Mami Hagiwara, piano

2010年第65回ジュネーヴ国際コンクール〈ピアノ部門〉において、日本人として初めて優勝。年によって1位を出さないこの伝統あるコンクールでの8年ぶりの優勝となった。広島県出身。第27回パルマドーロ国際コンクールにて史上最年少の13歳で第1位。広島音楽高等学校を卒業後、文化庁海外新進芸術家派遣員としてフランスに留学。パリ国立高等音楽院及び同音楽院修士課程、パリ地方音楽院室内楽科、モーツァルテウム音楽院を卒業。日本、フランスを中心に、スイス、ドイツ、イタリア、ベトナムなどでソリスト、室内楽奏者として演奏活動を行っている。これまでに、スイス・ロマンド管、南西ドイツ放送響など国内外における主要オーケストラとも共演を重ねているほか、スイスのグシュタード・ニューイヤー・フェスティバル、フランスのラ・ロック・ダンテロン、ラ・フォル・ジュルネ(ナント/日本)等の様々な音楽祭に招かれる。14年にはトヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーン、ヴォーチェ弦楽四重奏団とも共演、好評を博した。メディアでは「題名のない音楽会」「らららクラシック」「クラシック倶楽部」「名曲アルバム」等のテレビ、ラジオ番組にも多数出演している。


(C)Akira Muto

後援:日本チェロ協会

オンライン予約

Hakuju Hallチケットセンター 電話:03-5478-8700

10:00~18:00
火~土(祝日・休館日を除く)

【DM会員先行発売】
11月19日(土)~11月25日(金)
※日・月・祝日 休み
【一般発売】
11月26日(土)~

ピアニスト萩原麻未さんの素晴らしさは様々な言葉で説明出来ると思いますが、私が一番強く印象付けられる点は萩原さんが持っていらっしゃる独特の色彩感です。ピアノという楽器からこれ程迄に多くの音色を引き出せるピアニストはおられないのではないでしょうか。それは単に音色の変化だけではなく、萩原さんが作り出すフレーズの中の一音一音として生きているのです。ですから表現の幅が拡がるだけでなく、音楽がそれ本来の生命を持ったものになってきます。
もう一つ萩原さんの演奏を特徴付け他の方の追随を許さないのが秀でたタイミングのセンス(日本語で言う「間」)でしょう。そこでは音楽が呼吸しているだけでなく、鋭い緊張感から逆に全てが穏やかに感じられる静けさまでが含まれていて、聴き手の心を自然につかみ、萩原さんの音の世界に誘い込みます。一緒に演奏する度にそれを感じる事が出来、素敵な音楽世界を楽しめますのは私にとって真に幸せなことだと感謝しています。これからも二人のレパートリーを増やし、新しい音楽芸術の世界を切り拓いていく喜びを皆様と是非分かち合いたい、という強い気持ちを持っております。

堤 剛